大阪府警保安課は13日、倉庫で拳銃やライフル銃の実弾を大量に放置したとして、銃刀法違反と火薬類取締法違反の疑いで、三菱マテリアルの子会社「三菱伸銅」(東京)の三宝製作所(堺市堺区)の男性所長(59)ら幹部4人と、法人としての同社を書類送検した。押収した実弾や空包は計約6万7千発に上る。
保安課によると、同製作所では1960年代以降、製品として銅を再利用するため海外からスクラップを輸入。その際、混入していた不要な実弾などを取り除き、倉庫のドラム缶の中にため、長年放置していたという。
送検容疑は2017年8月、倉庫で実弾や空包計約2千発を所持した疑い。「もっと早く警察に届けるべきだった」と全員容疑を認めている。
倉庫の整理で実弾などが見つかり、同年8月、同製作所が府警に届けた。〔共同〕