4回の転職を経て分かった、仕事ができる人の「共通点と行動」31ヶ条

4回の転職を経て分かった、本当に仕事ができる人の「共通点と行動」31ヶ条

あなたの会社にも、テキパキと仕事をこなし、周囲から「できる人」と思われている人はいませんか?

どんな会社にも大抵ひとりは誰しもが認める「仕事ができる人」がいるものです。

筆者は、これまで転職によって以下のような5つの業界・職種を経験してきました。

  • メーカー
  • マーケティング
  • 法人営業
  • コンサル
  • 調査会社

その中で、贔屓目なしに「仕事ができる」と思える数人の人達と出会う事ができました。

今回は転職を繰り返して分かった、仕事ができる人の特徴と行動についてご紹介します。

もちろん、筆者自身もその領域までは遥か遠くです。

自戒の意味も込めつつ、少しでもあなたの参考になればとまとめました。

あなたにはどれだけ当てはまる?「仕事ができる人」チェックシート

今回ご紹介する「仕事ができる人」の共通点・行動から、セルフチェックシートを作ってみました。

仕事ができる人31のチェックシート

ぜひ今の自分を客観的に採点してみてください!

※採点基準は筆者の主観が含まれます。ご了承ください。

今回の記事で、ひとつでも改善のヒントが見つかる事を祈っています。

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では具体的な特徴をお話ししていきましょう!

特徴1.未来志向で物事を考えており、意識が高い

目の前の仕事をこなすだけではなく、この仕事が次にどうつながるのか、社会にどれだけ価値を提供できるかなど、少し先まで見通して仕事をしています。

未来から逆算して物事を考える癖があるので、今何をすべきなのか、どこを改善したらもっといい仕事ができるかなどが他の人より見えているのです。

また、自己実現やキャリアアップについても考えており、常に向上心があって意識が高いです。

特徴2.作業や仕事に期限を設定する

締め切りが決められていない作業や仕事でも、期限を決めてできるだけ早く終わらせようとします。

時間をかけてダラダラやっても質が上がるわけではなく、非効率だということを知っているからです。

一度期限を設定したら、時間内に終わらせるためのスケジュール管理も上手です。

特徴3.ゆとりをもたせてスケジュールを組む

スケジュールを組んでいても、突発的な仕事が入ってきて時間を取られたり、ミスが発覚してリカバリーに時間を取られるなど、何かと予定通りにはいかないもの。

仕事ができる人は、有事に備えてスケジュールにゆとりを持たせます。隙間なくスケジュールを入れてしまうと、いざスケジュール通りに動けないときトラブルになることがあるからです。

