220/220
第二十話:停戦協定
コミックガルド様にて、コミカライズスタートです。無料で読めるので是非読んでやってください
http://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=ZG0019&vid=&cat=CGS&swrd=
デュークたちが遠征に出かけて三日後、無事帰還してきた。
彼らは、【虫】のダンジョンの魔物を駆逐し、水晶を壊すことに成功している。
屋敷にて、その報告を受けていた。
「……デューク、報告書を読み終わったよ。さすがにAランクメダルを持つ魔王相手だと無傷とはいかないか」
「申し訳ございません。私の力不足です。我が君の戦力をいたずらに消耗してしまいました」
「いや、おまえは十分にやってくれた。アヴァロン・リッターを六機も破壊するような強敵に勝利した。褒めこそすれ、責めるつもりはない」
報告書によると、こちらの被害はアヴァロン・リッター六機、数十体のゴーレムたち、デュークの力で【強化蘇生】した魔物と人間が約二百体。
まさか、アヴァロン・リッターが六機も落とされるとは思わなかった。
通常状態でAランクの魔物に匹敵する性能を持ち、短時間なら【バーストドライブ】によってSランクにも匹敵する。
アヴァロン・リッターの自体も強いが、三騎士やデューク、クイナが戦線に投入されていたのだ。
そんな中、これだけの被害を受けるのは、よほど相手が強かったということだろう。
「デューク、おまえ自身も相当暴れたみたいだな」
「……ええ、指揮官たる私が出なければ戦線が支えきれませんでした。敵の特急戦力については別途報告書を用意しています。アヴァロンを強化する参考になればと思います」
俺も色々と工夫しているが、それは他の魔王も同じだ。
【虫】の魔王はAランクに生まれながらも、慢心せずにいろいろとやっているようだ。
【虫】の魔王から学ぶべきところは学ぼう。
「この報告が終われば、アウラに診察してもらえ。長時間、【狂気化】を解放して戦ったんだ。後遺症が出ているとまずい」
「かしこまりました」
「それから、破壊されたアヴァロン・リッターは持ち帰っているな?」
「もちろんです。すでにロロノ様のところへ届けました。ドワーフ・スミスたちの話によるとツインドライブコアが無事なので、ロロノ様なら復元可能であると」
「それは良かった。アヴァロン・リッターを六機も失うのは痛い。それに、失った【強化蘇生】の魔物たちの代わりも十分に手に入れたようだな」
「ええ、強い魔物が多く、失った以上の戦力アップになるでしょう。なにせ、あの激戦の中でアヴァロン・リッターを打ち倒す敵を強化して蘇生するのです。【強化蘇生】しきれなかった分の死体は冷凍保存して倉庫に移しておりますので、順次【強化蘇生】していきます」
デュークは相変わらず抜け目がない。
失った以上の戦力を得られたのなら、今回の被害もまったく問題ないと言える。
「改めて聞こう。デューク、俺の魔物たちは死亡していないんだな」
「はい、傷を負ったものは多いいですが命を落としたものはいません。それが我が君の望み、最優先しました」
俺は魔物の死を一番嫌う。
だから、アヴァロンの基本戦術は、ゴーレムや【強化蘇生】した他人の魔物や人間どもを使い捨ての壁にすること。
それゆえに、俺の魔物以外に被害がでるのはどうしようもない。
他にも報告書の中で、気になる点があったので、合わせて確認しておこう。
「それにしても、敵の協力関係はずいぶんともろいな。まさか、【虫】のダンジョンに、外部の魔王の増援が現れないとは」
「もはや敵の同盟はほぼ機能していないものと思われます」
もし、同盟が機能していれば、【虫】の魔王は防御に徹して時間を稼ぎ、同盟の増援を呼びこんで、挟み撃ちにしていただろう。
これは単純だが効果的な手だ。
あるいは【虫】を攻めるために手薄になったアヴァロンを狙うのもありだった。
そのどちらもない、反プロケル同盟は【虫】を見殺しにした。
これは同盟が機能していないことを意味する。
「ありがとう。現状が把握できた。デューク、家に帰ってゆっくりと体を休めてくれ」
「はっ、そうさせていただきます。と言いたいところですが、他の魔王を放置してもよろしいのでしょうか? 補給と戦力の補充をして、即座に別の魔王を襲撃することも可能です」
「たしかにな。敵の勢力で一番厄介なAランクの魔王を潰した。このまま続けざまに一人二人、潰したいところだし、そのつもりだった」
消耗した戦力を補充し、即座に再出撃。
それができるだけの力が俺の魔物たちにはある。
