SEO対策とは~上位表示に必要な基本と方法まとめ
SEO対策は、「ユーザーの利便性」を第一に考慮しながら、サイトを最適化することが重要です。
ユーザーの利便性は、Googleが公式に掲げる重要な方針の1つであり、この方針をベースにSEO対策を進めることがサイトの上位表示に繋がると言えます。
ユーザーの利便性を考慮しながらサイトを最適化するにはどうしたらよいか?初心者もわかるよう具体的にSEO対策の基本手順や方法などまとめたのでご紹介します。
SEO対策とは
SEO対策とは、Googleの検索エンジンでホームページを上位表示させる対策のことです。
上位表示させるには、以下のGoogleの理念を念頭におくことが大切です。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。※引用元:Google が掲げる 10 の事実
つまり、ユーザーの利便性を第一に考えてSEO対策し、サイトを最適化しながら、上位表示を目指すことが重要となります。
この理念のもと、SEO対策を進めるには、まず「利便性が高いコンテンツ(検索ユーザーが求める情報があり、わかりやすく、見やすく、使いやすいコンテンツ)」を公開します。
利便性の高いコンテンツは、よく参照されてリンクが増えるので、Googleからの評価が向上し、上位表示されます。
このように、SEO対策で上位表示させるには、「利便性が高いコンテンツ」 + 「被リンク」が必要となります。
SEO対策の基本を最初にやっておこう
サイトの評価を最大限に上げるために、以下2つの基本的なSEO対策をまず実施しておきましょう。
URLを正規化して、Googleへ認識させるURLを1つに絞る
「www有無のURL」「index.html有無のURL」「デバイス別(PC/モバイル/タブレット)で異なるURL」といった複数のURLで同じページ(同じHTML)にアクセスできる場合、以下のような方法でURLを正規化しながら、SEO対策を進めます。
- 301リダイレクトする
URLを正規化するための301リダイレクトのコードを記述した.htaccessファイルをサーバーにアップロードする。
例、http://www.hogehoge.jp を、www有りから無しに正規化する場合 - サーチコンソールで使用するドメインを選択する
サーチコンソールにログイン後、正規化したいURLを選択し、「サイトの設定」から使用するドメインを選択して、「保存」ボタンをクリックする。
- canonicalタグを設定する
301リダイレクトやレスポンシブ対応できない場合、URLを正規化するためにcanonicalタグを記述したHTMLファイルをサーバーにアップロードする。
例、http://www.hogehoge.jp を、www有りから無しに正規化する場合
このように、アクセスできるURLやGoogleへ認識させるURLを1つに正規化し、サイトの評価対象を集中させながら、SEO対策を進めることが重要であり、基本です。
また、Googleは複数のURLでアクセス可能な場合、URLを正規化するように以下のように公式に言及してます。
お持ちのサイトにおいて、1 つのページに複数の URL でアクセス可能な場合や、別個のページのコンテンツが類似している場合(たとえば、ページにモバイル版と PC 版の両方がある場合)は、そのページについて、どの URL が正式なもの(「正規」)であるかを Google に伝える必要があります。
(中略)
正規ページの指定が重要な理由
次のような理由から、重複ページや類似ページについて正規のページを選択することをおすすめします。
- 検索結果でユーザーに表示する URL を指定するため。
つまり、同じコンテンツを持つ複数のURLが検索結果に表示されることは、検索ユーザーの利便性を損ね、Google検索の質を下げることにも繋がるため、URLの正規化がSEO対策の基本であるということです。
サイトマップを設置して、ランク付け(インデックス)を促進する
Googleで最も推奨されるXML形式のサイトマップを以下2パターンのいずれかを選択して設置し、ランク付け(インデックス)を促進しながらSEO対策を進めます。
- 専用ツールを使って生成したXMLサイトマップをサーバーにアップロードする
- WordPressのプラグイン「Google XML Sitemaps」を使う
これらいずれかの方法でXMLサイトマップを設置したら、サーチコンソールからXMLサイトマップファイルのURLを指定し、「送信」すれば、検索結果へのランク付け(インデックス)を促進することができます。
また、Googleはサイトマップの必要性と重要性について以下のように公式に言及してます。
