KHBニュース
東日本大震災から7年 宮城県内で“祈りの光”
2018年3月12日20時1分
震災から7年の11日、宮城意見内の各地で追悼のキャンドルイベントが開かれ祈りの光に包まれました。このうち、青葉区では高校生のボランティアが中心となり、メッセージが書かれた紙コップに火を灯し犠牲者を悼みました。参加した女子大学生「これが届いているのかというのは実際私たちは感じることは出来ないんですけど、いろいろな人に、今生きている人にも亡くなってしまった人にも何か届けばいいなと思いました」また、最も多い犠牲者を出した石巻市では、亡くなった人の数と同じ3600個のキャンドルで作られた「3・11」や「追悼」の文字などが暗闇に浮かび上がりました。がんばろう!石巻の会黒澤健一事務局長「自分たちが一歩一歩作り上げて、いまよりもさらに暮らしやすい次の犠牲を出さないための行動が取れるまちになっていってほしいと思っています」
宮城・仙南地域 放射性廃棄物の試験焼却20日から
2018年3月12日19時59分
福島第一原発事故で発生した放射性廃棄物の問題です。仙南地域が1キロ当たり8000ベクレル以下の廃棄物について、今月20日から試験焼却すると発表しました。県内で初めての試験焼却となります。先月、県南の2市7町からなる仙南地域広域行政事務組合は、今月から単独で試験焼却を始めることで合意し、12日、今月20日から開始すると発表しました。最初に焼却されるのは白石市のほだ木で1日1トンを一般のごみと混ぜて、合わせて5トン処分します。その後、焼却施設周辺の空間の放射線量などの調査を行います。試験焼却の開始を受け村井知事は歓迎しています。村井知事「汚染廃棄物の処理なしに復興が終わった形にはなりません。最大の懸案事項です。一歩一歩、前に進めていくためにも試験焼却進めていく必要があります」
仙台市役所の男性職員が岩手山で死亡 滑落か
2018年3月12日19時57分
岩手県の岩手山で行方が分からなくなっていた仙台市役所に勤務する46歳の男性が、11日に見つかりその場で死亡が確認されました。死亡したのは仙台市役所の職員、森下達士さんです。森下さんは今月5日から行方が分からなくなっていて警察に行方不明届が出されていました。警察が携帯電話の位置情報などを調べたところ、森下さんが岩手山周辺にいることが分かり、6日と10日にヘリコプターで捜索しましたが発見できませんでした。その後、10日の夕方に、登山者が岩手山の山頂付近で森下さんのものと思われるストックなどを見つけ、警察が11日再びヘリで捜索したところ、仰向けで倒れている森下さんを発見したということです。警察は森下さんが登山道を外れ、滑り落ちたとみて死因などを調べています。
宮城でも国公立大2次試験の後期日程試験
2018年3月12日19時55分
国公立大学2次試験の後期日程試験が県内の3つの大学で行われました。このうち東北大学では10の学部のうち経済学部と理学部の2つの学部で後期日程試験が行われました。募集人員は経済学部が30人、理学部が58人で、志願倍率は経済学部が18.2倍、理学部が14.7倍です。12日は宮城教育大学と宮城大学でも後期日程試験が行われました。合格発表は今月20日以降に行われます。
宮城“むすび丸”11歳の誕生日 今年の目標は?
