挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
レジェンド 作者:神無月 紅

秋に向けて

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
1667/1667

1667話

「よっし、大漁だな」

 レイは、投擲した槍が大きな魚の身体を貫き、海面に浮かんできたのをそのままミスティリングに収納しつつ、嬉しそうに笑みを浮かべる。
 レイが狙っていたマグロの類ではなかったが、それでも大きな魚である以上、食べ応えはある筈だった。
 レイも全く知らない魚なので、具体的にどのような味がするのか……もしくは、普通に食べることが出来るのかどうかというのは、それこそ漁師に聞いたりして調べる必要があったが。

「これで、実はフグみたいに毒を持ってます……なんて事になったら、ちょっと洒落にならないけどな。ただ、何となく大丈夫な気がする」

 それは何かの確証がある訳ではなく、本当にただの勘に近いものだ。
 だが、それでも何故か大丈夫だろうという予想は、レイの中にあった。

「グルルゥ!」

 早く魚を食べたいと、セトも鳴き声を上げる。
 そんなセトの首を撫でながら、レイは落ち着けといったように首を撫でた。

「取りあえず今は、魚を食べるんじゃなくて獲ることに専念しような。その代わり、今日の夜はしっかりと魚を食べさせてやるから。……こうなると、網とか欲しいけど、難しいよな」

 セトに声を掛けながらレイが思いついたのは、漁船が網を引っ張って漁をするというものだ。
 セトとレイの一人と一匹なら、巨大な網さえあれば間違いなく同じような漁を出来る筈だった。
 だが、問題はその網をどうするのかということだ。
 漁村や港街に行けば、もしかしたら網があるかもしれない。
 しかし、逆に網の類が全くないという可能性もある。
 網を使った漁をしているのかどうか、レイはわからなかったのだから。

(エモシオンでは一応網を使った漁もしてたみたいだし、全くその手の漁が発達してないって訳じゃないんだろうけど……問題は、この近辺でそんな漁をしてるかどうかだな)

 網を使った漁をするのであれば、当然のようにある程度の大きさの船が必要になる、というのがレイの予想だった。
 そしてこの辺りにはそこまで大きな漁村や港街は存在せず、それだけの船を使って漁が出来るかと言われれば、微妙なところだというのが、レイの判断だ。
 ……もっとも、レイは最初からあまり人のいない場所ということでこの辺りを漁の場所として選んだのだから、それも当然だろうが。

「グルルゥ!」

 と、考えごとをしていたレイの耳に、セトの鳴き声が聞こえてくる。
 どうした? とセトの方を見たレイは、セトが海面の一ヶ所を見ていることに気が付く。
 セトが一体何を見ているのか? そんな思いからセトの見ている場所を見たレイは、その海面の下に幾つもの魚の影と思われるものを見つける。
 大きさは先程レイが獲った魚に比べれば半分……よりも若干大きい七割くらいの大きさだが、一匹で泳いでいた先程の魚と違い、群れで泳いでいた。
 それを見て、改めて網が欲しくなったレイだったが、今はとにかく魚を獲る方が先だと判断してミスティリングから槍を取り出す……のではなく、腰のネブラの瞳を起動させる。
 槍を毎回取り出して投擲するよりも、ネブラの瞳を使った方が手っ取り早いと判断した為だ。
 ただ、当然のようにネブラの瞳によって生み出されるのは鏃で、その攻撃力は決して高いものではない。
 それこそ、鏃で攻撃をしても一発で魚を倒すことが出来るかと言われれば……やってみるまでは分からないというのが正直なところだろう。
 だが、ネブラの瞳で生み出される鏃は、それこそレイの持つ魔力が続く限り延々と生み出すことが出来る。
 一発の威力では槍の投擲に及ばないが、連射速度という点では圧倒的にネブラの瞳の方が有利なのだ。

