ビル・ゲイツ「最近ネガティブなニュースばかり見るけど、明るい未来だと思えることは何がある?」回答いろいろ
ネガティブなニュースばかりが目に付きますが、明るいニュース、気分が良くなるニュースだってあるはずです。
マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏が、
「最近はネガティブなニュースの見出しばかりだけど、あなたが将来を楽観視できることは何ですか?」と、海外掲示板に質問を投げかけていました。
寄せられた回答をご紹介します。
●太陽光発電と風力発電の値段が急落していること。
↑同意するよ。オーストラリアでは過去10年の太陽光発電の浸透がすごかった。そして2018年は過去10年よりもさらに質もコストもよくなっている。
●ええと最近ISIS関連のニュースを余り聞かなくなってきた。それは良い兆候だよな。
↑もうコントロールできる効果的なことがないからね。
●毎日少しずつ少しずつガンが治る病気になりつつある。母親は日曜日に診断を受けた。彼女の両親は両方ともガンで亡くなった。将来は心配せずに済むものになって欲しい。
●人類はあと少しで人工臓器を手に入れられる。自分には腎臓が必要だ。
●1990年以降、5歳未満で亡くなる子どもは半減し、1億2200万人の子どもが救われていること。
●絶滅の危機にあるアメリカの栗の木(原因はクリ胴枯病)が、もしかしたら復活させられるかもしれないこと。成長が速くて腐食に耐性があり、栗の栄養価は高いので大勢を食べさせられる。
●医療や遺伝子療法の進歩。
●うちの7つのミツバチ集団が無事に越冬して、今年最初の花粉を集めてきたこと。
●映画「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」で、サムがフロドに発したセリフを思い出す。
サム「まるで偉大な物語の中にでも、迷い込んだような気分です。
闇や危険が一杯詰まっていて、その結末を知りたいとは思いません。幸せに終わる確信がないから。こんなひどい事ばかりが起きた後で、どうやって世界を元通りに戻せるんでしょう。
でも、夜の後に必ず朝が来るように、どんな暗い闇も永遠に続く事はありません。新しい日がやってきます。太陽は前にも増して明るく輝くでしょう。それが人の心に残るように。偉大な物語です。
子どものときに読んだ本の意味がわからなくても、今なら何故心に残ったのかよくわかります。
登場人物たちは、重荷を捨てて引き返す機会はあったのに進みました。信念を持って道を歩き続けたのです」
フロド「その『信念』って、なんだい?」
サム「この世には命を賭けて戦うに足る、『素晴らしいもの』があるんです」
●健康に関する研究の進歩。それにより生活環境が10倍はよくなっている。
●精神的な病気に対する意識が急速に進歩している。人々がどんどんそれに対応するようになってきている。
●今日、自分は喫煙をやめたこと。
●Wikipediaのような共同作業のプロジェクトを共有することで、人々は本質的には善良だと思えること。
●世界のどこに行くのにも移動がとても簡単になってきていること。
●宇宙のこと。まだまだ未知の世界で、どんな未来がやってくるのかエキサイティングである。
●まだまだ自分の資産の半分くらいを寄付するような人がいること。
●父親の時代より自分の時代のほうが革新的なので、楽天的である。
●うちの犬かな。
●良いニュースというのは、静かで巧妙であることが多い。悪いニュースはうるさいものである。自分はそれを肝に念じている。
ビル・ゲイツ氏も、ネットでネガティブなニュースばかり見ることに落胆して、こんな問いかけをしたのかもしれません。
未来を前向きに感じられるニュースが増えて欲しいものですね。