2018.03.13 Tue posted at 11:18 JST
(CNN) ギリシャのサッカープロ1部「ギリシャスーパーリーグ」で、審判の判定に不満を持ったクラブの会長が銃を携帯したままピッチに乱入したため、試合が打ち切られる出来事があった。
乱入があったのは11日に開催されたPAOK対AEKアテネの試合。試合終了間際にPAOKの選手が挙げたゴールについて、審判が取り消しの判定を下した。
得点が決まったのかどうか混乱が続くなか、PAOKのイバン・サビディス会長がボディーガードとともにピッチに乱入。腰のホルスターには拳銃が収まっていた。サビディス会長はピッチ外に出されたが、試合は打ち切りとなった。
地元メディアによれば、文化・スポーツ省はリーグの無期限停止を決定した。欧州サッカー連盟(UEFA)と国内リーグと連絡を取り合っており、全員が合意できる新しく明確な枠組みが出来るまではリーグは再開しないという。
国際サッカー連盟(FIFA)はCNNの取材に対し、声明で、今回の出来事を認識していると述べた。こうした出来事を非難するとしたが、「国内リーグでの出来事に対する懲戒処分は全て、ギリシャサッカー連盟の管轄下にある」と指摘した。
一部メディアによれば、サビディス会長は銃携帯の許可証を持っていたものの、ピッチに乱入したことで逮捕状が出されたという
同会長の広報担当はロシアメディアに対し、会長は誰も銃で脅かしていなかったと指摘。一部メディアの報道については間違っているとし、「会長は携帯許可を持って銃を携帯している。ギリシャでは違法ではない」と述べた。
ギリシャスーパーリーグは今回の試合結果について、1対0でPAOKの勝利としている。しかし、この結果が最終的なものかどうかは不明。
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