「後は、試してみるしかないか。……自然環境の為にも、こっちの方がいいんだろうけど、な!」

 そう叫びながら、レイは魚の群れに近づいていたセトの背の上からネブラの瞳で生み出された鏃を投擲する。
 いつもであれば指で弾くといった投げ方をしてネブラの瞳で生み出された鏃を使っているのだが、今回は少しでも威力を高める為に、手首のスナップを使っての投擲となる。
 そうして放たれた鏃は、空気を斬り裂くかのように飛んでいき、海水をも貫き、その下にある魚の身体に命中する。
 槍と違い、海水を貫いただけ威力が減少して鏃は魚の身体を貫くとった真似は出来なかった。
 だが、例え魚の身体を貫通しなくても、その威力は魚を仕留めるという点では十分なものがある。
 ……いや、廃棄品の槍を投擲した場合、柄の部分が壊れそうになっているものであればともかく、穂先の部分が欠けている槍で魚を貫けば、場合によっては穂先の欠片が魚の身体の中に残る可能性がある。
 そう考えれば、魔力で生み出した鏃はすぐに消えるので、刃の欠片を心配するようなこともないだろう。
 そういう意味では、槍の投擲よりも安全ですらあった。
 数個の鏃に身体を貫かれ、浮かび上がってきた魚。
 だが、レイは浮かび上がった魚を回収するよりも前に、折角の魚の群れなのだからと、次々に鏃を生み出しては投擲していく。
 群れを作る魚というのは、基本的に襲われた時に仲間を犠牲にして自分達だけでも逃げる……といった生存戦略を持って群れを作っている。
 実際、もし肉食の魚やモンスターといった存在が群れを襲ってきても、その相手に数度襲われて運の悪い魚達が死ぬだけで、群れそのものは逃げ切るだろう。
 しかし……今回に限っては、相手が悪かったとしか言えない。
 魚の本能に刻み込まれた生存本能が、全く役に立たなかったのだから。
 その最大の原因は、やはり現在群れを襲っているレイとセトが、仕留めた魚をその場で食べるのではなく、放っておいて次々に仕留めていったことだろう。
 勿論、浮いた魚も時間が経てば沈んでいくので、永遠に魚に攻撃し続ける訳にはいかないのだが、レイが見た限りではすぐに沈むような様子もなかったから続けざまに攻撃したというのが大きい。
 ましてや、攻撃してくるのはネブラの瞳で生み出された鏃を使っているレイだけではない。
 レイが乗っているセトも、アイスアローを連続して使い、次々に氷の槍を海中に叩き込んでいた。
 次々に群れを襲う攻撃は、当然のように加速度的に群れの数を減らしていく。
 そうした時間が数分程続き……やがて海に浮かぶ魚の数が百匹近くなった時、ようやくレイとセトの蹂躙と呼ぶべき行動が終わる。

「ま、ここで魚を減らしすぎると、この辺の海に悪影響が出る可能性も……魚の群れの一つでそこまでの影響はないか。ともあれ、セト。魚を回収していくとするか」
「グルルゥ!」

 レイの言葉に、セトは嬉しそうに鳴く。
 魚を回収する時に、数匹程度のつまみ食いはゆるされるだろうと、そのような思いからだ。
 レイも、そんなセトの狙いは分かっていたが、今回セトはかなり頑張ったのだから、数匹のつまみ食い程度であればどうこう言うつもりはなかった。
 海面近くまでセトに下り、身体を傾けて貰い、レイは海に浮かんでいる魚を次々にミスティリングに収納していく。
 足の力だけでセトの胴体に掴まり続けるというのは、普通であればかなり厳しい。
 だが、レイの身体能力があれば、その程度は非常に容易いことだ。
 そうして魚を収納していき、海中に沈みそうになっている魚はセトが顔を海中に突っ込み、クチバシで咥えてそのまま腹の中に収まる。

(海中に沈んでいく魚が、俺が予想していたよりも結構多いな)

