Apple(アップル)が12インチの「MacBook」から導入した、薄型の「バタフライキーボード」。薄くて見た目はカッコイイのですが、どうも完成度が高くないという評価も耳にします。そんな問題を解決できるかもしれない、Appleによるキーボードに関する新特許が公開されました。
2016年に出願され今回明らかになった特許では、バタフライキーボードの内部にゴミやチリなどが入りにくくなる構造について説明されています。この構造は「Ingress Prevention」と名付けられており、ゴミだけでなく水分や砂糖などの混入による物理的、あるいは電気的な障害を防ごうとしているのです。
![20180312npat](https://assets.media-platform.com/gizmodo/dist/images/2018/03/12/20180312npat.jpg)
具体的なゴミの排除方法としては、メンブレン(膜)やガスケットをブラシやワイパー、フラップと組み合わせる…などの手法が紹介されています。このような構造を取り入れると、バタフライキーボードのメリットである「薄さ」が失われないか…と若干気になりますが、これも選択肢の一つということなのでしょう。
なおAppleは2017年モデルのMacBookやMacBook Proにて、打ち心地を改善した「第2世代バタフライキーボード」を導入しています。しかし第1世代も第2世代も利用した身としては、やはりゴミの混入に弱いというのが正直な印象。キーボードの打ち心地はユーザビリティに直結するので、ぜひとも早めの改善を期待したいですね。
防塵・防水のキーボード、待ってます。