今回はキーボード付きAndroid端末であるGemini PDAにTermuxをインストールして,
Gemini PDAとは
Gemini PDAとは2017年にクラウドファンディングで出資者の募集を開始し,
- キーボード付きのクラムシェル型端末であること
- WiFiだけでなく4G LTEにも対応し,
技適マークがついていること - AndroidだけでなくLinuxや他のOSにも対応予定であること
おそらく本記事の読者であればダメージが大きいしっくりくるでしょう。
大まかなスペックは以下のとおりです。
ネットワーク | WiFi 802. |
---|---|
Bluetooth | 4. |
画面 | 5. |
バッテリー | 4220mAh |
サイズ | 幅17. |
重量 | 約320g |
SIMスロット | 4GモデルのみSIMスロット+eSIM |
SoC | MediaTek Helio X27 |
CPU | 10コア |
GPU | ARM Mali 875MHz |
メモリー | 4GB |
内部ストレージ | 64GB |
拡張スロット | microSD |
カメラ | 5Mピクセルフロントカメラ |
サウンド | ステレオスピーカー, |
USB | Type-C 2ポート |
その他 | GPSあり, |
キーボード付きのモバイル端末は古くからマスとは言えないものの,
- ※1
- DM200はLinuxが動いているリッチなARMデバイスなので,
DM200が起動しなくなるリスクを受け入れられるのであればUbuntuを動かすことも可能です。詳細はichinomotoさんが書かれた 「Debian on Pomera DM200」 などを参照してください。moyashiさんのまとめ記事も参考になることでしょう。いずれもDebianの話ではありますが,rootfsをUbuntuに差し替えればUbuntu化が可能です。
この手の海外製デバイスは日本で利用するにあたって電波法の壁が待ち受けていることが多いのですが,
そんなGemini PDAが無事に製造を終え,
残念ながらAndroid版ファームウェアの出荷を優先させたため,
Gemini PDAのキーボード設定
Gemini PDAはAndroidがプリインストールされているので,
この初期状態のキーボードアプリは日本語配列に設定してもFnキーのレイアウトが英語のままになるという不具合があります。このため特に
- ※2
- 英語配列において@マークは
「Shift+2」 なのですが, Geminiの日本語配列の場合 「Shift+2」 は当然ながら 「"」 であり, @マークは 「Fn+J」 になっています。そしてFnキーのレイアウトが英語だと 「Fn+J」 を押すと 「"」 が入力されました。
Fnキーのレイアウト問題はキーボードアプリの更新で修正可能です。本来はPlayアプリでアップデートが表示されるはずですが,
更新後はAndroidの設定の