Google がページを検出できるよう手助けする
(中略)
サイト上の重要なページへのリンクを含んだサイトマップ ファイルを用意します。また、そのようなページへのリンクの一覧を人が読める形式で記載したページ(「サイト インデックス」や「サイトマップ ページ」とも呼ばれます)も用意します。
(中略)
Google Search Console を使用してサイトマップを送信します。サイトマップを送信することで、Google がサイトの構造を認識してウェブページを検出しやすくなります。
つまり、検索エンジンへのランク付け(インデックス)促進に重きを置いたうえで、ユーザーの利便性を考慮しながらサイトマップを設置することがSEO対策の基本といえます。
SEO対策の方法・やり方(Google上位表示を目指す方法)
上位表示を目指すために、以下のような方法を駆使しながら、SEO対策を進めます。
専門的なサイトを設計する(キーワード選定)
専門的なサイトにするために、まずメインテーマを決めてから、サイト設計を始めることが重要です。
次に、メインテーマに関連するカテゴリを決め、関連するテーマはキーワードを選定しながら、以下のようにサイト設計します。
サイト設計例:
上記では、メインテーマを「Webマーケティング」にしたので、関連するカテゴリを「SEO」「アクセス解析」「ネット広告」としてます。
そして、各カテゴリの関連テーマは、「SEO」カテゴリでは、検索ボリュームのあるキーワード(検索ユーザーが求める情報)「SEO対策とは」「SEO リンク」「検索順位 チェック」を選定しました。
このように関連テーマを増やして、Googleに評価されやすい専門性の高いサイトを設計することがSEO対策で重要です。
Googleは、専門性の高いサイトを評価することを、以下のように公式に定義してます。
3.1 ページ品質評価:
最も重要な要素全体のページ品質評価を選択する際に考慮すべき最も重要な要素は次のとおりです。
(中略)
- 専門性、権威性、信頼性:
これは重要な品質特性です。あなたの評価を知らせるために、以下の追加要因に関する調査を使用してください。ウェブページ/ウェブサイトが有する専門性、権威、信頼性(EAT)の量は非常に重要です。 メインコンテンツの質と量、ウェブサイト情報、ウェブサイトの評判はすべてEATにウェブサイトを知らせる
※引用元:General Guidelines – Google 日本語翻訳
専門性を高めるために、以下のようなポイントを抑えてサイト設計しましょう。
- 「メインテーマ」を明確にする
- 「カテゴリテーマ」は、「メインテーマ」に属したものにする
- 「関連テーマ」は、「カテゴリテーマ」に関連するキーワードを選定する
- 「関連テーマ」は、検索ボリュームのあるキーワード(検索ユーザーが求める情報)を選定する
とくにキーワード選定は、サイト設計の段階だけでなく、サイト運用で重要なSEO対策です。
以下のような関連記事を参考に、効果的なキーワード選定を行うことをお勧めします。
利便性の高いコンテンツを作る
利便性の高いコンテンツとは、「検索ユーザーが求める情報があり、わかりやすく、見やすく、使いやすいコンテンツ」のことです。
このようなコンテンツを作るために、以下ポイントを抑えることが大切です。
検索クエリとの関連性を高めて、専門的な情報を提供する
「検索ユーザーが入力したキーワード(検索クエリ)」と「検索結果に表示されるタイトルリンク、リンク先のコンテンツ内容」のマッチ度(整合性・関連性)を高めることが重要です。
マッチ度(整合性・関連性)を高めることで、検索クエリと関連性の高い専門的な情報(利便性の高いコンテンツ)が提供できるので、Googleに評価されます。
※参考:専門的なサイトを設計する(キーワード選定)
検索クエリとの関連性を高めるには、以下のようにSEO対策します。
- 競合上位サイトの傾向を採用しながら、タイトルやコンテンツにキーワード(検索クエリ)を含める
- タイトルタグに、キーワード(検索クエリ)を含める
- 見出しタグに、キーワード(検索クエリ)を含める
- コンテンツのテキスト文章内にキーワード(検索クエリ)を含める
- コンテンツのテキスト文章内に関連キーワードを含める
このように、サイト内にキーワード(検索クエリ)を含めることを、以下のようにGoogleも公式に言及してます。
ユーザーがサイトを検索するときに入力する可能性の高いキーワードを検討し、そのキーワードを実際にサイトに含めるようにします。
独自性かつ信頼性の高い情報を提供する
オリジナルの観点や考え方、知識を含む独自性のあるコンテンツを高く評価することを、Google公式に以下のように言及してます。
オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。
ここで重要なのが、「独自性の高い情報」と「信頼性の高い情報」を結びつけて提供することです。
理由は、Googleが信頼性の高い情報を評価することを、以下のように公式に言及してるからです。
3.1 ページ品質評価:
最も重要な要素全体のページ品質評価を選択する際に考慮すべき最も重要な要素は次のとおりです。
(中略)
- 専門性、権威性、信頼性:
これは重要な品質特性です。あなたの評価を知らせるために、以下の追加要因に関する調査を使用してください。ウェブページ/ウェブサイトが有する専門性、権威、信頼性(EAT)の量は非常に重要です。 メインコンテンツの質と量、ウェブサイト情報、ウェブサイトの評判はすべてEATにウェブサイトを知らせる
※引用元:General Guidelines – Google 日本語翻訳
このように、独自の観点を、公式サイトや誰もが参照する有名サイトの信憑性の高い情報で裏付けて、利便性の高いコンテンツを提供しながら、SEO対策を進めましょう。
豊富な情報を提供する
豊富な情報を提供することを、以下のようにGoogleが公式に言及してます。
情報が豊富で便利なサイトを作成し、コンテンツをわかりやすく正確にページに記述します。
このことから、ページごとに情報量を増やし、サイトを充実させることが大切です。
つまり、検索クエリと関連性の高いページを増やし、ジャンルを絞ったボリューミーな専門サイトにしながら、SEO対策することが重要と言えます。
※参考:検索クエリとの関連性を高めて、専門的な情報を提供する
UX(ユーザーエクスペリエンス)を最適化する
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、「ユーザーの利便性」のことです。
UX(ユーザーエクスペリエンス)を最適化するには、以下のようなポイントに沿ってSEO対策します。
- わかりやすくする
画像の内容やテキストの内容を熟考し、検索ユーザーが求める情報をより理解しやすいものにしながら、わかりやすいサイトにする。
例えば、キーワードを適切に含めてページを作成したり、alt属性にわかりやす文言を記述して画像を提供することもわかりやすいサイトにする方法の1つです。 - 見やすくする
画像や余白(行間、文字間)、テキスト(色・サイズ・フォント・太字・下線)など調整し、重要な要素を際立たせてデザインにメリハリを効かせながら、見やすいサイトにする。
- 使いやすくする
あらゆるデバイスで同様のコンテンツを提供し、PC・モバイル・タブレット用に閲覧対応(レスポンシブ対応)しながら、使いやすいサイトにする。
AMP対応やファイルのリソースを減らすなどし、ページの読み込み速度を改善しながら、使いやすいサイトにする。
「パンくずリスト」や「グローバルメニュー」「フッターメニュー」「サイドナビゲーション」「目次」「ページのTOPへ戻る」などのナビゲーションを設置し、目的のコンテンツへたどり着きやすくしながら、使いやすいサイトにする。
このように、検索ユーザーが求める情報をより満足のいくように完成度を高めて提供し、利便性を高めながら、SEO対策を進めましょう。
Googleは利便性について、「一般的なガイドライン」で以下のように言及してます。
一般的なガイドラインに沿ってサイトを作成すると、Google がサイトを認識し、インデックスに登録し、ランク付けをするプロセスをスムーズに行う手助けとなります。
一般的なガイドライン
- Google がページを検出できるよう手助けする
- Google がページを理解できるよう手助けする
- 訪問者がページを利用しやすいよう手助けする
このことから、利便性を高めることで、サイトが評価されて順位が付きやすくなるということがわかります。
内部対策する
SEO対策では、検索クエリとの関連性を高めて専門的な情報を提供するために、以下のポイントに沿って内部対策します。
- タイトルタグを調整する
競合上位サイトの傾向に習い、前方にキーワード(検索クエリ)を含む簡潔な文言にしながら、タイトルタグを調整する。
- ディスクリプションタグを調整する
タイトルとコンテンツ内容との整合性を取り、前方にキーワード(検索クエリ)を含めてサイトの概要を簡潔に記載にしながら、ディスクリプションタグを調整する。
- 見出しタグを調整する
ページのテーマ(タイトル)に関連する内容にし、適宜キーワード(検索クエリ)を含む簡潔な文言にしながら、見出しタグを調整する。
- コンテンツの文脈にキーワードを入れる
「ページの冒頭や終わりのテキスト文章」や「見出しごとの冒頭や終わりのテキスト文章」に、キーワード(検索クエリ)を含めながら、コンテンツの文脈に自然な形でキーワードを入れる。
