年が明けてまだ日数がそんなに経過していない頃だったと思う。こんな記事に出会い衝撃を受けた。
内容は著名ブロガーのちきりんさんが、経済評論家の勝間和代さんの自宅を訪問するという内容。はじめはぼーっと読んでいたが、途中から記事に釘付けとなった。報告されるキッチンの状況がおかしすぎるのだ。なんとGoogle Homeが2台、Amazon Alexaが1台、SHARPホットクックが3台、SHARPヘルシオオーブンが2台、iPadが2台(他の部屋などにさらに2台)、その他様々なイケイケ家電たちが紹介されていく。1台もっているだけでもイケイケな家電達が、それぞれ複数個も置いてあるという衝撃のスクープ。
さらに、キッチンでのタコ足配線の写真は異様だ。ここはIT企業のサーバールームか?いったい何が起きているんだ。ちきりんさんが、僅か15分で出来上がったおいしい料理を堪能している様子が伝わってくる。
どうやらコレは勝間さんが、工夫に工夫を重ね、今までのキャリアで研がれた思考力という名の包丁で、従来型の料理を千切りにしてしまい、生産性を劇的に向上させるために煮込み直して辿り着いた境地に違いない。
ということで、「私も料理ハックを進めなければ!」とインスパイアされてしまったのである。それから2ヶ月が経過し、少しずつ進めている。その第一弾として、「ホットクック」に挑戦し始めた。いや、この表現だと他のカツマー達に叱られてしまうかもしれない(汗)。言い直すと、「ホットクック(1台目)」の挑戦だ笑。道のりは長いぞ。
今回はそのホットクックの話をしていこう。
ホットクックとは?
ホットクックには現在、3種類の機種が発売されている。私がゲットしたのはKN-HT99A(以降A)という入門モデルだ。Wikipediaの説明がわかりやすかったので、見てみよう。
2015年11月発売。日本国内の家庭用電気鍋において初めて無水調理(水を使わずに野菜などの食材に含まれる水分を活用した調理方法)が可能な電気無水鍋。蓋の内側には円盤状の突起「旨味ドリップ加工」を施しており、食材から出た蒸気を水滴にして鍋の中を循環させることで、調味料を味付けなどの必要最低限にとどめて食材本来の旨みを活かした調理が可能である。また、メニューに合わせて最適なタイミングでかき混ぜる「まぜ技ユニット」を搭載するほか、温度と蒸気のダブルセンサーで火加減も自動調整するため、メニューを選択して食材をセットしておくだけで良く、料理の際にかき混ぜや火加減調整のためにそばにいる必要もない。さらに、空いた時間に食材をセットして設定時間に合わせて仕上げるタイマー予約機能「食べごろ予約調理」を搭載しており、ワンキー操作で一旦冷めた料理の温め直しも可能。残ってしまった場合でも付属の保存専用ふたをすることで内鍋ごと冷蔵庫に保存することが可能で、保存専用ふたがフラットなため、上に密閉容器などの小物も載せることができる。「まぜ技ユニット」や内ぶたは取り外して水洗いが可能である。
ちなみに、上位モデルとしてKN-HT24B(以降B)やKN-HW24C(以降C)も発売されている。Bは2016年12月に発売された大型モデルで、最大6名分までの料理をすることができる。Cは2017年10月発売で、無線LAN機能、音声読み上げ機能、IoT機能などがついているようだ。
Aの場合は3万円以内で購入できるが、Cになると5万円以上もする。入門タイプ(1.6L)のAでも充分大きいし、それに場所を結構取るので、非常に広いキッチンの持ち主でない限りはまずはAがお勧めだ。
ホットクック版Hello, world!は「無水カレー」
どのプログラミング言語を勉強するにしても、まず最初に通る道がHello, world!を画面にPrintすることだろう。ホットクックでは、それに相当するのが「無水カレー」だ。ホットクックを購入したなら、この代表的なカレーを作るのがホットクック界隈の慣習のようなのだ。
やることとしては、次の食材を準備するだけ。
- トマト(角切り)3個(450g)
- 玉ねぎ(みじん切り)2個(400g)
- セロリ(みじん切り)1本(100g)
- 鶏手羽元 8本(1本60g)
- にんにく、しょうが(すりおろす)各適量
- 市販のカレールー 4~5皿分
上から順番にホットクックに投入していくだけ。もちろん、水は不要!準備が完了したら、このようになるはずだ。
あとはメニューでカレー用の番号を選択したら終わり。勝手にホットクックが調理してくれる。火を使っているわけではないので後は放置するだけで良い。もちろん予約機能もあるので、朝セットして、夜帰宅直前にカレーが出来上がるようにしても良い。
カレーの場合は70分弱で出来上がる。出来上がりはこんな感じ。水を一切使っていないなんて信じられない!
ライフハッカーにとってホットクックは必需品か?
- 時短効果あり!ただ、料理時間のうちの野菜を洗ったり切ったりする時間は相変わらずかかるので、勝間さんのように特殊な包丁や野菜家電を合わせて導入するなどの努力を行う必要があるかもしれない。
- もともとは時短アイテムとして見ていたので味にはあまり期待していなかったが、思いのほか美味しく仕上がるので、毎回感動する。初めて無水カレーを作った時の感動は大きかった。料理の生産性は美味しさ÷時間や手間。上手くて早くて楽。ホットクック、生産性革命!すばらしい!
- ホットクックを購入した時に、料理ブックのようなものがついてくる。下のように、なかなか幅広い!なんでも作れちゃう。しばらくはレパートリーに困らないのも利点だ。
- 煮物(肉じゃが、エビあんかけ、ぶり大根、ビーフシチュー、八宝菜など)
- 蒸し物(シューマイ、手作り豆腐、野菜スープなど)
- 野菜ゆで(ほうれん草、いか、根菜サラダなど)
- めんゆで(スパゲティ、そうめんなど)
- 発酵(醤油麹、甘酒など)
- お菓子・パン(フルーツソース、ブラウニー、つぶあんなど)
- 何より、勝間さんが様々な独自メニューをブログにアップしてくれるので、そちらを参考にしていくという道もあるだろう。
終わりに
決して安い買い物ではない。しかし料理ハックをもう一歩進めたい方にとってはお勧めだ。そして万が一、買ってみて合わなければメルカリに出品すれば良いだけだ。未使用〜数回以内の利用であれば、こんな感じでバンバン売れているぞ: