恐らく、青春を感じることができなければ永遠に負けなのだろう。
就活をしていると感じることだ。
説明会に行けば、同じような格好をする女がたくさんいる。
茶色いトレンチコートにバッグ、ほとんど同じデザインのリクルートスーツ。
企業側もそれを狙っているのだろうか。
説明会で話す内容においてよくあるのは「自主性」がある人間が欲しいということだ。
皆、そんなことはないので事務職に集中する。
容姿も醜いし、人間とのコミュニケーションやビジネスメソッドに醒めている。全てが茶番に見える。
経営者である父親の本棚に転がるマネジメント系の書物より、格差拡大などを指摘する学術書が好きだ。
営業だとかプロジェクトの成功、ビジネスでの生き残りとかいう事大主義的なものがアホらしく見える。
自分がビジネスとかいうもので上手くいくとは一切思わないが、自分はそんなもので成功したいと思えない。
そんなものよりも、ビジネスメソッドなどが排除された青春が欲しいのだろう。