地下鉄サリン事件などオウム真理教が起こした一連の事件で死刑判決が確定した13人の死刑囚のうち7人について、法務省は14日朝、東京拘置所から他の拘置所への移送を始めた。法務省は今後、死刑執行に向けた検討を本格化させるものとみられる。
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地下鉄サリン事件などオウム真理教が起こした一連の事件で死刑判決が確定した13人の死刑囚のうち7人について、法務省は14日朝、東京拘置所から他の拘置所への移送を始めた。法務省は今後、死刑執行に向けた検討を本格化させるものとみられる。
オウム真理教を巡っては、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚ら13人の死刑が確定している。13人は全員が東京拘置所で収容されているが、関係者によると、法務省は14日朝、このうち7人について、東京以外で死刑を執行する施設がある拘置所に向けて移送を始めた。7人の中に松本死刑囚は含まれていないという。
東京以外で死刑を執行する施設があるのは、札幌、仙台、大阪、名古屋、広島、福岡の6か所の拘置所で、関係者によると、死刑囚の親族の面会などを考慮し、実家などに近い拘置所に移送することもあるという。
13人については、2011年までに死刑が確定していたが、逃亡していた共犯者らが逮捕され、裁判が始まったことなどから、死刑の執行が見送られていた。しかし、今年1月に高橋克也受刑者の無期懲役が確定し、23年にわたった一連のオウム裁判は全て終結した。
法務省は今後、死刑執行に向けた検討を本格化させるものとみられる。
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