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地球外基地が文明保持の一助に、第3次世界大戦で マスク氏が主張
2018年3月12日 23:28 発信地:ワシントンD.C./米国
【3月12日 AFP】米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は11日、第3次世界大戦が起きた場合、月と火星の基地が人類の文明を保持し、地球を再興する一助になり得るとの考えを示した。
マスク氏は「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」フェスティバルのイベントに登場し、火星着陸を目指してスペースXが開発している惑星間を飛行する宇宙船について、早ければ来年にも試験飛行を開始できると明らかにした。
マスク氏は「とりわけ第3次世界大戦が起きた場合」、新たな暗黒時代が到来する「若干の可能性がある」とし、「文明を再興するため、どこか別の場所に人類文明の種子が確実に十分存在するようにしておきたいし、それが暗黒時代の期間を短縮するだろう」と述べた。
また、「地球上での生活を再生する手助けとなり得る月と火星の基地の存在は、本当に重要だと思う」とも指摘した。
さらにマスク氏はスペースXの宇宙船について、「おそらく来年前半のある時点には短時間の飛行が可能」となるとの認識を示した。(c)AFP