どうも、でじたりあん編集長横井です。
今回は、起業家の佐藤俊介氏(愛称:さとしゅん)にお話を伺って参りました。
さとしゅんサンといえば、2017年、俳優の山田孝之氏とともにライブコマースサービスを展開するミーアンドスターズ株式会社を設立・代表取締役社長兼CEOに就任したことで注目を集めたのがまだ記憶に新しいですね。
実は弊社(株式会社BLAM)は創業時、そんなさとしゅんサンから出資頂いたり経営についてご指導頂いておりました。
今回は、そんな過去を振り返る対談を行ったのですが、そのお話が非常に勉強になるものだったため記事にさせて頂きました。
<お話を伺った方>
佐藤 俊介氏(記事上部画像 中央)
トランスコスモス株式会社 取締役 上席常務執行役員兼CMO、ミーアンドスターズ株式会社 代表取締役社長兼CEO、株式会社ビーグリー社外取締役、SOCIAL GEAR PTE LTD Founder & CEO、Brand’s Right Hand 代表取締役会長兼CEO、シンガポール在住。ファッションブランド「satisfaction guaranteed」の創立者。
木村 和哉氏(記事上部画像 右)
株式会社BLAM 取締役副社長
<インタビュアー・筆者>
横井 貴明(記事上部画像 左)
お笑い芸人、株式会社BLAMメディア編集長 ※BLAM創業時は非メンバー
“方向性”を間違えるな
逆に、それが合っていれば9割上手くいく
そもそもBLAMの社長である杉生とは(BLAM創業以前)会ったことも無かったし、副社長の木村は、私が創業した会社に新卒入社していたのでその繋がりでしたが、彼とも面識がある程度で、ほぼ話したことすら無かったんですよ。
彼の入社時、私は既にシンガポールに行ってしまっていましたので。
ある時、木村が突然Facebookメッセージで「事業についてちょっと相談があります」みたいな感じで連絡してきて…勇気出したと思いますよ笑
ちなみにそのときって何歳だったっけ?
だから私は「そのままでは成功しない」って言いました。“若さ”という素晴らしい要素を持っているのは事実だけど、若さだけでは難しい。“若さ”というのは“推進力”。方向性が決まって、勝てる道が見えれば、その推進力は活かされるけど、勝てもしない方向にいくら推進しても意味ないじゃない。
山の頂上に行きたいと思っているのに、気づかずに下山の方向に進んでしまっている可能性があるわけですよ。
「今決めろ」
持ち帰って検討します、というのはサラリーマンだけに許された逃げ道
「今までやってきた土俵で、そしてその若さ(=推進力)があれば、絶対成功する。」と言いました。
なぜなら企業に属しているときは多くの搾取があるわけですが笑、営業成績が良い人は自分の給与の何倍も売り上げるわけじゃないですか。だから起業すればその搾取がなくなる分、絶対利益出せるんですよ。だからとりあえず、それをやれと。それをやるんだったら、すぐ出資するから、どうするか今決めろって言いました。
多分最初は相談して、アドバイスをもらったりとか、「こういう風にしたらいいんじゃないの?」みたいな、ゆる〜い提案をもらいにきたからだったんだろうけど。
で、「考えます」って帰ってから、どれくらいで「やります」って言ってきたんだっけ?
正直、初めましてでそのお話を頂いて、僕たち2人ともあの時は度肝を抜かれてしまいました…。笑
で、「やります」って言ったその日にカフェで会って、その場で(お金を)スマホから振り込みました。
「今決めろ」というお言葉からも感じますが、やはり凄いスピード感ですね。
まあ実際、かなりお金には困ってたよね、相談に来た時点で。
すごい生活してたもんね?
その時点で資金が尽きてしまっていたので。
リスクとリターンはバランスする
なんて恩知らずな奴なんだと思いました、正直。笑
そんな感じでやっと経営も安定して調子良くなってきたと思ってたらなんて言ってきたと思う?この人たち。笑
一同:笑
全てのエコシステムをぶち壊すような話になってしまうので。 でもまあ、正直色々あるけれども、BLAMの成長のためになるんだったら全面否定はしたくないなと思って、私の持ち分の半分を譲渡したんです。
義理人情を重んじる
背中押して頂いてお尻叩いてもらったからこそ、超がむしゃらにやった
あと全く出来なかった事が出来るようになっていったり、純粋に売り上げが上がっていったり、一緒に成長を感じられるって凄く嬉しいじゃないですか。 BLAMが成功して儲かっていくのは最高の喜びです。私は給料1円も貰ってませんが。笑
そういった、義理人情を重んじてパワーに換えていく感覚っていうのは、やはり大切ですね。
(※「義理人情を重んじること」は現在BLAMの採用基準の1つです。)
そして、そういった過去があったからこそ、今のBLAMがあるということなんですね。。
先程さとしゅんサンが仰られていたような“もっと上のステージ”に行けるように、より一層がむしゃらにやっていきたいですね。
若い人と仕事がしたいです。いくらでもメッセージください!
私も色々な会社や事業をやっているので、いろんな職を用意しますよ。
Brand’s Right Hand社は、私と平澤さん(日本コロムビア株式会社などを傘下におさめるフェイス社社長)とで一緒に作った会社です。本人にとってもとても良い経営経験が出来ると思いましたし、何より若い人にやってもらいたかったんです。
それにしても、、こういったお話は学生さんや起業家を目指す人にとってもの凄い刺激になるでしょうね。
まとめ
いくつもの急成長し続ける事業を手がける佐藤氏から、今回、「人や企業に様々なチャンスを与え、育てていこうとする意志」を感じました。
そして、その理由について「起業家が好き」「一緒に成長を感じられるって凄く嬉しい」などといった言葉を選んで話されていたことは非常に興味深かったです。
「ここに“さとしゅんサンの後ろに人がついてくる理由”が隠れているのかもしれない」と思いました。
上記のような、好奇心にも似た感情から起こる行動だからこそ、“狡さ”がなく、関わる人間に対して精神的に良い影響を与え、行動として返ってくるのかもしれません。
今後、「新しい時代の働き方の一つとして、独立や起業していく人が増えていく」という見方もできますが、そういった起業家を志す人にとって、このような考え方は大切な要素の1つなのかもしれないですね。
横井貴明
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