特徴4.行動に移すのが早い

行動に移すのが早い

何かを思いついたらまずは行動してみる、メールや電話はすぐ返すなど、行動が早いことが特徴です。

頭であれこれ考える前に行動に移すことで結果を得たり、人を待たせないことを徹底しています。

特徴5.はきはきとしゃべる

仕事ができる人は、声が大きく、滑舌よくはきはきとしゃべる人が多いです。

力強い声でしゃべる人はそれだけで自信があるように感じられ、周囲を圧倒させることができます。

反対に、小さい声でぼそぼそしゃべる人は、せっかくいいことを言っていても説得力に欠け、つまらない話を聞かされているように感じてしまいます。

仕事ができる人は、自分のため、周囲のためにはきはきとしゃべることの大切さを理解しているのです。

特徴6.オンとオフの切り替えがしっかりしている

オンとオフの切り替えがしっかりしている

仕事ができる人は、オンとオフの切り替えがしっかりできるので、何かを引きずることがありません。

仕事中は100%目の前のことに集中し、時間内に作業を終わらせることを優先します。

一方、時間外は仕事のことを考えず、趣味や家族との時間を大切にします。

オンとオフはきっちり分け、それぞれ全力で取り組んでいるからこそ高いパフォーマンスを発揮することができるのです。

特徴7.やる気の出し方を知っている

どんな仕事も、やる気がないと時間がかかったり、いい成果を出すことができません。

やる気を持続させることは仕事ができる人にとっても難しいものです。

そこで、やる気を維持させるのではなく、一度やる気がなくなっても自分を奮い立たせる方法を実践します。

単純作業をして頭の切り替えを計る、コーヒーを1杯飲んでリフレッシュする、同僚に相談してみるなど、自分なりの方法でやる気を引き出そうとするのです。

やる気が出るまで待つのではなく、やる気を取り戻すために自ら行動を起こすことがポイントです。

特徴8.論理的に物事を説明できる

人に何かを説明するとき、根拠やデータ、理由などをあわせて説明するので話が論理的で分かりやすいという特徴があります。

ただ伝えればいいという問題ではなく、相手に理解してもらうことを重視しているため、論理的な話し方を心がけています。

話に説得力を持たせるため、具体的な数字を出して説明することもあります。

例えば「前年に比べて売り上げがかなり伸びた」ではなく、「3倍アップした」「○○円上がった」など、数字に置き換えて説明することで説得力のある話し方をします。

特徴9.会議では司会進行とまとめ役を引き受ける

会議では司会進行とまとめ役を引き受ける

会議や部署内でのミーティングの際、仕事ができる人は、最初に発言して会議の目的や話し合うべき議題を提示し、メンバーが意見を出しやすい空気を作ります。

そして、ある程度意見が出てきたら、最後に意見をまとめる役目を引き受けます。

自分の意見ばかり主張していては、会議が長引いてしまったり、全員の意見がまとまらないということを知っているため、積極的に司会進行とまとめ役を引き受けるのです。

特徴10.人の話を最後まで聞く

仕事ができる人は、自分の話をするのも得意ですが、それ以上に人の話を聞くのが上手です。

多くの人は自分の話を聞いてもらいたがっているということが分かっているので、相手の話を最後まで聞きます。

そして、適切な質問を投げかけて、相手が気持ちよく話せるよう場の雰囲気をよくすることが自然とできるのです。

特徴11.身だしなみが整っている

清潔な身だしなみはそれだけで相手に好印象を与えます。

スーツはヨレやシワがなく、シャツにもきれいにアイロンがかけられており、いつでも爽やかです。

トレンドを意識するのではなく、人に不快感を与えない服装を心がけています。

特徴12.朝の時間をフル活用する

朝の時間をフル活用する

朝は一日のうちでもっとも頭が冴えており、集中力が高まっている時間帯です。

十分な睡眠によって体の疲れが抜けきっているので体力もあり、行動的になれます。

朝早く出社すれば人も少なく、静かな環境で仕事に取り組めます。

仕事ができる人はこうした朝の時間を活用し、プレゼンの資料作りなどクリエイティブな仕事や、重要な意思決定を行います。

午後や夕方よりもスピーディーに仕事をこなすことができるのです。

特徴13.交渉事は午後イチか夕方の時間帯を選ぶ

仕事ができる人は、交渉事を行う時間帯にも気を配っています。

商談やプレゼンなどの交渉事には、午後イチか夕方を選びます。

理由は、相手の判断力が鈍り、従順になる時間帯だからです。

人は食事を取ると消化器系に血液が集中するので、脳への血流が減って動きが鈍くなります。

相手の判断力が落ちている午後イチを狙って交渉事を行うと、比較的こちらの意見が通りやすくなるわけです。

同じように夕方は、体に疲れがたまっているため判断力が低下しています。

周囲の意見に流されやすく、交渉事にぴったりな時間帯です。

極端な例ですが、アドルフ・ヒトラーも夕方に演説を行っていたことで、民衆の支持を集めることができたと言われています。

特徴14.読書量が多い

読書量が多い

仕事ができる人は、ビジネス書や自己啓発本など、とにかく読書量が多いです。

会社員は忙しくて本を読む時間がなかなか取れないものですが、週2~3冊のペースで読み、習慣化していることが特徴です。

これらは趣味のためではなく、スキルアップや自己形成のために読んでいます。

話題のベストセラー本を読んでいれば取引先との会話でも使えますし、読んだ本から得た知識を披露し、知的さや教養の深さをアピールすることもできます。

週末にまとめて読む人もいれば、昼休みや通勤時間などを活用して隙間時間に読む人も多いです。

特徴15.優先順位をつけて行動する

急を要する仕事や重要な案件など、仕事に優先順位をつけて行動します。

簡単にできるものや短時間でできるものがあれば、先に終わらせてしまいたい気持ちになるかもしれませんが、仕事ができる人は優先順位をつけます。

まず、終わらせなければいけない仕事を整理してTODOリストを作り、すべての業務を把握します。

あとはTODOリストに従って行動すればいいので、作業に無駄がなく着実かつスマートに仕事を片付けていきます。

特徴16.すぐメモを取る癖がある

仕事ができる人は、すぐメモを取る癖があります。

自分の記憶力を過信せず、書き留めておくことによって失敗を未然に防ぎます。

一度にたくさんのタスクをこなしていると、忙しさによってしなければいけないことを忘れることがあります。

どんなに努力してもミスはつきものです。仕事ができる人は、それを回避するために書き留めることを重視しているのです。

特徴17.人に仕事を振ることができる

「仕事ができる人=なんでも自分でこなす人」というイメージがあるかもしれませんが、自分の担当ではない仕事や他の人に任せたほうが組織全体のパフォーマンスが上がる場合は、人に仕事を振ります。

