◆失敗に気づいたのでどこに引っ越すかは秘密です


おはようございます。高知は春ですよ。
毎年のことながら花粉の飛散量が凄まじいです。

引越しの準備は着々と進めておりますが、不用品の処分と荷造りにウンザリしてきたので、今日はもう午前中はネット見て息抜きにブログ書きながらダラダラしようかな。午後から頑張ります。。。


なんだか最近空ばっかり見上げちゃうんですよねー。高知って空の青が濃くて、真冬であっても澄み切った濃い青空の日が普通にあって、ここはスペインのバレンシアかなって思っちゃうくらい。


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次は高知とは気候風土が全く異なるところへ行くので、引越し先ではこんなアニメーションのペイントみたいな綺麗な青空を見ることはないでしょう。


さて、前回の記事でもお知らせしました通り、四国の田舎から本州の田舎に引っ越すことになりました。
どの地方だとか、何県のどのあたりだとかは、ネット上ではFacebookの個人アカウントで友達限定公開しましたが、ブログやTwitter、Facebookページでは非公開とさせていただきます。

なのでリア友のみなさんもバラさないでくださいね〜。お願いします。m(_ _)m



キラキラ起業に片足を突っ込んで居た頃、このブログでは実名(実は旧姓でしたが)顔出しをしていただけでなく、高知県高知市のどのあたりのどんな物件に住んでいるかまで記事にしていたので、調査力の高い人に読まれたら住所も特定可能なほどの個人情報をネットに晒しておりました。

過去記事のほとんどはすでに削除済みですが、あのころはアルバイト先や交友関係まで記事にしていたのですから、私と全く接点がない見ず知らずの人たちにまでプライベートがことごとく筒抜けでしたね。


それでも夫や子供達の個人情報に関しては一切書かなかったのが救いです。
もしそれをしていたら、今頃は後悔の泥どころではなくコールタールにまみれていたことでしょう。
コールタールがへばりつかなかったのは幸いでしたが、例え一時期であってもネット上で不特定多数の方々を相手に自分を切り売りしていたので、今さら情報を伏せたところで私はもう完全に隠れることはできません

このブログを続ける限り、それを承知の上で、家族には迷惑をかけないように気をつけながら私自身は自分が招いたことの結果を引き受けていくしかないと覚悟を決めております。


すでに何度かこのブログにて紹介済みですが、私みたいにネットで実名顔出しして過激な発言を繰り返したあげくに間違いに気づいたぴーすけ君が、「これからブログを書こうという人たちが自分と同じ間違いを犯さないように」と、贖罪の気持ちを込めた渾身の記事をここに紹介しながら私の体験をお話しましょう。


まず最初に1番大切な言葉から。それは「ブログは目的ではなく手段」だということ。

ですので、健全な形は「書くことがあるから結果的に毎日更新になっちゃった」です。

逆にひっくり返った不健全な形は「毎日ブログを書くためにネタを探す」ですね。

というのも、残念ながらぼくはかなり長い間「後者」でした。そして結果的に…。

たくさんの「信用を失ってしまった」のです。この記事はその根拠の詳細でもあります。

(中略)

これはブログに限った話ではありませんが「年中無休だと逆に心身を破壊する」んです。

なぜならぼく自身が「書かなくて良いこと」「書かない方が良いこと」を見失ったから。

アウトプット過多で「自分の中に必要な物まで外に出してしまった」イメージですね。

書くことが無い時は書かない。当たり前のことを守らなかったツケは、必ず溜まります。

(中略)

いつのまにか「自分を切り売り」するだけではなく「他人も切り売り」し始めます。

ぼく自身、彼女に怒られるまで「自分の行為の意味を見失ってた」時期がありました。

これは本当に、後悔してもしきれません。一生ぼく自身が背負ってく「負の遺産」です。

もうねー、全盛期のYoshikiのヘッドバンキングくらい頷きたい。


この図 ↓ とか秀逸だし。

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ほんっとにこの図の通りですよw


私自身もあの頃は脳みそ壊れちゃってましたが、頭の隅では「ブログは毎日5本書け」と鬼更新を推奨するプロブロガーや、「一般人は個人情報をネットに出しても大丈夫。芸能人みたいに注目されないし、自分がどういう人かを知ってもらうことでお客さんに安心感を与えられて売り上げが増えます。だから家族のことも書きましょう」と言うキラキラ起業コンサルの言うことに懐疑的だったんですよね。

なので家族との生活を犠牲にしてまでブログにのめり込むことや、家族の個人情報や私生活を公開してしまうことには抵抗がありました。


そして、躊躇しているうちにプロブロガーの言うことを真に受けて「ブログで稼ぐ!」を目指した若者たちが、ブログでバカを競うことを芸として人生をダメにしていく様子や、キラキラ起業家を目指して自称コンサルの言うことを鵜呑みにした主婦たちが、夫や子供の顔写真を投稿するに止まらず、子供本人が成長したらきっと親を許せなく思うに違いない子供の恥ずかしい写真を載せたり、夫婦喧嘩の詳しい内容や子供の先天性障害までネタにしてしまう様子を目の当たりにして、「この人たちのしていることは異常だ」とはっきり分かりました。


だってドン引きするでしょう。
キラキラ起業家はたいていプロフィール写真と自撮りは加工していて実物よりも数割り増しになっているので、実際に会った時には写真の主と同一人物だとは分からなかったり、写真との違いに衝撃を受けることが度々ありました。
キラキラ起業で繋がり、実際に顔を合わせた人で「写真より綺麗」だった人は居ません。


そして、Facebook友達を増やしたことでブログを読んでくれるお友達が以前より増えた人や、「大人の女子校」のようなキラキラ起業ごっこサークルに入った人たちは、「お友達」を喜ばそうとして女子会や井戸端会議のノリで家庭内のことをどんどん「おしゃべりのネタ」にしてしまいます。

ブログを毎日更新することが目的になってしまっているので、よく考えることをせずに日常を安易にブログネタにしてしまうのと、いいねを付けてくれたりコメントをくれる人たちが「いつものメンバー」なので、本人は「友達やファンだけが読んでくれている」つもりでいるんですよね。実際には全世界に向かって情報公開していて誰でもが閲覧可能なので、誰が読んでいるか分かりゃしないのに。

だからもち投げみたいに景気良く自分の個人情報も家族の情報も私生活も何でもバラ撒いてしまうのでしょう。他人事ながらその無知と無防備さが恐ろしくて背中がゾクゾクしましたよ。


人によってはダーリン(夫)との出会いから結婚に至る経緯、夫婦喧嘩の仔細な内容、仲直りの会話までパートナーとのプライベートを切り売りするようになってしまいます。
何をどう図に乗ったらそんなことが書けるのか、「夫婦円満の秘訣」について講釈垂れ始める人もいるから驚きです。
あれって旦那さんはたまったものじゃないでしょうね。「夫婦円満の秘訣」が夫婦不仲のキッカケになるのではと心配になりますよ。



商売の都合上ネットで素性を明かして自分の顔を出したり、場合によっては家族とのショットも掲載するのが効果的であったり、必要だったりすることはあるでしょう。
好むと好まざるとに関わらず今はインターネット社会なのですから。

けれど、一度でもネットに公開し出回ってしまった情報は原則として回収不能だし撤回も不可能です。
ですからSNSを公開で投稿する前に、ブログを書き始める前に、インターネットに公開しても不都合ではないこと、公開しても自分で責任が取れる範囲のこと、ネット上には出さないほうがいいこと、絶対に掲載すべきではないことの区別をちゃんとつけましょう。