今後はオンラインのみでの発行となる。
イギリスの音楽雑誌NMEが、今後は紙媒体での発行を行わないことを発表した。
同誌は2015年から、これまでの紙媒体という形式を継続すべく、フリーマガジンとして刊行を続けてきたが、広告収入が制作費の高騰に見合わなかった模様。
「フリーマガジンへと移行したことで、NME.comは多くのユーザーを獲得し、NMEというブランドを前進させることができた」と、NMEの発行元Time Inc UKの音楽ディレクターPaul Chealは語っている。「しかし、今後はデジタルスペースに対して努力や投資を向けていくことが、この著名ブランドの未来を確かにするための手段だと言えるだろう」
NMEは、今後も不定期に紙媒体での特別号を発行する予定。また、これまでの週刊のカバーストーリーとして書かれていた記事は今後、デジタル版で”Big Read”として掲載されることになる。
先月には、イギリスを拠点とする未公開株式投資会社Epirisが、NMEの発行元のTime Inc UKを買収する意向があると発表している。Time Inc UKは現在、アメリカのメディアグループMeredith Corporationが所有しており、Meredith Corporationは今年1月、アメリカのTime Inc（Time Inc UKの親会社）を28億米ドル（約2千966億4百万円）で買収したばかりだ。
NMEは1952年に創刊し、70年代にはパンクロックの台頭に伴い、イギリスで最も売れる音楽雑誌であった。90年代から2000年代にかけても、ロック／ポップスに於いて最も影響力のある出版物のひとつとして地位を保っていた。2015年にはメインストリーム層向けの内容に方向性を変え、紙媒体フリーマガジンとしての最初のカバー写真にはRihannaを起用していた。
同誌は2015年から、これまでの紙媒体という形式を継続すべく、フリーマガジンとして刊行を続けてきたが、広告収入が制作費の高騰に見合わなかった模様。
「フリーマガジンへと移行したことで、NME.comは多くのユーザーを獲得し、NMEというブランドを前進させることができた」と、NMEの発行元Time Inc UKの音楽ディレクターPaul Chealは語っている。「しかし、今後はデジタルスペースに対して努力や投資を向けていくことが、この著名ブランドの未来を確かにするための手段だと言えるだろう」
NMEは、今後も不定期に紙媒体での特別号を発行する予定。また、これまでの週刊のカバーストーリーとして書かれていた記事は今後、デジタル版で”Big Read”として掲載されることになる。
先月には、イギリスを拠点とする未公開株式投資会社Epirisが、NMEの発行元のTime Inc UKを買収する意向があると発表している。Time Inc UKは現在、アメリカのメディアグループMeredith Corporationが所有しており、Meredith Corporationは今年1月、アメリカのTime Inc（Time Inc UKの親会社）を28億米ドル（約2千966億4百万円）で買収したばかりだ。
NMEは1952年に創刊し、70年代にはパンクロックの台頭に伴い、イギリスで最も売れる音楽雑誌であった。90年代から2000年代にかけても、ロック／ポップスに於いて最も影響力のある出版物のひとつとして地位を保っていた。2015年にはメインストリーム層向けの内容に方向性を変え、紙媒体フリーマガジンとしての最初のカバー写真にはRihannaを起用していた。
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