- 適切なHTMLタグを使う
見出しなら「Hタグ」、段落を用いた文章なら「Pタグ」、箇条書きや項目リストなら「ULタグ・LIタグ」のように、W3C(Web技術の標準化を行う団体)が提供する「W3C HTML5 仕様書」に基づいて、適切なHTMLタグを使う。
※参考:W3 Watch Reference | Web クリエイターのための HTML5, CSS, jQuery… クイックリファレンス - サイト内への関連リンクを増やす
テキスト文章内や下部、サイドカラムなどにページのテーマ(タイトル)に関わるリンクを入れて、サイト内への関連リンク(内部リンク)を増やす。
- 画像のalt属性を記述する
画像の内容を的確に説明する簡潔な文言にしながら、画像のalt属性を記述する。
このようにHTMLタグを調整し、「検索エンジン(Google)」がわかりやすい情報を提供しながら、SEO対策を進めることが重要です。
また、Googleの「一般的なガイドライン」にも、以下のような記載があります。
Google がページを理解できるよう手助けする
- ユーザーがサイトを検索するときに入力する可能性の高いキーワードを検討し、そのキーワードを実際にサイトに含めるようにします。
- <title> タグの要素と alt 属性の説明をわかりやすく正確なものにします。
つまり、検索エンジンにわかりやすいページを提供することが、利便性の高いコンテンツの提供につながると言えます。
利便性の高いコンテンツを宣伝して、被リンクを集める
ページの評価をより上げるために、利便性の高いコンテンツを宣伝して、以下のように被リンクを集めます。
- ソーシャルメディアを活用する
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを使ってフォロワーにコンテンツを宣伝し、ユーザーの訪問を促して「いいね!」や「リツイート」を獲得しながら、被リンクを集める
- 有料広告を活用する
Googleアドワーズ広告やYahoo!プロモーション広告などの有料広告でコンテンツを宣伝し、検索結果の広告(リスティング広告)や提携サイトの広告(ディスプレイ広告)からユーザーの訪問を促しながら、被リンクを集める
- メルマガを配信する
レポートダウンロードやデモアカウントなどの無料登録コンテンツで集めたメールアドレス宛てにコンテンツを宣伝(メルマガを配信)し、メルマガ読者からユーザーの訪問を促しながら、被リンクを集める
- 他サイトに掲載依頼をする
関連する他サイトに掲載依頼し、ホームページを紹介させてもらいながら、被リンクを集める
このように、より参照されるように利便性の高いコンテンツを宣伝しながら、SEO対策を進めることが重要です。
また、Googleは、宣伝の効果と被リンクについて公式に以下のように言及してます。
ウェブサイトを宣伝する
新しいコンテンツを効果的に宣伝すれば、同じテーマに関心を持っているユーザーに発見されるのが早くなります。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。
※引用元:Google が掲げる 10 の事実
このことから、利便性の高いコンテンツを宣伝しながら、被リンクを集めることがSEO対策で重要だと言えます。
コンテンツSEOを実施する
コンテンツSEOとは、文章(情報)の中身、内容がある情報を発信し、検索結果でサイトの露出を増やしていく方法のことです。
つまり、利便性の高いコンテンツを提供するために、検索クエリとの関連性が高い専門的なページを追加して、検索結果でサイトの露出を増やしていくことがSEO対策で重要となります。
コンテンツSEOを実施するために、以下のような手順でSEO対策を進めます。
ページを追加する
利便性の高いコンテンツを提供するために、以下ポイントを押さえてページ追加します。
これらのポイントについて、先述した内容をそのまま実行する形なので、「利便性の高いコンテンツを作る」を参照しながらSEO対策を進めます。
検索順位を計測する
ページごとに選定したキーワードの順位を、以下のようなツールを使って、日常的に検索順位を自動取得できるようにします。
ページごとに選定したキーワードについては、「専門的なサイトを設計する(キーワード選定)」で触れてますのでご参照ください。
- BULL
http://bullseo.jp/
検索順位チェックツールBULLは、完全自動の順位チェックツールです。
専用ソフトのインストールが不要で、検索順位を支店や顧客と共有可能。スマートフォン、タブレットPCでも使えます。 - GRC
http://seopro.jp/grc/
