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社会

架線固定するワイヤの破断が原因 名鉄空港線の運休

 愛知県常滑市の名鉄空港線で、回送電車のパンタグラフや架線が破損し、電車が立ち往生した問題で、名鉄は12日、架線を固定するワイヤが破断し、架線がずれたことが原因になったと発表した。ワイヤが破断した理由は不明という。

 現場は、知多半島と、中部国際空港がある空港島を結ぶ連絡橋の上で、緩い右カーブ。4両編成の2両目のパンタが破損し、列車に電気を供給する架線も230メートルにわたって壊れた。

 名鉄によると、カーブ部分の架線は、ワイヤと金具で線路左手の柱に固定しているが、現場付近のワイヤが1本、破断しているのが見つかった。金具はなくなっていた。

 破断によって架線の一部がずれたため、パンタがばねの力で上に伸び、そのまま不自然な形で、架線の一部と接触。架線とパンタの破損につながったという。

 ワイヤの破断原因は調査中。立ち往生した9日は、現場付近で秒速17メートルの強風を観測したが、名鉄は「設計上は十分な強度があった」としている。2月20日の定期検査の際も異常はなかったという。

 空港線の常滑―中部国際空港間では、11日の始発から運転を再開するまでの2日間に上下計455本が運休し、4万7千人に影響した。代行バスを3万人が利用した。会見した名鉄鉄道事業本部計画部の名倉緒部長は「お客さま多くの方々にご心配、ご迷惑おかけしたことを深くおわび申し上げる」と陳謝した。

(中日新聞)

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