 そのことを少しだけ残念そうにするレイだったが、ここでミスティリングに収納することが出来なかった魚も、海の中にいるカニを始めとした者達の腹に収まるのだから、完全に無駄という訳ではない。
 結局八割から九割程の魚を回収することに成功し、セトもまた海に沈み掛かっていた魚をそれなりの数をつまみ食いすることに成功した。

「さて、セト。次はもっと大きな魚を狙うか」
「グルゥ!」

 レイの言葉に、セトは嬉しそうに鳴き声を上げる。
 セトにとって、海でのバカンス――正確には漁――というのは、一日中レイと一緒にいることが出来て、その上で美味い魚を好きなだけ食べることが出来るのだから、これで機嫌が悪くなる筈がない。
 そうして、再びセトは美味い魚を探して海の上を飛ぶ。
 途中で何度かモンスターと思しき存在を海の中に見つけることも出来たが、セトの気配を察知したのか、それとも単純に餌を見つけてそちらに向かったのか。
 その理由はともあれ、すぐに海中深くまで潜られてしまえば、レイとセトであっても攻撃をすることは出来ない。
 いや、攻撃は出来るかもしれないが、倒しきることは出来ない、という方が難しいか。

「んー……小さい魚は結構いるけど、マグロとかは見つからないな」

 海の上から見える魚影は、決して少なくはない。
 だが、そこから見える魚影の殆どは小さいもので、それこそアジやイワシといった小さな魚が主だ。

「あ、でもアジフライとかは食いたいな。でも、小さいからこそ、捕まえるのは難しいか。……まぁ、本当にアジかどうかは分からないけど」

 アジフライ程度であれば、レイも大体の作り方は覚えている。
 魚に小麦粉を纏わせ、溶き卵に通し、パン粉を付けて揚げるだけなのだから、そこまで難しくはない。
 ……もっとも、レイの場合はまずアジを捌くということをしたこともなければ、鱗を取るという行為もしたことがない。
 もしアジを獲ることが出来ても、それをしっかり料理出来るということは、まずない筈だった。
 もっとも、男を掴むにはまず胃袋からと、料理が得意なビストルがいる以上、料理についての心配は全くいらないのだが。

「やっぱり網とかが必要だな。……明日にでも、近くの漁村が港街を探してみるか。もしかしたら、網を使った漁をしてるかもしれないし」
「グルゥ!」

 魚も買えるかも! と喉を鳴らすセトに、レイはそうだなと頷く。
 マグロやそれに準ずるような大きさの魚であれば、それこそレイの場合は槍やネブラの瞳を使って容易に獲ることが出来る。
 だが、小さな……それこそレイが欲しがっているようなアジのような魚であれば、それこそ自分で獲るより本職の漁師から買った方が圧倒的に簡単に手に入るのは間違いない。
 もっとも、夏の海ということでバカンスを兼ねての釣りという風になれば、話は違ってくるが。
 そして実際レイ達がこうして海に来たのは、出来るだけ魚を獲ってきたいというのもあったが、最近は色々と働きすぎなのでバカンスを楽しみたいという思いもある。
 事実、トレントの森の件からギルムの増築工事、それに伴う他の貴族の妨害を排除したり、人が多いということでちょっかいを出してきた他国の犯罪組織に報復し、その犯罪組織が用意してい大量の巨人を倒し、犯罪組織に捕らえられて洗脳されて娼婦をさせられていた者達を、レジスタンスと共にギルムまで向かうのに同行し、その途中でギルムに戻って増築工事の手伝いをし、サブルスタ周辺に大量に存在していた盗賊を倒し……といった真似をしていたのだ。
 しかも、これらは大きな出来事だけであり、細かい騒動を合わせればこれよりも遙かに多くなる。
 これだけ忙しかったのだから、バカンスに来て気分転換をしたいと考えるのは当然だった。

(まぁ、この世界では川で泳ぐことはあっても、海で泳いで遊ぶということは基本的にないらしいけどな)

 これは、純粋に川や湖といった場所よりも海の方が凶悪なモンスターが多いという理由からのものだ。
 勿論川や湖、沼、池といった場所にモンスターがいない訳ではないのだが……やはり、モンスターの数や種類では、どうしても海の方が勝る。