「我が君、何かできない理由が?」
「……今朝、反プロケル同盟の連中が和解を申し出てきた。それも、最強の三柱に次ぐ力を持つ魔王、【法】の魔王バアルに仲介を頼んでな。バアルからマルコに連絡がきた。力があるだけでなく、マルコとも親交が深い魔王だ。さすがに、無視するわけにはいかない」
直接、反プロケル同盟から和解を申し出されても即座に蹴り飛ばしていたが、こんな大物を出されたら、受け入れるかはともかく話を聞くぐらいはしないといけない。
「我が君、その魔王たちにはプライドがないのでしょうか。新人魔王である我が君相手に徒党を組んで、負けそうになれば大物を連れてきてとりなしてもらう。あまりにも無様すぎます」
「プライドより命が大事なのだろう。……まあ、悪い話でもない。仲介者である【法】の魔王バアルはどうやら中立のようだ。提示した条件は、有利な俺が和解してもおかしくないものだ。デュークも見てくれないか」
デュークにマルコから渡された和解の条件が記された書類をデュークに渡す。
デュークは数秒でそれを読んでしまった。
この内容は和解というより、降伏し、慰謝料を払って命乞いをしているように見える。
まず、反プロケル同盟を解体、参加していた魔王全員が、今後は俺に危害を加えないという【血の契約】をすること。
ただの口約束ではなく、血の力と魔術によって魂を縛る契約だ。無理に破れば死ぬか廃人になってしまう。
次に、俺に対する慰謝料として、来月から一年間の間、彼らが作るオリジナルメダルすべてを譲り受けることができる。
仲介者によって、公開された反プロケル同盟の魔王は四人。
映像から特定した魔王と一致する。
俺の【創造】は他者のオリジナルメダルがないと効果を発揮しない。オリジナルメダルを五十枚近く得られるというのは願ってもないことだ。
「……一方的に我が君が得をするように見えます」
「だな。敵の魔王を殺して、水晶を砕いたところで、月に一度、砕いた相手のメダルを作る選択肢が増えるだけだ。メダルそのものをもらったほうがありがたい。それに、向こうは手を出さないと【契約】するが、俺のほうは手を出さないと宣言するだけでいい。よく、この条件を反プロケル同盟が呑んだとは思う……なにせ、俺のほうは約束を反故にして手を出すことができるから一方的に虐殺できる」
もっとも、そのような卑劣な手を使えば魔王たちの中で悪評が広がり、孤立してしまう。
それでも、そんなリスクがある【契約】を向こうから言い出すのが気になって仕方ない。
「僭越ながら意見させていただくと、我が君を油断させるため、あるいは時間稼ぎのための策略では?」
「そうだろうな。その場合、デュークはどうすればいいと思う?」
「あえて乗るべきでしょう。餌はしっかりといただき、油断させるのが目的であるのなら、警戒し続ける。時間稼ぎが目的であるのなら、稼がせた時間で向こう以上にこちらが力をつける」
俺もそう考えていた。
時間は俺の味方だ。潰すよりも利用してやろう。
「同感だ。俺はこの和解を受け入れよう。……これで反プロケル同盟との戦いはひと段落だな」
「ええ、ですが安心はできません」
「だな。新人魔王に徒党を組んだ歴戦の魔王が敗北したんだ。もっと怖い魔王にだって目を付けられるだろう。安心するには強くなるしかない」
そうなれば、さらに恐れられるがそれはもうどうしようもないことだ。
いっそ、行きつくところまで行ってしまえばいい。
「プロケル様、報告は以上です」
「ありがとう。今日は帰って休め。今回の戦いに参加した全員にボーナスを支給する。もちろんデュークにもだ。その金で家族を楽しませてやれ」
「そのつもりです。今日はとびっきり贅沢をしますよ」
デュークが去っていく。
……彼にも言わなかった懸念が一つだけある。
それは今回の黒幕が結局見つかっていないこと。
普通に考えればAランクの【剛】の魔王か【虫】の魔王が反プロケル同盟を作り上げて、トップに立っていたと考えるべきだ。
しかし、それはありえない。【剛】の魔王はそういうタイプではないし、【虫】の魔王はある程度抵抗したもののなすすべもなく水晶を砕かれた。
黒幕がいると仮定すれば、今回の和解で向こうが開示した魔王の中には存在せずに、この状況でも隠れている狡猾な奴だ。
……むしろ、今回のことはその黒幕から目を逸らすための目くらましとすら思える。
向こう側が出してきた、反プロケル同盟のリストをそのまま信じるわけにはいかない。
「デュークは、ちゃんと【虫】の魔王を持ち帰ってくれた。なにか情報を聞き出せるといいんだが」
