2016/07/16
こんにちは、シャッターメモです!!
そろそろ、春を感じられる気温になりつつありますな。
今回は、都立庭園である旧岩崎邸庭園に行ってみました。
こちらの庭園内にある建物ですが、”平日のみ(※H28.4.1からとのこと)”邸宅内部で写真が撮れるみたいです!!
この限定感がいいですよね、仕事が土日休みの人は撮ることができませんから…
それでは、内部の写真含めどんなスポットか見ていきましょう!
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目次 [閉じる]
- 1 旧岩崎邸庭園について
- 2 洋館内部は、こんな感じ
- 2.1 【洋館1階】暖炉(玄関付近)
- 2.2 【洋館1階】暖炉(大階段前)
- 2.3 【洋館1階】客室(大食堂の隣)
- 2.4 【洋館1階】キャビネット(書斎)
- 2.5 【洋館1階】岩崎家の家系図(サンルーム)
- 2.6 【洋館2階】書架(客室)
- 2.7 【洋館2階】曲線紋様:金唐革紙(客室)
- 2.8 【洋館2階】花と曲線:金唐革紙(客室)
- 2.9 【洋館2階】金唐革紙の製作工程(客室)
- 2.10 【洋館2階】版木ロール(客室)
- 2.11 【洋館2階】マツダの電球(集会室)
- 2.12 【洋館2階】花唐草模様 衝立(集会室)
- 2.13 【洋館2階】客室のテーブルと椅子(客室)
- 2.14 【洋館2階】箱(ホール)
- 2.15 【洋館2階】円形テーブル(ホール)
- 2.16 【洋館2階】作品(ホール)
- 2.17 【洋館2階】壁紙(集会室)
- 2.18 【洋館2階】トイレ
- 2.19 【洋館2階】ベランダ
- 2.20 【和館】板絵
- 3 撞球室(ビリヤード場)
- 4 まとめ
旧岩崎邸庭園について
旧岩崎邸庭園は1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造てられました。
往時は約1万5,000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいました。現在は3分の1の敷地となり、現存するのは 洋館・撞球室・和館の3棟です。
木造2階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計で近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。
館内の随所に見事 なジャコビアン様式の装飾が施されていて、同時期に多く建てられた西洋建築にはない繊細なデザインが、往事のままの雰囲気を漂わせています。
別棟として建つコンドル設計の撞球室(ビリヤード場)は当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の木造建築で、洋館から地下道でつながっています。
洋館と結合された書院造りの和館は当時の名棟梁大河喜十郎の手によるものと言われています。
床の間や襖には、明治を代表する日本画家・橋本雅邦が下絵を描いたと伝えられる障壁画などが残っています。
現存する大広間を中心に 巧緻を極めた当時の純和風建築をかいま見ることができます。
庭園の近くには、「不忍池(上野恩賜公園)・上野動物園・上野の森美術館」など、いくつか観光スポットがあります。
・邸宅内部の装飾がレトロでとても綺麗です(洋館)
・邸宅の話を聞くことができる無料ガイドがおすすめです(洋館)
・和館の和室にて、お抹茶をいただくことができます。
洋館内部は、こんな感じ
「地下通路」を除く「1階・2階・ベランダ」を見学することができます。「地下通路」は、撞球室(ビリヤード場)につながる通路ですが、非公開のようです。
【洋館1階】暖炉(玄関付近)
玄関を上がってすぐ右手にあるのが、こちらの暖炉です。
洋館では、各部屋に暖炉が設けられています。
茶色と緑の配色が、レトロさを感じさせてくれるデザインとなっています。
・部屋によってデザインの異なる暖炉が設置されています。
【洋館1階】暖炉(大階段前)
先程の「暖炉」とは違うお洒落なデザインで、1階のホールと呼ばれる場所に設置されています。
各部屋にそれぞれ暖炉が設けられていることは、本格的な洋館であることの証でもありました。
【洋館1階】客室(大食堂の隣)
壁の装飾がレトロで、品を感じる部屋でした。
隣には、「大食堂」というビデオシアターが設置された部屋があります。
・壁の装飾を見て楽しむことができます
【洋館1階】キャビネット(書斎)
こちらのキャビネットは、ハワード&サンズ社製のものだそうです。
1820年、イギリスのロンドンに設立された会社で、ビクトリア朝時代の優れた家具メーカーだったそうです。
