米Googleは3月8日(現地時間)、モバイルWeb高速化プロジェクトAMP(Accelerated Mobile Pages)で得た成果をWeb標準に反映させる取り組みについて発表した。
「AMPで学んだことに基づいて、われわれは次の段階として、AMPの技術を採用していないコンテンツもトップニュースなどのGoogle検索結果でサポートしていく」という。Googleが標準化を目指す機能セットに準拠すれば、AMPに準拠していないコンテンツでもサポートする。
AMPは、Googleが2015年10月にTwitterなどと協力して策定(正式公開は2016年)したモバイルWeb高速化のためのプロジェクトおよびイニシアチブの名称。モバイル向けWebページをオープンソースで公開されている「AMP HTML」というフレームワークを使って構築すると、そのページはGoogleやTwitterなどのサーバにキャッシュされ、Googleの検索結果やTwitterで高速に表示される。
GoogleはAMPをモバイルWeb全体を快適にするためのプロジェクトだとしているが、キャッシュを表示するというAMPの仕組み上、URLがオリジナルにならないことや、非AMPサイトへの差別だとして批判する向きもある。URL表示については、昨年2月に解決策が提示された。
技術セットの標準化作業は、W3Cの様々なWICG(Web Platform Incubator Community Group)プロジェクトを通して推進していく。
それと並行してAMPのオープンソースの取り組みは継続していく。同社は2月にはAMPのGmailでの採用と、「AMPストーリーズ」を発表している。
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