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私の高校時代ー5

高校三年となると必然的に大学受験が迫ってくる。私も皆目勉強はしていなかったが大学へは進学するつもりでいた。どの大学の何学部を受験するかを決めなければならなかった。関西の私立大学では関関同立といって関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学の四大学がブランド大学となっていて、この内のどれかを受験する生徒が多かった。しかし、私にはとてもそれだけの学力はなかったので、それ以外の私立大学の中から選ばなければならなかった。まず、何を勉強したいのかが明確になっていないといけない。でも私の場合どうしてもこれを学びたいという明確な目標などなかった。強いて言えば、中学の頃から将来は通訳になりたいという夢のようなもの(そんなに強い夢ではないのだが)はあった。それで外国語を学べる大学ということで京都外国語大学を受験することにした。
しかし。しかしである。私は堂々と表門から受験したのではない。裏門から受験し入学したのである。つまり専願で受験し、それ相応の寄付金を積み入学させてもらったのである。こうして私は京都外国語大学のイスパニア語学科の学生となった。
正々堂々と表から入学したのではなく、寄付金を積み裏から入学したという事実は、その後も私の心の底にコンプレックスとなって残ることになった。

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開​設日​: ​20​05​/6​/2​8(​火)​


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