生後2カ月の娘を虐待か、父親を逮捕 東京・足立区
(事件・事故 - 2018年3月8日 18時30分)
生後2カ月の長女に暴行を加えてけがをさせたとして、20歳の父親が逮捕されました。長女はその後死亡し、警視庁は虐待を受けていた疑いもあるとみて調べています。
警視庁によりますと傷害の疑いで逮捕された自称・大工の小林幸輝容疑者(20)は2月22日、東京・足立区伊興の自宅で、生後2カ月の長女・心愛ちゃんの額を指ではじくなどしてけがをさせた疑いが持たれています。
心愛ちゃんは3日後に容体が急変し、妻が119番通報して病院に搬送されましたが、死亡したということです。警視庁が小林容疑者から話を聴いたところ、暴行を認めたことから3月7日に逮捕しました。
小林容疑者は「部屋で寝ようとしたところ、心愛ちゃんの泣き声がうるさく感じて暴行した」と容疑を認めています。また「感情を抑えることができず1人でやった」と供述しているということです。心愛ちゃんの死因はまだ分かっておらず、警視庁は暴行と死亡との関係を詳しく調べています。
近所の住民は「許せない。僕にも小さな子どもがいるが、こんな人が近所にいるとは思わなかった。赤ん坊がかわいそう」「防げなかったのかという思いがする」などと話していました。
これまでに心愛ちゃんの顔には複数のあざが確認されていて、警視庁は日常的に虐待されていた疑いもあるとみて捜査しています。