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DDoS攻撃対策を手がけるCoreo Network Securityによると、memcachedを悪用した増幅型攻撃は「実質的なキルスイッチ」によって抑制できるという。この攻撃は、最近になって急増しており、GitHubやその他のネットワークに対する攻撃では1Tbpsを超える流量のトラフィックが観測されている。
memcachedを悪用した攻撃の恐ろしいところは、標的となるIPアドレスを詐称したリクエストがmemcachedサーバに送信されることで、5万倍にも増幅されたトラフィックが標的に送りつけられるという点だ。
攻撃者は、インターネット上で公開されており、かつUDPが有効化されているmemcachedサーバに向け、偽のUDPプロトコルパケットを送信する。その結果、該当サーバから標的に向けて大量のUDPパケットがレスポンスとして送信されるというわけだ。
Coreoによると、このキルスイッチは攻撃に利用されているサーバに「すべて消去する」コマンドを送信し、サーバ上のキャッシュを無効化することで、大量のトラフィックを減少させるというものだ。
実際の攻撃に悪用されているサーバでテストしたところ、「100%有効だと考えられる」という。
memcachedに関する懸念については現時点で、「CVE-2018-1000115」という共通脆弱性識別子が割り当てられている。その説明によると、memcachedのバージョン1.5.5には「memcachedサーバのUDPサポートにおいて、ネットワークに大量のトラフィックを送信することでDoS攻撃を引き起こせるような、ネットワークメッセージボリュームの制御が不十分だという脆弱性が存在する」という。
memcachedサーバは、バージョン1.5.6へとアップデートする必要がある。この1.5.6は、今回の増幅攻撃の発生を受けて、memcachedの開発者によってリリースされたバージョンであり、デフォルトでUDPプロトコルが無効化されているため、使用に際しては明示的に有効化する必要がある。
今回の大規模DDoS攻撃の発生によって広く警鐘が発せられた結果、誤った設定によるmemcachedサーバの運用を減少させるという取り組みにプラスの効果がもたらされてもいるようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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