Scrapboxで音声入力を確実にする方法
情報管理LOGの@yoshinonです。
先日、Scrapboxの音声入力に関する記事を書きました。
Scrapboxと音声入力の相性が悪い(バグ?)問題
その中で、どうもScrapboxの音声入力には、バグがあるのではないか?
ということについて書きました。しかし、有益な情報が入りましたので、そのことも含めて確実にScrapboxで音声入力する方法について書いていきます。
【 Scrapboxで音声入力を確実にする方法 】 1.Scrapboxの音声入力でバグ? 2.モーダルウィンドウに音声入力する 3.Gboardを使う 4.Textwellから音声入力をする |
先日、Scrapboxで音声入力をするとどうなるかについての記事を書きました。
結論としては
・iOSの音声入力をすると最初の一文字が二重に入力されてしまう
・Windows音声入力は、使えるけど認識精度がイマイチ
という結果でした。
特にiOSの音声入力に関しては、専用アプリであるPoter上でも
Chrome上でも同じ結果になりました。
どうも、サードパーティー製のキーボードアプリでも同様の問題が発生することから、インライン入力を擬似的に実現しているものに関しての特有の症状とみて良い感じです。
とはいえ、そこで引き下がらないのが、情報管理LOGです。
1つ目は、前回の記事を書いた時に、すぐさまブログのコメントに情報が寄せられました。この速度感に感動しますね。
入りにくい居酒屋 says..."" 同じ不満がありました。 https://twitter.com/shokai/status/968640757648187392?s=12 iOSのSafariの場合、キャレット(文字カーソル)を長押しして表示されるメニューのPasteを選んで表示されるモーダルにiOSの音声入力するとうまくいきました。
Scrapboxと音声入力の相性が悪い(バグ?)問題 - 情報管理LOG
そこに紹介されているツィートもこちらでご紹介。
どうやら、既知の問題のようで、Scrapboxへの要望に載せられていました。
iOS音声入力への対応 - Scrapboxへの要望 - Scrapbox
Windows、Android、Macなどの音声入力は、日本語IMEと同じイベントを起こしてくれるようですが、なぜかiOSの音声入力だけは、
iOSの音声入力だけが、前の文や単語の修正をIME的にやらず、入力済テキストエリアの値を外部から操作する事で実装されているようです
iOS音声入力への対応 - Scrapboxへの要望 - Scrapbox
という仕様のようです。
そこで、公式側として用意したのが、このモバイル用のテキストペーストmodalで対応することを推奨しています。
公式に貼ってあったGIFでご紹介。
ただし、これはiOSのSafariやChromeではできますが、公式アプリであるPoterではできません。長押ししても、「調べる」しか出てきません。このあたりの情報をお持ちの方は、教えていただけないでしょうか?
というわけで、なぜそのような現象が起こるか理解できたので、仮想的なインライン入力を経ない方法でやれば、音声入力できそうだという見通しが立ちました。
そこで、2つ目の解決方法は、Google謹製のGboardというキーボードを使います。
この使い方などについては、過去記事を参照してください。
【過去記事】
❏ iOS版のGboradを使ってみたよ
❏ iOS版のGboradを使ってみたよ(その2)
まずは、ChromeのScrapboxで音声入力してみます。
ここをタップすると
音声入力が始まります。そして、終わったら右下の送信ボタンをタップ。
ちゃんと入力されました。入力されるまで若干のタイムラグがあります。これがかなりのストレスになってしまいます。
次にPoter上でもやってみます。
同じように音声のボタンを押して音声入力をします。
やはり、 入力が反映されるのに若干のタイムラグがあります。う~ん、何だろコレ?
しかし、一文字目が重複して入力されるようなことはありませんでした。
TextwellとScrapboxの連携といえば、 W&R : Jazzと読書の日々を外すわけにはいきません。
もちろん、 公式アプリであるPoterからも、Textwellを呼び出し、連携させることができるようにスクリプトを公開しています。
Scrapbox専用のiPhoneアプリがやってきた Porter for Scrapbox - W&R : Jazzと読書の日々
これを、 Poterに組み込めば、Textwell上で入力してPoterに帰ってくるということが実装できるのです。素晴らしい。
スクリプトの導入のしかたですが、 この鉛筆アイコンをタップします。
そうすると、編集モードになるので、右上の+アイコンをタップします。
ここに、先ほどの W&R : Jazzと読書の日々さんで紹介されていたスクリプトをペーストすれば良いのです。
私は、「Tex」というアイコンで登録したのでそこをタップします。
そうすると、Textwellが立ち上がります。
Textwellには、先ほどのScrapboxで入力されていたものが入った状態で立ち上がります。
あとは、 iOS の音声入力でも、Gboardでも好きな音声入力アプリを使って入力しましょう。
TextwellからScrapboxに帰ってくる時もスクリプトを使います。
これも、 W&R : Jazzと読書の日々にあるスクリプトを使います。
もしTextwellがScrapboxを呑み込んでしまうとしたら? - W&R : Jazzと読書の日々
詳細は、記事を読んでいただきたいのですが、これによってTextwellからScrapboxに音声入力された文字列を運んでくれるのです。素晴らしい!
情報管理LOGの眼
公式アプリに期待
公式アプリに期待
Scrapboxは、 音声入力とかなり相性が良いのではないかと思っています。なので、公式アプリが正式に音声入力に対応してくれることが最も望ましいです。様々なアイディアや思考の断片を入れるには、Scrapboxは最適なので、是非とも検討してもらいたいなと思います。
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