自分にできないことや体力や時間の限界を知っているため、キャパオーバーになる前に積極的に人に仕事を依頼するなど、何かしらのサインを出すのです。

反対に、仕事ができない人のほうが全部自分でやらなくてはいけないと思い込み、仕事をため込んで納期直前になって周囲に迷惑をかけることがあります。

また、仕事ができる人は部下にチャレンジさせるために仕事を振ることもあります。

自分がやったほうが早いからという安易な理由で仕事をせず、部下の成長のためにあえて仕事を振って見守るというスタンスを取るのです。

特徴18.積極的に声をかける

人見知りをする人や人付き合いが苦手で大人しい人、あまり周囲と打ち解けられないような人にも積極的に声をかけます。

会社で仕事をしている以上、チームワークや職場の雰囲気作りは大切です。

声掛けによって、その場にいる全員が前向きに仕事にチャレンジし、助け合える空気を作るのです。

特徴19.デスク周りが整理整頓されている

できる人のデスク周りは、書類や文具が所定の位置にあり、いつも整理整頓されています。

デスク周りが散らかっていると、必要なものがすぐ出てこなくて探すのに時間がかかったり、大事な書類を紛失してしまう恐れがあります。

その点を理解しているため、デスク上には物を置きっぱなしにせず、すっきりとしているのが特徴です。

特徴20.社交的で人脈が広い

基本的に社交的な人が多く、積極的に人と関わろうとするので人脈が広いです。

異業種交流会やパーティーなどで人脈を作ることも大切ですが、人の紹介によって知り合うケースがほとんどです。

異業種交流会やパーティーなどは参加者が多く、簡単な名刺交換だけで時間が終わってしまい、深く交流することができません。

一方、紹介によって知り合った場合は、一緒に飲みに行くなどしてじっくり相手と話ができ、長く付き合える関係を築くことができます。

広い人脈を活用して友達を紹介してあげるなど、人と人とをつなぐことも上手です。

特徴21.姿勢がいい

歩くときも座っているときも、仕事ができる人は姿勢がいいです。

胸をはって堂々と歩き、背筋をまっすぐ伸ばしてパソコンに向かっている姿はそれだけで気持ちがよく、できる人に見えます。

一方、猫背だと自信がなさそうに見えたり、暗い人に思われることがあるので要注意です。

特徴22.自分の時間も他人の時間も大切にする

自分の時間も他人の時間も大切にする

仕事ができる人は、時間を無駄にしません。

効率よく仕事を片付けることを意識しているので不必要な残業はせず、時間内に仕事を終わらせるなど時間管理を徹底しています。

また、他人の時間も同じように大切にしています。

その証拠に、遅刻をして人を待たせたり、不必要な会議に出席させるなど、無駄な時間を使わせることを嫌います。

特徴23.ミスをしたら徹底的に謝る

ミスをしてしまったときは、大げさなくらい謝ります。

言い訳をせず、状況を正確に報告し、誠実な態度を見せます。

仕事ができない人ほど、他人のせいにしてミスをごまかす傾向にありますが、仕事ができる人はミスをきちんと認めて徹底的に謝るのです。

そうした姿勢から誠実な人だという評価を受け、周囲を味方につけていきます。

特徴24.いつも機嫌がいい

いつも機嫌がいい

機嫌が悪いと、周囲の人が気を使って声をかけづらくなったり、仕事の依頼や相談ができなくなってしまいます。

仕事ができる人は基本的に感情にムラがなく、いつも機嫌がいいため周囲から見て仕事がしやすい人という印象があります。

特徴25.出し惜しみをしない

