イスラエルのセキュリティ企業CTS-Labsは、AMDのプロセッサ「Ryzen」と「EPYC」に13件の重大な脆弱性が見つかったと発表した。
CTS-Labsによると、AMDの「EPYC Server」「Ryzen Workstation」「Ryzen Pro」「Ryzen Mobile」の各プロセッサに、同社が「RYZENFALL」「FALLOUT」「CHIMERA」「MASTERKEY」と命名した4種類の脆弱性が存在する。
攻撃者がこの脆弱性を悪用すれば、RyzenとEPYC Secure Processorの制御、Ryzenチップセットの制御、AMDチップへのマルウェア挿入、高度なセキュリティに守られたエンタープライズネットワークからの情報盗み出し、エンドポイントセキュリティ対策の迂回、ハードウェアの物理的な破壊といった行為ができてしまう恐れがあるという。
CTS-Labsでは業界の専門家の話として、MASTERKEYやRYZENFALL、FALLOUTのようなファームウェアの脆弱性については、修正するのに何カ月もかかると説明。CHIMERAのようなハードウェアの脆弱性については修正ができず、緩和策が必要になるとしている。
今回の脆弱性については、AMDやMicrosoftなどにも連絡したとCTS-Labsは説明する。ただ、CNETなどの報道によれば、AMDに連絡があってから24時間もたたないうちに、脆弱性に関する情報が公開されたという。AMD広報はCNETに対して「まだ報告を受けたばかりで、現在調査を進めている」とコメントしている。
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