嫌われ者の俺流哲学

ドコに行っても嫌われ、転職を繰り返すドン底人生から一転。人に愛されながらラク~に生きるために

自分にあった働き方・環境を追い求めること。これは【生き方】と同じくらい重要なことだ。

嫁が今の仕事を辞めたいと言ってきた。

 

嫁は今年近所にできた某有名コーヒー店のアルバイトスタッフとして先日から働き始め、今日で勤務5日目だ。

今日は早番勤務で6時には起床し、出勤していった。

早番勤務を終え、帰ってきてからの出来事である。

 

理由を聞くと、勤務中にあわててしまい、オーダーミスを連発してしまうのだそうだ。

そのミスで迷惑をかけているのが嫌なのだという。

オーダーの再確認や、落ち着いてやろうと意識はしているそうなのだ。

 

まだ働き始めて間もないのだ。あわててしまうのもミスもある程度はしかたない。

勤務を重ねて、慣れていけばミスも少なくなるのでは?とも諭したのだが、本人の考えは違う。

周りのスタッフからも「落ち着いて良いからね」と声をかけられるそうなのだが、とにかくアタフタし、特にお客さんから呼ばれたときにその焦りはピークに達するのだそうだ。

同時期に同じ店で働き始めた大学生の子達は、そつなく仕事をこなしているという。

そう、嫁はあわてんぼうなのだ。

 

前々から少しそそっかしいところがあり、周りからも『おっちょこちょい』で通っていた。しかし、日常生活において取り立てて支障になるようなこともなく、僕自身そういう性格なのだとあまり気にすることもなかった。

実際、2人の子供の母親としてしっかりと家事もこなしている。

仕事柄出張が多く、家を空けることが多い僕にとって、家を安心して任せられる信頼できるパートナーだ。

 

なので、今回の申し出に関しては少し気になりはした。

刻一刻と変化する飲食店での業務に、頭の中で優先順位をつけ整理していたタスクはぐちゃぐちゃになり、パニックに陥る。

そして、やるべきことを再構成しようとするが、巻き起こる変化に対応できず、またパニックになるを繰り返しているようだった。

 

本人曰く、これは経験を積んでもどうにもならないような気がするとのことだった。

これまでの経験上、そう感じるのだそうだ。

 

彼女は自分が【ADHD】(注意欠如多動性障害)であることを疑っている。

調べてみれると合致するところは確かにあるし、本人は昔からその症状に悩まされてきたのだろう。

もういっそのこと、そうはっきり診断されたほうが楽なのだと彼女は言う。

 

周りから見れば単なるあわてんぼうなのだが、その苦しみは本人にしか分からない。

 

 

辞めることに関しては、反対はしない。

たったの5日で判断するなんて早すぎると思わなくもないのだが、僕は常々働き方や働く環境においてはもっと求めてもいいと思っている。

自分にあった働き方をじっくりと探すべきだし、自分にあった環境を追い求めるべきだ。これは自分の生き方と同じくらい重要だと思っている

 

 妥協やあきらめ、嫌なことをガマンしてやって愚痴や悪口ばかり言っていることの不健全・不健康さは明らかに自然な生き方とは相反するものだ。

 

だから、時間がかかっても自分のやりたいことを見つけ、生き生きと生きていって欲しいと思うし、僕自身もこれからそう生きていこうとあらためて思った。

 

読んでいただいてありがとうございます。