「まぁ、それでも取りあえず……今夜の料理に使う分くらいは獲っておくか」

 この場合、有効なのは巨大な魚を確実に仕留めるような攻撃ではなく、周囲を纏めて攻撃出来るような方法。
 そう判断し、レイはミスティリングから自分の象徴と呼ばれているデスサイズを取り出す。

「飛斬!」

 デスサイズから放たれた斬撃の刃は、真っ直ぐに魚の群れの泳いでいる海面に向かって飛んでいく。
 そして斬撃の刃が海面に命中した瞬間、周囲にその威力を解き放つ。
 海その物を斬り裂きながら、一定程度斬撃の刃が海中を進んでいったのだ。
 勿論、切断された海水はすぐに元の姿に戻る。
 だが……飛斬が海水に触れた瞬間に生み出された衝撃により、海面近くを泳いでいた魚が十匹近く気絶し、海面に浮かんできた。

(パワースラッシュの方が、大きな衝撃を与えることが出来たか? いや、けどそうなれば俺が直接海に落ちてたしな。そう考えれば、飛斬で良かった筈だ)

 慌ててレイとセトから離れていく群れを見ながら、レイはそう考えるのだった。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全271部分)
  • 25554 user
  • 最終掲載日:2018/03/09 00:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 36810 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全307部分)
  • 40838 user
  • 最終掲載日:2018/03/10 18:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全407部分)
  • 36779 user
  • 最終掲載日:2018/03/05 23:12
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全179部分)
  • 29581 user
  • 最終掲載日:2018/02/01 04:25
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、当面は三週ごとの更新とさせていただきます。 ※2016年2月27日、本編完結しました。  ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質なバグに引//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全229部分)
  • 27287 user
  • 最終掲載日:2018/02/24 07:00
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全445部分)
  • 25337 user
  • 最終掲載日:2018/03/09 01:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全118部分)
  • 26674 user
  • 最終掲載日:2018/03/05 08:32
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全395部分)
  • 34157 user
  • 最終掲載日:2018/03/05 12:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全363部分)
  • 28334 user
  • 最終掲載日:2018/01/07 20:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全824部分)
  • 32506 user
  • 最終掲載日:2017/12/24 00:00
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1408部分)
  • 30916 user
  • 最終掲載日:2018/03/11 00:00
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全868部分)
  • 25906 user
  • 最終掲載日:2018/03/06 10:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全221部分)
  • 30324 user
  • 最終掲載日:2017/11/30 20:07
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全127部分)
  • 33468 user
  • 最終掲載日:2018/02/03 03:49
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1818部分)
  • 30415 user
  • 最終掲載日:2018/03/11 12:00
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全513部分)
  • 27859 user
  • 最終掲載日:2018/03/08 18:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

◆カドカワBOOKSより、書籍版12巻+EX巻、コミカライズ版6巻発売中! アニメ放送は2018年1月11日より放映開始です。【【【アニメ版の感想は活動報告の方//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全569部分)
  • 42442 user
  • 最終掲載日:2018/03/04 23:02
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 32487 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫よ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全138部分)
  • 25824 user
  • 最終掲載日:2018/03/04 10:40
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全537部分)
  • 29326 user
  • 最終掲載日:2018/02/03 23:34
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで、漫画版連載中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全194部分)
  • 26749 user
  • 最終掲載日:2018/02/24 21:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!  魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望では//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全220部分)
  • 25809 user
  • 最終掲載日:2018/03/09 22:18
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全464部分)
  • 26629 user
  • 最終掲載日:2018/03/10 22:01
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全196部分)
  • 30281 user
  • 最終掲載日:2018/03/10 00:00
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全242部分)
  • 25385 user
  • 最終掲載日:2018/02/13 18:00
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全182部分)
  • 26197 user
  • 最終掲載日:2018/03/05 17:35
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 34504 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00