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アダプターがあればいざというとき困らない
ビジネスホテルや喫茶店などで、スマホ用の充電器を貸し出すサービスを提供しているところがある。いざというときに頼りになるが、そのほとんどはmicroUSB端子やLightning端子の充電器。USB Type-C対応のスマホを使っていると途方に暮れることがある。
そんなときは、変換コネクターやケーブルが必要だ。100円ショップでも購入できるので、緊急時のために1つ持っておくと便利だ。変換コネクターは小さく、ケーブルは短いので、充電ケーブルよりも携帯しやすい。充電だけでなく通信にも使える。
さまざまなタイプのUSB Type-Cケーブルを紹介した。これらを調べてみると、スマホへの給電時の電流については、リールタイプ以外はそれほど差はなかった。給電能力についてはあまり気にせずに、好みで選んでも問題なさそうだ。
ただし、100円ショップで売られているUSB Type-Cケーブルや変換コネクターは、基本的に「USB 2.0」という規格である点には注意したい。速度は規格上最大480Mbpsとなる。最大5GbpsのUSB 3.0(USB 3.1 Gen1)ケーブルや最大10GbpsのUSB 3.1 Gen2接続と比べると、かなり低速だ。
また急速充電を実現するUSB PD(Power Delivery)に、これらのケーブルや変換ケーブルは対応していなかった。この点にも留意したい。
多くの100円ショップのケーブル売り場では、microUSBケーブルとUSB Type-Cケーブルが混在しているようだ。間違えやすいので、種類をよく確認してから購入しよう。