・製品が上質ということもあり、椅子のロールスロイスと賞賛されていたそうです
【洋館1階】岩崎家の家系図(サンルーム)
岩崎家の集合写真と家系図です。
どのような人たちが、ここで生活を送っていたか見ることができます。
・ガラス張りの部屋なので、桜の時期や紅葉の時期は綺麗な景色を見ることができます
【洋館2階】書架(客室)
客室に設置された書架ですが、個人的に好きなデザインです。
【洋館2階】曲線紋様:金唐革紙(客室)
上で紹介した書架と同じ客室にあります。
部屋の壁一面が、曲線紋様(金唐革紙)で装飾されています。
・金唐革紙は、金唐革や金唐紙とも呼ばれるそうです
【洋館2階】花と曲線:金唐革紙(客室)
先程紹介した金唐革紙とは、違うデザインで、ゴールドがとても上品です。
・金唐革紙は、手作りで製作される高級壁紙です
【洋館2階】金唐革紙の製作工程(客室)
金唐革紙の製作工程を知ることができます。
「楮紙・三椏紙の合紙 → 錫箔おし → 打ち込み → ワニスぬり → 彩色」
・合紙:印刷物の間に挟み込む紙のことです
・箔おし:伝統的な表面加工のことです
・打ち込み:文様が彫られた木に和紙をのせて、刷毛を打ち込むことです
【洋館2階】版木ロール(客室)
金唐革紙を製作するとき(打ち込み時)に使用します。
・連続で模様がつけられるように筒状に作ったようです
【洋館2階】マツダの電球(集会室)
旧岩崎邸の屋根裏から発見された電球です。
透明のガラスに手作りのフィラメント、ガラスの天辺には丸印にマツダ・耐振用(揺れや振動のある場所に使用)と印字されているそうです。
・この電球は、品番がないため製作年が不明ですが、今でも使用可能とのことです
【洋館2階】花唐草模様 衝立(集会室)
鹿鳴館で使われていたものを復元したものだそうで、柄が綺麗です。
【洋館2階】客室のテーブルと椅子(客室)
上品なデザインの椅子とテーブルです。
何より、3つの窓がオシャレでした。
【洋館2階】箱(ホール)
なんの箱かわかりませんが、柄が綺麗でした。
【洋館2階】円形テーブル(ホール)
喫茶店にありそうな椅子とテーブルで、部屋の雰囲気が良いです。
【洋館2階】作品(ホール)
貝殻のようなものに、色が塗ってあります。
【洋館2階】壁紙(集会室)
壁紙だと思われるものが、展示されています。
どれも違うデザインで、綺麗です。
【洋館2階】トイレ
トイレですが、時代を感じる作りでした。
【洋館2階】ベランダ
「上品な配色・洋館らしい」を感じるベランダで、とてもオシャレです。
【和館】板絵
和を感じる板絵です。
・和館にある障壁画のほとんどは、日本画の巨匠(明治期)の筆による作品だそうです
撞球室(ビリヤード場)
洋館のそばにあり、洋館と地下通路でつながっています。
・当時の日本では、珍しいスイスの山小屋風の造りとなっています
・全体は木造建築で、校倉造り風の壁、刻みの入った柱、軒を深く差し出した大屋根など、アメリカの木造ゴシックの流れを組んだデザインとのことです
まとめ
館内を見学し、最後に和室でお茶をたしなみながら、談笑するという流れだと楽しめそうです。
誰もが楽しめるスポットではないですが、「レトロな装飾を見るのが好き・歴史的建造物を見るのが好き・写真を撮るのが好き」な方は、行ってみてもいいかと思います。
- ※基本情報
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【住所】
【最寄駅】「湯島」(C13):徒歩3分、「上野広小路」(G15):徒歩10分、「上野御徒町」(E09):徒歩10分、「御徒町」:徒歩15分
【開園時間】9時~17時(入園は16時30分まで)
【休園日】年末・年始(12/29~翌年1/1まで)
【入園料】一般(400円)、65歳以上(200円)、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料、20名以上の団体(一般:320円・65歳以上:160円)、身体障害者手帳・愛の手帳・精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添の方は無料、無料公開日(みどりの日(5/4)、都民の日(10/1))、年間パスポート(一般:1,600円・65歳以上:800円)、9庭園共通年間パスポート(一般:4,000円・65歳以上:2,000円)
【定時ガイド】毎日(ただし5/4・8/1~31・10/1は休み、午前11時と午後2時(約60分))、撞球室特別ガイド(毎月第2木曜日:午前10時30分(約60分)、定員:各日先着20名※9時から入園券売場で整理券を配布します。) - 観光満足度(★評価)
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