【虫】の水晶を砕いたことで、ダンジョンは消失し、魔物も消滅したが、本人は殺していない。
可能であれば生かして捉えるように指示し、その指示をデュークは守ってくれた。
ありとあらゆる手段で【虫】の魔王から情報を吸い上げよう。
そのための命令は下してある。
……今回の和解の条件、【虫】は死んだものとして扱われているため、和解を結ぶ魔王の中にリストアップされていない。
いくら危害を加えても問題ではないのだ。
あまり暴力的な手段は好きじゃないがアヴァロンのためには躊躇するつもりはない。
敵に対する甘さは、大事な仲間の危険に繋がる。戦場で敵を見逃せば、次の日にはそいつに仲間を撃たれる
後になってから泣いて後悔するような愚か者にはなりたくない。
◇
執務室から出る。
すると、俺が出るのを待っていた子たちに囲まれた。
「おとーさん、クイナ、いっぱい活躍したの!」
「がうがう!」
「聖上、とってもとっても強くなったんだよ!」
【虫】のダンジョンに言った、クイナ、ティロ、ラフェの三人だ。
クイナはキツネ尻尾をぶんぶん振り、ティロは舌を出して、ラフェはその翼を膨らませている。
この子たちは俺の魔物たちの中でも、とりわけ考えていることがわかりやすい。
「おまえたちが無事に帰ってくれて何よりだ」
俺がそう言うと、みんな一斉に話し始めて、何を言っているのか聞き取れない
しょうがない子たちだ。
「……そうだな、甘い物でも食べに行こう。ケーキを食べながら、どう活躍したか聞かせてくれないか」
「クイナの活躍をたくさん聞かせてあげるの!」
「聖上、なんと。レベルが一気に20もあがった。だよ」
デュークから、今回の戦いは詳細に報告を受けている。
だが、それは全体を俯瞰したものだ。
最前線で戦った者たちが肌で感じたことを聞きたい。
何か、発見があるかもしれない。
……まあ、何より、この子たちが自慢したがっている。それを聞いてやるのも魔王としての役目だろう。
◇
マルコのダンジョンに足を運んでいた。
ここが和解を結ぶ際の、可能な限り中立な場として選ばれている。
【法】の魔王バアルか、【獣】の魔王マルコシアス。
立会人のダンジョンを使うのが一番無難だ。
二人の大魔王が見守るなか、俺と反プロケル同盟の面々との和解が執り行われた。
【法】の魔王バエルは、厳格さがにじみ出ている壮年の男性だ。
見るからに堅物であり、マルコの話ではどの魔王よりも公平さを重視する魔王で、彼が意図的にどちらに加担することはないらしい。
当初の予定通り、俺は彼らにこれ以上危害を加えないことを宣言し、彼らは俺に危害を加えないこと、そして一年の間、作成するオリジナルメダルを俺に捧げることを【血の契約】で誓った。
【法】の魔王バエルは要件が済むと自分の仕事は終わったと告げて去っていった。
そして、反プロケル同盟の連中も逃げるように去っていく。
マルコと二人きりになって、ようやく気を緩められた。
疲れる。これなら、まだ戦っているほうがましだ。
「全部丸く収まってよかったね。これで、しばらく君に喧嘩を売ってくる魔王はいないさ」
マルコが俺のもとへやってくる。
「そうだといいが、備えはしておくさ。どっちにしろ、もうすぐ卒業だ。それまでに力は必要だ」
「ほんとうに、君は手がかからない子だね。もう教えることがないよ」
「マルコには感謝している。今の俺があるのはマルコのおかげだ」
「そう言ってもらえると、親冥利に尽きるな。どうして、急にそんなことを言うのかな?」
「なんとなく、そんな気分になった」
和解のための会談が終わったことだし、これから、マルコとデートでもしたいところだが先客がいる。
【絶望】の魔王ベリアルだ。
彼のダンジョンに向かい、二人きりで話す。
その際に、彼の水晶の部屋に仕掛けた盗聴器を回収する。
最後の最後の確認だ。
魔王はダンジョンの様子が確認できる水晶の間にいる時間が一番長い。
そして、水晶の間というのは絶対に外部の侵入を許さない、もっとも安全な場所。
つまりは、もっとも気が緩んでしまう場所だ。
彼のふとした瞬間に漏れた本音を確認する。
名残惜しいが、マルコに別れを告げてベリアルのもとへ向かう。
今日のためにいろいろと準備してあった。それもストラスとロノウェの力を借りてまで。
これで疑うのは正真正銘最後だ。
さあ、行こうか。ベリアルを信じるために。
いつも応援ありがとう。面白いと思っていただければ画面下部の評価をしていただけると嬉しいです
そして、いよいよ来週四巻が発売です!
そちらでしか読めない書き下ろしもありますので、是非読んでください
魔王様の街づくり 四巻が3/15(金)発売!
