顧客のジョブをイノベーションのインプットにする──アイディア先行型では難しい理由
第1回
昨年より、ジョブ理論(Jobs To Be Done Theory)が日本において大きな注目を浴びるようになってきました。本連載では、「顧客のジョブ」というレンズを通じてイノベーションを再考することから始め、イノベーションプロセスに基づくジョブ理論の実践、さまざまな事業領域(プロダクト/サービスのデザイン/開発から購買経験の向上まで)への活用について考察していきます。また、従来マーケティング領域を中心に活用されてきた「ペルソナ」との違い、ジョブ理論と同じく大きな関心を集めているデザイン思考との融合についても解説していきます。さらに、今後起こり得るデジタルトランスフォーメーションにおけるジョブ理論の活用、外部組織との共創によるオープンイノベーションを含むICoE(イノベーションセンター・オブ・エクセレンス)の活動についても触れていきます。
[公開日]2018年03月13日
[著] 白井 和康