生後2カ月の長女死亡 20歳の父親「これまでにも手を上げた」
(事件・事故 - 2018年3月9日 18時30分)
生後2カ月の長女を暴行してけがをさせた疑いで逮捕された20歳の父親が「これまでにも暴行したことがあった」と話していることが分かりました。
東京・足立区伊興の小林幸輝容疑者(20)は、自宅アパートで2月に生後2カ月の長女・心愛ちゃんの額を指ではじくなどしてけがをさせた疑いが持たれています。心愛ちゃんはその後、死亡しました。
調べに対して小林容疑者は「寝ようとしたら心愛ちゃんの泣き声がうるさくて、感情を抑えられず暴行した」と話しています。また「これまでにも泣きやまない時は手を上げた」「ミルクをあげている時に途中で寝てしまうので、起こすために顔や体をつねったこともある」と話していることが分かりました。
心愛ちゃんの顔や体にはあざが古いものから新しいものまで複数あったことから、警視庁は小林容疑者が日常的に暴行していた疑いがあるとみて捜査しています。
東京都内で相次ぐ児童虐待について東京都の小池知事は、関係機関での情報共有に改めて前向きな姿勢を示しました。小池知事は「(警察との)情報の共有も含めて、どこまで家庭に立ち入れるか課題が続いている。一つ一つのケースを検討し、関係者で連携していくことが必要」と述べました。また、小池知事は警察以外にも、児童相談所や子ども家庭支援センターとの連携が必要になるとしています。