アヴァロンがどんどん発展していき、新たな魔物、異界の歌姫ルルイエ・ディーヴァが誕生
魔王としてだけではなく、街の長として成長していくプロケルと彼を慕う魔物たちの物語
書き下ろしはワイトがメイン。是非、読んでね!

↑をクリックで公式ページへ飛びます!
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!
異世界迷宮で奴隷ハーレムを
ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全221部分)
- 26284 user
-
最終掲載日:2017/11/30 20:07
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~
柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全118部分)
- 22972 user
-
最終掲載日:2018/03/05 08:32
望まぬ不死の冒険者
辺境で万年銅級冒険者をしていた主人公、レント。彼は運悪く、迷宮の奥で強大な魔物に出会い、敗北し、そして気づくと骨人《スケルトン》になっていた。このままで街にすら//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全394部分)
- 25414 user
-
最終掲載日:2017/12/25 18:00
Knight's & Magic
メカヲタ社会人が異世界に転生。
その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。
*お知らせ*
ヒーロー文庫よ//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全138部分)
- 23340 user
-
最終掲載日:2018/03/04 10:40
とんでもスキルで異世界放浪メシ
※タイトルが変更になります。
「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」
異世界召喚に巻き込まれた俺、向//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全407部分)
- 37756 user
-
最終掲載日:2018/03/05 23:12
レジェンド
東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全1665部分)
- 25822 user
-
最終掲載日:2018/03/09 18:00
回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~
※ヤングエースアップ様にてコミカライズがスタート。無料で掲載されています
――世界そのものを回復《ヒール》してやり直す。
回復術士は一人では戦えない。そんな常識//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全122部分)
- 24045 user
-
最終掲載日:2018/02/26 02:49
ありふれた職業で世界最強
クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全306部分)
- 35854 user
-
最終掲載日:2018/02/17 18:00
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~
とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。
彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。
そうして導き出された//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全182部分)
- 29234 user
-
最終掲載日:2018/03/05 17:35
賢者の孫
あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。
世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全127部分)
- 28437 user
-
最終掲載日:2018/02/03 03:49
転生したらスライムだった件
突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた!
え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全303部分)
- 32996 user
-
最終掲載日:2016/01/01 00:00
私、能力は平均値でって言ったよね!
アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。
自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全271部分)
- 27427 user
-
最終掲載日:2018/03/09 00:00
八男って、それはないでしょう!
平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全205部分)
- 30721 user
-
最終掲載日:2017/03/25 10:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~
『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。
あらすじ ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全824部分)
- 24165 user
-
最終掲載日:2017/12/24 00:00
蜘蛛ですが、なにか?
勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全537部分)
- 31503 user
-
最終掲載日:2018/02/03 23:34
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~
地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。
運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。
その凡庸な魂//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全363部分)
- 25296 user
-
最終掲載日:2018/01/07 20:00
二度目の人生を異世界で
唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。
「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」
これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全395部分)
- 25749 user
-
最終掲載日:2018/03/05 12:00
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~
記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全513部分)
- 23144 user
-
最終掲載日:2018/03/08 18:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )
◆カドカワBOOKSより、書籍版12巻+EX巻、コミカライズ版6巻発売中! アニメ放送は2018年1月11日より放映開始です。【【【アニメ版の感想は活動報告の方//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全569部分)
- 36080 user
-
最終掲載日:2018/03/04 23:02
そのおっさん、異世界で二周目プレイを満喫中
中年冒険者ユーヤは努力家だが才能がなく、報われない日々を送っていた。
ある日、彼は社畜だった前世の記憶を取り戻し、かつてやり込んだゲーム世界に転生したと気付く。//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全82部分)
- 24061 user
-
最終掲載日:2018/03/09 18:10
Re:ゼロから始める異世界生活
突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全445部分)
- 24501 user
-
最終掲載日:2018/03/09 01:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -
34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全286部分)
- 28294 user
-
最終掲載日:2015/04/03 23:00
LV999の村人
この世界には、レベルという概念が存在する。
モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。
また、誰もがモンス//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全363部分)
- 24447 user
-
最終掲載日:2018/02/26 00:08
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む
魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。
彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全139部分)
- 24127 user
-
最終掲載日:2018/03/05 08:14
絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで
「働きたくない」
異世界召喚される中、神様が一つだけ条件を聞いてくれるということで、増田桂馬はそう答えた。
……だが、さすがにそううまい話はないらしい。呆れ//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全323部分)
- 24021 user
-
最終掲載日:2018/03/07 00:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-
世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。
弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全179部分)
- 25051 user
-
最終掲載日:2018/02/01 04:25
人狼への転生、魔王の副官
人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。
元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全415部分)
- 25185 user
-
最終掲載日:2017/06/30 09:00