ルクソールの西岸、「メムノンの巨像」の観光です。
アメンホテプ3世の葬祭殿第一塔門に建てられました。王家の谷に通じる道の途中に、この巨像が2体、突然、現れます。
損傷が激しい
高さ約18mの巨像です。
当時のナイル川の氾濫で、水に浸っていたりしたためか、かなり崩壊が進んでいて、レリーフは、見にくくなっており、足元には、小さな王妃達の像でしょうか? かろうじて形がわかる程度に残っていました。
向かって右側の像です。
右肩が崩れてしまっている左側の像です。こちらの側面の台座の部分のレリーフが... 上下エジプトの統一のレリーフかな...
飛び交う鳩達
一番、この2体の像で、驚いたのは、たくさんの鳩達が、像のまわりを飛び交っているのです。石の隙間に、巣を作っているようです。
さらに拡大してみます。すごい数でした。糞害とか...気にしないのかな... 白く汚れている部分がみあたらなかったから、お掃除、されているのかな。
アメンホテプ3世の葬祭殿 跡地
もともとは、背後には、大きなアメンンホテプ3世の葬祭殿が建てられていました。後のファラオ達が自分たちの建設のために、石材を盗んでしまったそうです。
「ファラオ達が、石材を盗用する」と、よく耳にしますが、それが おかしくない時代だったのですね。
背後に見えているのが、発掘の始まった葬祭殿の跡地です。遠くに、何体か像が見えています。
アメンホテプ3世の葬祭殿 発掘中...
バスの車窓からの跡地の風景です。 作業をしている方はいないようです。
発掘中の看板です。「NO-ENTRY」となっています。
かなり広大な敷地です。
WEBで、2008年頃の「来年には巨像は4体に」のニュースを見つけましたが... その頃から、発掘は進んでいない感じです。(その頃の発掘中の写真と、今回の写真とでは、あまり変わりがない様子です。)
記念撮影場所
「メムノンの巨像」の正面の少し、離れたところが、少し小高くなっていて、バスの駐車場になっています。
足元に、降りてしまうより、まず、そこから撮影した方が、巨大なので、全体が入ります。冒頭の写真です。
ガイドさん お勧め地図
その駐車場から、像までの間で、お土産売り屋さんから、購入したのが、この「ナイルの地図」です。
アレキサンドリアからアスワンまでのエジプトの遺跡が ナイル川にそって紹介されています。ジャバラになっていて、遺跡の位置関係がわかりやすく、とても見やすいです。
日本語版です。クルーズ船の売店の店頭で、英語版のを見つけて、購入するか迷っていたのですが、日本語版を見つけて、即、購入でした。(売店でも、聞けば、日本語版、あったのかもです。)この地図は、ガイドさんもお勧めでした。
次回は、王妃の谷です。