2018年3月12日19時54分
宮城県の観光PRキャラクター「むすび丸」が11歳の誕生日を迎えました。今年の目標はあの人気アイドルグループに負けないような活躍をすることです。「むすび丸誕生日おめでとう!(拍手)」3月8日に11歳の誕生日を迎えた「むすび丸」。12日はファンや職員が集まり誕生日を祝いました。村井知事からは半年分の給与としてお米30キロが手渡されました。村井知事「むすび丸の努力で震災前よりもプラスになってお客さまが(宮城県に)たくさん来てくださった、ありがとうございました。これからも一生懸命頑張ってほしいと思います」県の魅力をPRしようと2007年3月に誕生したむすび丸は年間400回を超えるイベントに参加してきました。活躍が評価されて現在の肩書きは「仙台・宮城観光PR担当課長」です。念願の部長昇進は残念ながらまだお預け。今年の目標は5月から始まる観光キャンペーンで起用される人気アイドルグループ「Hey!Say!JUMP」に負けないような活躍をすることです。むすび丸「皆さんありがとうございます、やっと11歳になりました。変わらずに今年も観光のPR頑張りますのでよろしくお願いします」
東日本大震災から7年 宮城・鎮魂復興の思い新たに
2018年3月11日19時6分
東日本大震災から7年です。宮城県の各地は鎮魂の祈りに包まれています。気仙沼でおじ夫婦を亡くした人「何年経ってもこの日になるとどうしてもあの日の記憶が戻ってきますので心痛むものがありますね」親戚を亡くした男性「やっぱりね、もっと長く生きてもらいたかった。それが一番ですね」気仙沼市中心部を流れる大川では警察や全国から集まったボランティアが行方不明者の手掛かりを探しました。女川湾では船の上から家族が花束を供えました。娘が行方不明の女性「いつか何かの形で出会えることを信じています。出会えたら絶対に離しません」そして迎えた午後2時46分。【各地の黙祷】震災で亡くなった人は県内で1万564人、今も1225人が行方不明のままです。
忘れない・・・震災から7年 宮城で鎮魂の祈り
2018年3月11日12時35分
東日本大震災から7年です。宮城県の各地は朝から鎮魂の祈りに包まれています。気仙沼市内の男性「何年経ってもこの日になるとどうしてもあの日の記憶が戻ってきますので心痛むものがありますね」石巻市・親戚を亡くした男性「やっぱりね、もっと長く生きてもらいたかった。それが一番ですね」石巻市・大川小学校を訪れた埼玉の男性「津波に襲われる前の学校を想像して、子どもたちの姿も想像して元気な姿も想像して涙が出ます」震災による宮城県内の死者は1万564人で、今も1225人が行方不明のままです。
仙台・妻の遺体を自宅に放置 65歳夫を逮捕
2018年3月11日12時32分
仙台市太白区の自宅に妻の遺体を放置したとして65歳の夫が死体遺棄の疑いで逮捕されました。逮捕されたのは太白区秋保町馬場の大工、佐藤金一容疑者(65)です。警察によりますと、佐藤容疑者は今月2日から10日にかけて、自宅に妻のとも子さん(67)の遺体を放置した疑いが持たれています。佐藤容疑者は容疑を認めていて、「夫婦間にトラブルがあった。妻を殺した」と供述しているということです。
去年4月から一般公開 震災遺構の荒浜小学校
2018年3月10日17時15分
震災遺構になっている宮城県仙台市の荒浜小学校には、10日も多くの人が訪れました。津波で校舎の2階まで浸水した若林区の荒浜小学校は去年4月から防災と減災の意識を高めることを目的に一般公開されています。訪れた人「やっぱり胸が締め付けられて言葉がない」荒浜小学校職員・高山智行さん「この施設からまちが一望できるので、ここに暮らしがあったことを伝えられる」荒浜小学校には、これまでに約6万5000人が訪れています。
宮城・南三陸町で語り部ツアー
2018年3月10日17時11分
東日本大震災の復興の現状を知ってもらおうと宮城県南三陸町で語り部ツアーが開催されました。この語り部ツアーは南三陸町観光協会が初めて開いたもので、午前の部には県の内外から16人が参加しました。参加者は約1時間半かけて、防災対策庁舎や旧戸倉中学校などを巡り、地元の語り部から当時の様子や復興の状況などを聞きました。群馬県から来た人「テレビでしか見たことなかったので、現場に来て自分の目で見て体で感じて言葉では言い表せない気持ちになった」