会社員は固定給なので、多少力を抜いて仕事をしても、いきなり給料が減るなんてことはありません。

そのため、つい能力の出し惜しみをしたり、できるだけ楽に仕事をしようと考えてしまいがちです。

しかし、仕事ができる人はたとえ昇給や昇進に直結しなくても、仕事に対して全力で取り組み、人に情報を与えたり教育するシーンでも出し惜しみをしません。

このような行いは、すぐにリターンがあるわけではありませんが、長い目で見るとキャリアアップにつながったり、周囲の人を助けて組織のパフォーマンスを上げることにつながります。

いつも先のことを考えているので、出し惜しみせず仕事に取り組んでいるのです。

特徴26.できない仕事や不必要な飲み会はきっぱりと断る

能力的、時間的に引き受けることができない仕事は、きっぱりと断ります。

中途半端な気持ちで引き受けてしまうと、いい結果が出せずに相手に迷惑をかけてしまうことを理解しているからです。

また、愚痴を言うだけの飲み会など、不必要な付き合いも断ります。

時間を有効的に使いたいという意識が強く、時間の無駄になるようなことはしません。

特徴27.人よりもたくさん行動する

仕事ができる人は頭で考えてばかりではなく、とにかく行動を起こす努力家が多いです。

行動しただけ経験や結果が得られるので、そこから次にどのようにつなげていくのか検証することができます。

特徴28.失敗談を人に話すことができる

失敗談を人に話すことができる

自分の失敗談を人に語ることは恥ずかしいことです。

しかし、仕事ができる人は、失敗は行動を起こして得たひとつの結果に過ぎないと考えており、手に入れた学びとあわせて人に話すことができます。

失敗して落ち込んでいる人に対しても、自分の失敗談を話して励ますなど、失敗経験を生かす方法を知っています。

特徴29.愚痴を言わない

人間関係や職場環境に対して、愚痴を言うことは滅多にありません。

愚痴を言ったからといって解決するわけでもありませんし、場の雰囲気を悪くするだけだと分かっているのです。

他の人が愚痴を言い合っているときは、否定も肯定もせず、聞き流したり相手を励ますといった態度を取ります。

特徴30.相手の立場に立って発言できる

人に何かを依頼したり、自分の意見を主張したいとき、言いたいことをストレートに伝えるだけではなく、相手の立場に立った発言ができます。

忙しそうにしていないか、相手を不快にさせないかなどを考えて言葉を選ぶ余裕があるのです。

表情や態度などからも相手の気持ちを察することができるので、相手を気遣う能力が高いです。

特徴31.気軽に差し入れができる

日頃からお世話になっている人や、がんばって残業をしている人に対して、差し入れとして飲み物やお菓子などを気軽に渡すことがあります。

たった数百円でも、差し入れをしてくれると人はうれしいものです。そうした気遣いがさりげなくできるのが、仕事ができる人の特徴です。

まとめ

今回は、筆者がこれまで出会ってきた「仕事ができる人」の共通点や行動をご紹介しました。

あなた自身や周囲の人に当てはまる項目はありましたか?

仕事ができる人は、基本的に未来志向で自分の将来像が見えており、職場の雰囲気をよくすることができる人です。

今回ご紹介した特徴や行動を真似て、少しずつ仕事ができる人に近づけるよう努力しましょう。

ちなみに、筆者が採点した結果は15点でした…。

筆者が採点した結果

自身も精進したいと思います。

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