シェア自転車事業のニュースが毎週のように報道されている。素人が並べてみただけでもコレぐらいある。たぶんもっと色々な取り組みがあるのだろう。
- メルカリ
- メルチャリを福岡で2018年2月スタート。メルカリとのアカウント連携。
- LINE
- 北京発モバイクと組んで2018年上半期開始予定。LINEのアプリ内から操作できるようになり、LINE PAYとも連携する。
- モバイク
- 北京発企業。2017年8月に日本進出。札幌で展開。特許をたくさん持っているらしい。
- ソフトバンク
- ヤフー
- ソフトバンク傘下のヤフーが同グループのOpenStreetに資本参加。OpenStreetの「HELLO CYCLING」でヤフーの各種基盤(ウォレット、MAP、カーナビ、乗換案内など)との連携も測る予定。現時点で1000台提供、2018年5月から「ecobike」というブランドを福岡で開始。
- ドコモ
- 東京の複数の自治体から委託を受け、既に都内で4000台以上を提供。2015年に先駆けて参入。
- DMM
- シェア自転車参入の見送り(2017年11月)
- UBER
- 米サンフランシスコにおいて、傘下のJump Bikesを通してシェア自転車に参入し、2018年2月開始。
いったい何が起きているんだ!?文字通り「乗り」遅れたぞ!
ということで、過熱しているシェア自転車業界を体験してきた。「滝登り道場」*1の宿題のテーマに丁度いいかなぁ、と思って休日の早朝の時間を利用してチャリに乗ってきたので、その報告。
東京だとドコモのチャリポート(自転車置き場)は良く見かけるので、今回はドコモをチョイス。他社のものもそのうち試してみたいが、現時点では、意外に東京だと選択肢はそんなに多くない。
準備!
まずはドコモ自転車シェアリングのアカウントを作る必要がある。
ドコモの「dアカウント」でも良いようだ。会員登録で結構色々な情報が求められるのが心理的ネック。メールアドレス、誕生日やフルネーム、利用目的、クレジットカード番号、電話番号など。ちなみに、モバイクのアプリを入れたときは、クレジットカード番号と電話番号だけで完了した。
次に専用アプリを通して予約をしないといけないが、予約をしてしまうと20分以内に解錠しないといけないので、直前にやる必要がある。ただポートが空っぽ、または休業中だと行ってもチャリはないので、待機台数はアプリでチェックすべし。
出発!
ポートにたどり着いたら、メールで届いていたチャリ番号の書いてあるチャリを見つける。そして同じメールで届いたコードを入力するだけで、解錠!!いいねぇ。
ポートをまじまじと見てみたのは初めてだが、少ない面積しか必要ない。むしろ色々なところに設置するポート数のほうが重要なのだろうか。そう考えるとコンビニとの提携が進んでいるのは「なるほど〜」と思える。
チャリに乗る。サドルが低い!まぁいいか。サドルの高さも自動的に調整するようにしてくれたらユーザー体験が向上しそう。ユーザーの身長データさえわかれば、予約した時点で自動的に調整しておき、あとはユーザーが到着して利用をはじめるときには、サドルの高さがその人にフィットしているようになっているイメージ。
乗る!
ということで、特に行き先はないので自由にサイクリング!
ある程度進んだところでローソンを発見し、下車。鍵をかけると、「鍵がかかりました」というメールが届く。まだ返却はしていないので、一次駐車。もちろん、駐車中も料金は発生し続ける。コンビニでメルカリの荷物を2点発送し終えて、またチャリに乗る。ロックを再び解除するのも同じコードでOKなのでスムーズ。
ちなみに、ドコモは電動自転車を採用しているのだが、実は電動に乗ることが初めてだった。坂に限らず、信号で止まった後の発進などでスイスイ行けるし、広い道で人が居ないところだと結構なスピードも出せて楽しかった。便利!!
返却する!
帰宅しやすい地下鉄の駅を発見して、そこの近くのポートをアプリで探す。近くにあるはずなのだが、なかなか見つからない…。ゆーっくりサイクリングしていたら発見できた。小さな公園の一角にチャリポートがさりげなく設置されていた。こういうスペースも有効活用しているのかぁ、と感動。停めて鍵をかけて、「ENTER」ボタンを押したら終了。メールで「返却されました」と来た。
決済は登録しているクレジットカードに請求されるらしいのでラクチン。メールによると40分レンタルしていたようなので、最初の30分で150円、延長30分以内で100円、合計250円になるのかな?
振り返る!
以前のブログ記事で、「メルチャリで他人のメルカリの荷物を代わりに届けたら報酬をもらえる」という仕組みを考えてみたけど、実際にシェア自転車に乗ってみるとなかなか厳しそうである…汗。体験せずに物事を語ると恥ずかしい思いをするな〜笑。
他の会社も含めて、あと何度かは試してみたい。もしもっとポート数が増えれば、日常的に様々なシーンで使えそう。正直に言うと事業としてどれだけ魅力的なのか、まだ見えきれていない部分はあるので、ちょいちょい調べていきたい。