巷には美味しそうな料理がたくさんあります。肉や魚、野菜や果物、スイーツ、、、たくさん。ネットの海にダイブすれば、それらの写真が多く掲載されており常に私達を誘惑してきます。
そんな料理写真ですが、いざ自分が撮影しようと思うと、これがなかなか難しい。どうやって撮れば美味しく見える? 目を惹く料理写真ってどうやって撮るの?
そういった疑問を解決するため、料理写真のコツを6つにまとめてみました。
目次
①マクロレンズを使ってみる
では実際に撮影する時、そもそもどんな準備をしておけばいいの? どんなレンズを使う?というところから考えてみましょう。
料理を撮影する時には、主役の料理を大きく撮影できるレンズが必要です。
せっかく撮ったのにどの料理を見て欲しかったのか分からない、、、なんてことになったら残念すぎます。私はこれを本当によくやらかすorz
ですので食べ物を撮影する際には、マクロレンズなど、狙ったものを大きく写せるレンズが有力。
ランチでお寿司を食べた時の写真です。お皿の上には10貫ほどのお寿司がありました。引いて撮るとお皿全体が写り、それはそれで素敵でしょうが、今回は鯛を主役としました。しっかりとマクロレンズを使用し大きく写すことで新鮮なネタが美味しそう。
最短撮影距離が長いがために少し苦労したのはまた別のお話、、、。
マクロレンズの使い方はこちらへ。
②料理を左右に寄せるとオシャレに見える
レンズの次は撮り方に注目します。
これは構図の考え方と同じで、ど真ん中に料理を置いてしまうと安定はしますがありきたりな写真になりがち。
そこで少し左右に寄せるだけであら不思議。オシャレな雰囲気の写真に早変わり。
悩んだらズラしておきましょう。
フルーツサンドを左側に寄せることでオシャレ度アップをはかりました。
寄せ方も三分割構図を意識するとなお良いかも。
広島にある喫茶店で食べたんですが、フルーツ盛り盛りでとても美味しかった。
③料理にしっかり寄る。余計なものを入れない
料理撮影の原則は余計なものを入れないこと。
狙って入れたのなら問題ないですができる限り背景は整えておきましょう。①で紹介したマクロレンズを使用することも、これに通じてきます。
イチジククレープです。これ本当に美味しかった。。。
机の奥側には飲み物やお手拭きなどがありますが、余計なものは写さない。しっかりと寄って主役を明確にしておきましょう。
大きく撮ることでイチジクの瑞々しさが引き立ちますよね。
④シズル感を出していく
料理撮影方法を勉強していると「シズル感」という単語をよく見かけます。
はて、何だそれは。
シズル感は、肉を焼く時の「ジュー」という音が、英語の擬音語で「シズル(sizzle)」と聞こえることに由来します。肉がジュージューと焼けて香ばしい香りが鼻孔をくすぐり、肉汁がしたたり落ちるのを見て、食欲がそそる様子を表しています。
シズル感の正しい意味とは?五感を使った広告演出とキャッチコピーの使い方
上記HPより引用。
なるほどなるほど、「肉」を撮影するのではなく「ジュージュー焼けてる肉」を撮影しろということですね。
こんな感じでしょうか。
熱々、艶々な親子丼!シズル感出てますか?
湯気であったり、滴る肉汁であったり、はたまたトロッとソースをかける瞬間、なんていうのもシズル感になるのかもしれません。動きを取り入れる感覚に似ていますね。
鳥専門店で食べた親子丼で、鳥がもうとろっとろ。出汁が染みてて美味しいのなんのって。ここはリピート確実です。
⑤主役以外をボカす
これはもう言葉通り。せっかく一眼レフを使用しているのであれば、余計なものはガンガンボカしてしまうのも1つの方法です。
周りを綺麗に整えて副題にしちゃうのも素敵ですが、なかなか上手く片付かない時もあるかと思います。その時はF値を下げてボカすことで主役以外に視線を行かなくしちゃうと、背景のゴチャゴチャ感もマシになります。
⑥光の向きを意識する
撮影の際、できるだけ光の向きを意識してみてください。
順光で撮影する場合は料理の色がしっかり分かる代わりにのっぺりした印象になります。その反面サイド光や逆光で撮影すると、光の強弱がつき料理の印象が変わってきます。
ぜひサイド光や逆光で狙ってみましょう。
これは左からのサイド光で撮影したものです。右側との光の強弱があり、意外と上手く撮れてるのじゃないかなぁと思ったり。
まとめ
以上の6つが料理を美味しく撮るコツです。
きっと他にもたくさんの技があるでしょう。1つ1つ練習しながらカメラが上手になれると嬉しいです。
余談ですが、こうして料理の写真を見つめているといつも以上に食欲が刺激される気がします。夜ご飯食べすぎないように気をつけなければ。