こんな疑問をお持ちではありませんか?
- 仮想通貨が”バーンする”ってどういう意味?
- バーンすると仮想通貨の価格が上昇するって本当?
- 仮想通貨のバーン予定を事前に知る方法は?
この記事ではそんな疑問をお持ちの方に向けて、仮想通貨が”バーンする”という言葉の意味、バーンが仮想通貨の価格に与える影響、バーンによって価格が高騰した事例、仮想通貨のバーン予定の情報を得る方法などをまとめてみました。
もくじ [非表示]
仮想通貨が”バーンする”とは?
”バーン”の語源はProof of Burn?
仮想通貨の情報収集をしていて、特定の通貨が”バーンする”という表現を見かけたけど、どういう意味なの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
”バーン”という破裂音から、破裂するようなイメージを持たれた方もいらっしゃるかもしれませんが、”バーン”というのは英語のBurn(燃える)からきています。
”バーンする”の語源はおそらくProof of Burn(プルーフ・オブ・バーン)だと思われます。
Proof of Burnというのは、誰も秘密鍵を知らないアドレスに仮想通貨を送金して使用不可能にする(=焼却する)ことにより、その金額を焼却したことを証明することでコインを発行するシステムのことです。
このProof of Burnというシステムを初めて採用したのは、2014年1月に公開CounterParty(カウンターパーティー)という通貨だそうです。
仮想通貨が”バーンする”の意味
Proof of Burnというコイン発行システムでは、Burnは、誰も秘密鍵を知らないアドレスにコインを送ることによって、使用不可能な状態にすることを意味します。
使用不可能な状態にする=Burnする(焼却する)ということですね。
そのことから、特定の仮想通貨を”バーン(Burn)する”という言葉も同様な意味で使われるようになったのではないでしょうか。
バーンが仮想通貨の価格に与える影響
仮想通貨を”バーン(Burn)する”と総発行枚数が減る分、その通貨の希少価値が高まるため、一般的にはバーン(Burn)後にその通貨の価格は高騰すると言われています。
しかし、実際にはそう単純な話ではなく、Burnの枚数が少ないためにインパクトがあまりなく、上昇しないケースもあるようです。
また、Burnが発表された通貨は、発表直後からBurnによる高騰を期待で買う人が増えるため、価格が上昇するものの、Burnが実施された後は横ばいだったり、逆に下落したりするケースもあります。
Burnが行われたからといって、一概に価格が高騰するとは言えないと考えておいたほうがよさそうですね。
バーンによる価格変動の事例
ALISはBurn実施直前に上昇・その後は下落
日本発の注目の仮想通貨ALIS(アリス)は、2017年9月23日にTwitterの公式アカウントで、バーンを発表しました。
実際にBurnが実施されたのは、11月27日です。
上のチャートの通り、Burn直前は大きく価格が上昇しましたが、その後は元の水準まで急落しています。
その後はじわじわ上昇を続けたものの、最近は下落傾向にありますね。
RebelliousもBurn前に上昇しその後下落
また、2017年2月14日にBurnが行われたRebellious(レベリアス)もBurnの前には価格が右肩上がりに上昇していますが、その後、じわじわと下落を続けています。
Rebellious(レベリアス)の場合は、Airdrop(エアードロップ)で残ったトークンをバーンするということでした。
Airdrop(エアードロップ)というのは無料で仮想通貨を配布することで、認知度の向上や保有者数の増加を目的として行われます。
Airdrop後は、価格が下がるケースも多いと言われていますので、Rebelliousの値動きはBurnよりもAirdropの影響が大きかったのかもしれません。
Burnだけに注目するのではなく、Burnが行われる理由や背景などについてもしっかり把握しておいた方がよさそうですね。
バーン&日本上場の可能性があるTRONに注目!
最近は、2017年3月末までに数回に渡りバーンが行われる予定のTRON(トロン)という通貨に注目が集まっているようです。
TRONの創業者であるJustin Sun氏は、以前、リップル(Ripple)の開発にも携わっていたという人物。
Justin Sun氏は中国発の大人気音楽ストリーミングサービス「Peiwo」のCEOも務めていて、TRONの導入が予定されているそうです。
さらに、Justin Sun氏は公式アカウントで、日本への上場を示唆するようなコメントを発表しています。
日本国内の取引所への上場も間近に控えているのではないかとの声も多いようです。
2017年3月までに実施されるバーンと日本の取引所への上場による相乗効果で、価格が上昇するのではないかという期待が高まっています。
今後のTRONの動きには注目しておきたいですね!
仮想通貨のバーン予定情報を入手する方法
バーン(Burn)は実際に行われる直前までに価格が高騰するケースが多いため、できるだけ早く情報を入手したいという方もいらっしゃると思います。
仮想通貨のバーンの予定情報を早めに入手するには、Cryptocurrency Calendarが便利です。
「UPCOMING EVENTS」(今後のイベント)タブを選択して「CATEGORIES」の中から「BURN」(バーン)を選択し、「SEARCH」(検索)をクリックすると、今後の仮想通貨のバーンの予定が一覧表示されます。
2018年2月28日にはKickCoin、3月1日にはOyster、3月15日には
Cartaxi Tokenのバーンが予定されているようですね。
このように一覧表示でBurnの予定をチェックできるので、とても便利だと思います。
ちなみに、このCryptocurrency Calendarの「UPCOMING EVENTS」(今後のイベント)タブでは、Burn以外にもエアードロップやリブランディングなどの予定もチェックできます。
参考記事:仮想通貨のリブランディングが価格に与える影響【チャート調査】今後の予定の調べ方も
仮想通貨のバーンが価格に与える影響まとめ
今回は、仮想通貨が”バーンする”という言葉の意味、バーンが仮想通貨の価格に与える影響、バーンによって価格が高騰した事例、仮想通貨のバーン予定の情報を得る方法などをまとめてご紹介しました。
この記事のまとめ
- 仮想通貨をバーン(Burn)するというのは、誰も秘密鍵を知らないアドレスに仮想通貨を送金して使用不可能にする(=焼却する)ことを意味する言葉
- バーン(Burn)により総発行枚数が減る分、その通貨の希少価値が高まるため、一般的にはバーン(Burn)後にその通貨の価格は高騰すると言われている
- Burnが行われたからといって、一概に価格が高騰するとは言えない
- 2017年11月27日にバーンを実施したALIS(アリス)はBurn直前は大きく価格が上昇しましたが、その後は元の水準まで急落
- 2018年2月14日にAirdrop(エアードロップ)で残ったトークンをバーンしたRebelliousもBurn実施前には価格が上昇したが、その後下落
- Burnだけに注目するのではなく、Burnが行われる理由や背景などについてもしっかり把握しておいた方がよい
- TRONは、2017年3月までに実施されるバーンと日本の取引所への上場による相乗効果で、価格が上昇するのではないかという期待が高まっている
- 仮想通貨のバーンの予定情報を入手するためには、Cryptocurrency Calendarが便利
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