SEOツールラボでは、アクセスアップを支援するSEO/SEMツールを無料配布しています。検索エンジン順位チェックツールGRCはプロにも利用されているお勧めツールです。
このようなツールで検索順位を把握し、上昇・下落・停滞といった順位状況をすぐ監視できるようにすることが大切です。
そして、順位が上がらないキーワードをピックアップして定期的にページをリライトし、利便性の高いコンテンツに改善しながら、SEO対策で上位表示を目指すことが重要です。
ページをリライトする
定期的に検索順位が上がらないキーワードで検索して検索傾向を再確認しながら、以下のようなポイントを押さえてページをリライトします。
- 競合上位サイトの傾向を見直す
実際に順位が上がらないキーワードで検索して表示される競合上位ページのタイトルやコンテンツ内容を採用し、検索クエリとの整合性を高めながら、ページをリライトする。
- サジェストを見直す
Googleオートコンプリート機能やサジェストツールでわかる関連キーワードをコンテンツ内容に採用し、検索クエリとの整合性を高めながら、ページをリライトする。
- 関連するキーワードを見直す
実際に順位が上がらないキーワードで検索して下部に表示される「●●に関連するキーワード」をコンテンツ内容に採用し、検索クエリとの整合性を高めながら、ページをリライトする。
このように、Google検索結果を定期的に見直して変化するニーズのある語句(検索ユーザーが求めるコンテンツ)を常に採用し、より利便性の高いコンテンツを目指しながら、ページをリライトすることがSEO対策において重要です。
検索トラフィックを監視する
コンテンツSEOの目的でもある、検索結果でサイトの露出が実際に増えてるか?判断するために、以下のようなツールを使って、サイトの検索トラフィックを監視しながらSEO対策を進めます。
- サーチコンソール
https://www.google.com/webmasters/tools
サーチコンソール(Google Search Console)とは、検索におけるサイトパフォーマンスの分析改善に役立つ、Googleが無料提供する高機能サイト解析ツールです。
サーチコンソールを設定後、メニューの「検索アナリティクス」機能から、検索トラフィックを確認できます。 - Googleアナリティクス
https://www.google.com/intl/ja_jp/analytics/
Googleアナリティクスは、サイトのアクセス状況が確認できる最も有名なGoogle提供のSEOツールです。
Googleアナリティクスを設定後、メニューの「集客」>「すべてのトラフィック」>「チャネル」>「Organic Search」から、検索トラフィックを確認できます。
このようなツールで、検索からどの程度サイトへアクセスが流入してるか把握し、増減・停滞といった検索トラフィック状況を確認しながら、最終的に右肩上がりにグラフが推移するようにSEO対策を進めることが重要です。
SEO対策の効果
ユーザーの利便性を考慮したSEO対策を行うことで、サイトの価値が高まり、以下のように検索順位が上昇します。
検索順位が上がったことで、以下のように検索トラフィックも上昇してることがわかります。
このようにSEO対策の効果が実感できるのは、「数分後」「数時間後」「数日後」などサイトやページによってタイミングが異なります。
基本的に、Googlebotがクロールしたページの内容をインデックスに格納し、処理されることで、SEO対策の効果が表れます。
SEO対策の効果を早めるには、「XMLサイトマップの設置」や「Fetch as Google」を活用します。
無料で出来るSEO対策
SEO対策は知識があれば基本的に無料でできるものです。
SEO対策を進める過程でどのような部分が無料でできるか?など踏まえ、以下紹介したいと思います。
- ブログサービスを活用する
はてなブログやFC2ブログ、アメブロなどの有名な無料ブログサービスでSEO対策が施されたサイトを活用しながら、費用をかけずにSEO対策を行う。
- サイト状況を把握する
検索順位や被リンクの数、テキスト量、滞在時間、直帰率などあらゆる要素が検索順位の決定要因に絡んでます。
これらのサイト状況を調査できるGoogleアナリティクスやサーチコンソール、順位チェックツール、SEO無料診断などの無料ツールを活用しながら、費用をかけずにSEO対策を進めることができます。関連コンテンツ - レポートを活用する
無料のレポートを参考に必要なテクニックを活用しながら、SEO対策を進める。関連コンテンツ
- 情報サイトを活用する
順位変動、アルゴリズム等の検索エンジンまわりの最新情報を把握し、Googleの動向を確認しながら、SEO対策を進める関連コンテンツ
- 内部対策
