先日、衝撃的な話がTwitter上で話題になりました。
それは、MTGOXの大量のビットコインが売られているという内容でした。
https://twitter.com/sarrybtc/status/971625048988565504
これを見た時に、私は正直言葉を失いました。上記のタイミングでMTGOXのBTCが売られているという記事です。
過度な販売はショーターたちを加速させ市場の大暴落へ大きく発展される可能性があるのです。
ご存知の方も多いと思うますが、私はMTGOXの被害者です。
この界隈でも、まだ被害者の方は私が知っているだけでも多くいらっしゃいます。
このMTGOX事件を知らない方に事件の内容を簡単に説明した記事があります。
Mt,Goxは2010年に設立された取引所であり日本の法人になります、当時は世界最大の取引量を誇っていました。代表は「マルク・カルプレス氏」です。設立から4年後の2014年に65万BTCと28億円を消失したとされ、破綻しました。破綻当初はハッキングされBTCが盗まれたとされていましたが、その後の調査でカルプレスの横領が疑われていました。(現在も公判中のようです)
そして昨年、衝撃的なニュース流れました。
Mt,GoxからBTCをハッキングするために、ヴィニクがMt,Goxのホットウォレット秘密鍵を2011年に不正入手63万BTCをMt,Goxから盗み取り、こちらも古くからあった取引所「BTC-e」(ブルガリア)で換金したという疑いでBTC-eに捜査されています。その後、どうなっているのかは私も知りません。
BTC-e
https://btc-e.com/index.html
現在もサイトにはアクセスできない状態になっています。
関連のニュース記事です
日経新聞の当時の記事(MTGOX破綻 BTC114億円消失 2014年2月28日)
https://www.nikkei.com/article/DGXNASGC2802C_Y4A220C1MM8000/
産経新聞
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/09/news062_3.html
ここからが最新の情報です。
先日、プルトン氏がカルプレス氏に対してコメントしました。
このツイートを見た私もカルプレス氏に呼びかけました。
この内容に対して、なんとカルプレス氏本人が登場し以下の内容で返信をくれました。
上記の内容からすると、MTGOX事件にカルプレスの意見は通らずMTGOX管財人と裁判所の判断でBTCの売却を行ったということです。また気になるのが、「仮想通貨交換業者」というワードです。
残念ながら上記のツイートはカルプレス氏が消してしまいましたので現在はありません。
これはKraken(取引所)なのかは不明。
そもそもKrakenはMTGOXの被害者集団窓口として現在も行ってくれています。
下記のようにMTGOX債権届出というメニューがあります。

そして、奥に進むとMTGOXの自分のページへリンクされ、被害当時の所持のBTCの枚数や債権届出書などは表示されます。
そして重要なのが、「希望する配当方法(アンケート)」というものがあります。
要するに被害当時の現金でもらたいのか、BTCでもらいたいのか?ということです。
おそらく被害者の殆どの方がBTCでの配当を希望していると思います。
そして相場にも大きな影響を与え替えない内容の記事が管財人から裁判所への報告書で明らかになりました。
https://www.mtgox.com/img/pdf/20180307_report.pdf
やはりBTCの販売を行っているという事です。とても気になった内容がこちらです。
可能な限り高値でBTC及びBCCを売却するように努めた・・・と・・
絶句しました・・・・
現在残っているBTCだけでも債権者に配当すれば、混乱は今後の避けられると思います。
もちろんどの程度のBTCを販売したのかもわかりませんが、高値更新した際に販売された可能性があるということでしょうか?
しかも、この販売される情報などがリークされれば空売りなどのインサイダー情報にもつながる可能性があると懸念します。
あと、カルプレス氏が教えてくれたredditです。
https://www.reddit.com/r/mtgoxinsolvency/comments/82ykgu/re_the_dumpening/
ここに書かれていた事は次の内容でした。
記録のために、Krakenは何ヶ月も前に大量のコインを売る方法について助言を求められました。
私たちの答えは、
- コインを販売しない
- あなたがする必要がある場合、Krakenが促進することができるオークションで販売をしてください
- あなたがもっと個人的にやりたいのであれば、KrakenのOTCデスクブローカーにあなたに任せてください
私たちは市場に大量の硬貨を投棄しないことを明示していました。
残念ながら、受託者が自分の意思決定をしたように見えるか、他の場所からアドバイスを受けているように見えます。
私たちは最近の債権者会議で発表されるまで、これらの売り上げに関する知識はありませんでした。
残念ながら、私たちは、受託者がそのコインをどこで、どのように、あるいはなぜ売ったか、フロント・ランニングや自己取引を防ぐための予防措置が取られたかどうかについては見通しがありません。
うまくいけば、受託者は彼らのプロセスが何だったのかを明確にし、質問を休ませることになるでしょう。
上記の内容は要するに、カルプレス氏とKrakenのアドバイスを聞かずに、「破産管財人が他のところからアドバイスを受けているようにしか見えない」と発言しています。
要するに破産管財人の責任にしているようにも見えますが、真相はさだかではありません。
これが本当なら仮想通貨全体の大きな問題ではないでしょうか?
コインチェックでのNEM流出事件よりも大きく相場を動かしてしまうことでは無いかと個人的に思います。
今後もBTCが上昇する度に、大量のBTCが売られない為にも、情報を開示していただきたいところです。
また、年間にどれだけ販売するとかロックアップ(販売規制)など作るべきだと思います。
しかし、一番の謎は何故、私達のBTCを勝手に販売したか?というところです。
債権会議に遠方で参加できませんでしたので、詳細がわかる方がいらっしゃったら是非ご共有をお願いいたします。
また色々分かり次第、記事にして記録して行きたいと思います。