震災はとっくの昔に終わったことです

まもなく3月11日がやってきます。

過去に何回か震災のことについてブログを書かせていただきました。

今年も何か書こうと思ったのですが、新しく書きたいことはもう何もありませんでした。

友人や、先生や、後輩を亡くした僕でさえ震災は「とっくの昔に終わったこと」です。

 

震災が起こったのは2011年。今が2018年なのでもう7年前ですね。

ところで2011年ってほかに何があったんだろう?と思い調べたところ「アナログ放送終了」「なでしこジャパンW杯優勝」「スティーブ・ジョブス死去」など(ああ、そういえばそんなことあったな)と思えるニュースが並んでいました。

同時に(めっちゃ昔だな)とも感じます。

 

そう、7年前ってめっちゃ昔なのです。

 

7年あったら13歳の子が成人します。23歳が30歳になります。

今の自分の年齢からマイナス7歳してみてください。めっちゃ若くないですか?逆に今の自分の年齢に7歳足してみてください。めっちゃおっさん(おばさん)じゃないですか?

 

それくらい、7年は大きいのです。

 

今でも約3万人の方が仮設住宅に住んでいます。原発周辺の街は廃墟のような状態になっていますし、ふるさとに帰れなくなった方も大勢います。

事実として、まだ震災は終わっていません。

 

「震災を忘れないで」

 

大事です。めっちゃ大事です。

 

でも僕らの日常に震災はありません。あるのは仕事や恋愛や家族や友達付き合いです。毎月の家賃や税金やカードの支払いです。LINEの返信や歯医者の予約や今日のごはんです。

寝坊したり風邪引いたり太ったり、とにかく毎日忙しくて、これっぽっちも震災が入るスペースありません。

 

でも、それでも、1年に1回だけ。今、この時期だけでいいので、立ち止まって今の自分がOKなのか確認しましょう。「いつか死ぬ」ということを、確認しましょう。

震災があった当日、誰もが「死」を身近に感じたはずです。あの体験はこれからも活かしましょう。

 

明日の今頃、僕らはガレキの下にいるかもしれないですから。

津波の中にいるのかもしれないですから。

 

毎年必ずやってくる3.11をきっかけに、一瞬立ち止まりましょう。一瞬でいいんです。こういった行為が、巡り巡って震災で亡くなった方々の追悼になると信じます。今でも震災の傷跡に苦しむ誰かを元気にすると信じます。

 

前置きが長くなりました。2016年の記事ですがお時間のある時にお付き合いください。

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