内部対策は、HTMLファイルのソースコードを編集できる能力があれば、一般的に無料でできる効果的なSEO対策です。
- 被リンク対策
良いコンテンツをうまく宣伝することが被リンク対策の最大化につながり、無料でできる強力なSEO対策です。
例えば、無料ブログサイトで記事を投稿後、FacebookやTwitterなどのソーシャルサービスを活用し、無料アカウントを開設して呼び込んだファンにサイトを宣伝するといった対策方法です。
この方法は、自然な被リンクが集まりやすく、サイト評価の向上に最も効果的な無料SEO対策の1つです。被リンク対策でよくあるのが、サイトを無料登録できるディレクトリサービス(Yomi-Search系)です。
登録するだけで被リンクになりますが、ディレクトリ登録などの被リンクは質の低い被リンクと判断され、サイトの評価が落ちる原因となりますので、あまりお勧めできない無料のSEO対策です。 - コンテンツ対策
利便性の高いコンテンツを作って公開することは、無料ブログサービスなどを活用すればだれでもできるコンテンツ対策であり、無料でできる強力なSEO対策です。
コンテンツを作ることはできても、利便性の高いコンテンツを作るには、タイトルやコンテンツ内容(画像やテキスト文章)をよく熟考し、試行錯誤が必要となります。現在のSEO対策では、「利便性の高いコンテンツ」が検索上位化に必要不可欠です。 ※参考:利便性の高いコンテンツを作る
SEO対策の費用
SEO対策に費用をかける場合、以下のような選択肢があります。
- 有料テーマを利用する
ブログテーマやテンプレートを購入し、基本的なSEO対策が施されたサイト構造を導入しながら、初期費用を投資して対策する。
- 広告を活用する
PPC広告(GoogleアドワーズやYahooプロモーション広告等の有料広告サービス)を使ってリスティング広告やディスプレイ広告を出稿し、サイト宣伝による認知で被リンク効果を狙いながら、費用をかけてSEO対策する。
- 専門業者に依頼する
SEOやWebマーケティング業務を担ってる企業に依頼し、プロの観点から本格的かつ効果的なSEO対策を費用をかけておまかせする。
当ブログ「SEOラボ」運営のディーボは、SEO専門業者です。関連記事 - ツールを活用する
高機能または必要なSEOツールを購入して独自に分析し、部分的に費用をかけながら、SEO対策を進める。これらのような有料サービスをうまく取り入れ、効果的なSEO対策をしながら、順位上昇を目指す方法があります。関連記事
SEO対策会社の選定ポイント
SEO対策を専門会社に依頼し、サイトを最適化してもらうことで、ホームページのパフォーマンス向上が期待できます。
実際にSEO対策の会社を選定する際、以下のようなポイントを押さえて見定めることが大切です。
- サービス内容や体系を比較
専門会社、もしくはWebマーケティングを一括りとした会社なのか?といったサービス体系を把握し、かかる費用や内容を比較しながら、SEO対策会社を選定する
- 評判
会社名やサービス名を調査し、評判の良し悪しを参考に、SEO対策会社を選定する
- 実績
検索順位の上昇やオーガニック検索の増加といった実績を参考に、SEO対策会社を選定する
- 運営期間
サービスを提供してる期間や、サイトの運営期間など参考に信頼性を判断しながら、SEO対策会社を選定する
このようなポイントから、少しでも納得の行くサービスを選定しながら、自分に合ったSEO対策会社を見つけましょう。
ブログを使ったSEO対策
WordPressなどのCMSで構築したものや、アメブロなどの有名サービスを活用したブログを使ってSEO対策することが多いと思います。
ブログを使うことで、以下のようなSEO対策を効率的に進めることが可能です。
- プラグインを使う
- 記事を投稿する
- テンプレートを調整する
- デザインテーマを変更する
- タイトル名を調整する
- キーワードの数や位置を調整する
- リライトする
このような調整を行いブログサイトを最適化することで、順位上昇によるオーガニック検索からのトラフィック増加が期待できます。
ブログを使ったSEO対策の効果を確認するには、サーチコンソールやGoogleアナリティクスを活用するのが便利です。
- オーガニック検索
Googleアナリティクスを活用して、オーガニック検索がどの程度増えてるかアクセス推移を確認する
- 検索順位
サーチコンソールの検索アナリティクス機能を活用して、検索クエリの順位推移を確認する
まとめ
Googleの検索アルゴリズムは常に変化し、検索ユーザーが求めるコンテンツを評価し続けます。
つまり、検索クエリにマッチしたコンテンツを提供し、利便性の高いサイトにしながら、SEO対策を進めることが重要です。