2018年3月10日 更新

政治

「十分に公益性」加計学園補助に理解求める
(愛媛県)
来月開学する加計学園の獣医学部について、今治市の菅市長は9日の市議会で「十分に公益性がある」などと加計学園への補助について改めて理解を求めた。加計学園が運営する岡山理科大学の獣医学部を巡っては総事業費およそ192億円の内、今治市は県に協力を求めおよそ93億円を補助する計画となっている。9日開かれた今治市の3月定例市議会では「加計学園にはおよそ127億円の余剰金がある」などとして今治市の補助を疑問視する質問が出された。これに対し今治市の菅良二市長は「学校法人が大学等を設置する経費の財源は、文部科学省の基準で、余剰金の範囲内と規定されており、継続的に運営する上でも補助金が必要と考えている。」との考えを示した。その上で、菅市長は「ライフサイエンス関連企業や研究機関の誘致が進めば学生の卒業後の地元定着にも貢献し、地域経済の活性化につながるなど、十分に公益性があり支援は妥当と考えている。」と述べ、改めて加計学園への補助に理解を求めた。
[ 3/9 15:22 南海放送]