森友改ざんで絶体絶命 安倍首相は「麻生切り」で延命画策
内閣総辞職に発展する事態を避けるために、安倍首相が麻生財務相を切る覚悟を決めた――。7日、こんな情報が永田町を駆けめぐった。森友学園への国有地売却問題で、財務省が決裁文書を書き換えた疑惑で安倍政権は大揺れだ。
「文書の書き換えが事実なら、政権全体が追い込まれる。誰かが責任を取る形で事態を収束させるしかない。財務省の問題で国会が空転し、審議が進まないとなれば、麻生大臣の辞任は避けられないだろう。政権が生き延びるためには、盟友の麻生さんを切るしかないと総理も腹を固めたようだ。財務大臣のクビでこの問題の幕引きを図るしか方法がない」(自民党ベテラン議員)
書き換えの事実は「ない」と明言できない時点で、組織ぐるみの犯罪を認めたようなもの。麻生氏はいずれクビを差し出すことになる。
財務省は当初、決裁文書の原本は「近畿財務局にある」と言っていたが、途中で「大阪地検に提出して手元にない」に変わり、「捜査への影響」を理由に書き換え前の原本の存否すら明らかにしない「ゼロ回答」を続けてきた。