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2018年は戌年! 犬の顔の作り方 illustrator 講座37

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来年2018年は戌年です。年賀状の素材として、その年の十二支を扱うというのは定番ですよね。前後編の予定で、今回はまず顔から作成していきましょう。

干支(十干と十二支)はもともと古代中国で生まれたもので、日を数えるために十干、月を数えるために十二支が使われていたものが、そのうち年も表すようになり、その後553年ごろ日本に入ってきたとのことです。

柴犬を作ろう!ということで、日本の正月、そして戌=犬ということで、柴犬をモチーフにすることにしました。かわいらしく見えるように作っていきましょう。
リフレクトをかなり使いますので、今回も中心位置の割り出しが重要になります。 ガイドラインで中心位置の設定をしておきましょう。ただ、今回は垂直方向のみにガイドがあれば十分です。
さて、ガイドに合わせて楕円を描きます。横210x縦190pxにしておりますが、単位その他アレンジして作成してください。

耳の作成次に左側にのみペンツールで耳になる三角形を描き、アンカーポイントツールで上部頂点のみ軽く曲線化します。

一度選択解除してから選択ツールで選択しなおし、そのままリフレクトツールに切り替え、マウスをガイドラインに合わせてAlt(Opt)+クリックします。
コピーされて両耳になりましたら、楕円と耳のパーツすべてを選択し、シェイプツールやパスファインダーの合体などを使用して一体化しておきましょう。

それから耳の内側も作っておきましょう。
作り方は外側を作ったやり方と同じで一回り小さく作っておけばよいでしょう。(三角→曲線化→リフレクト)



目と頬のラインの作成目鼻と頬のラインも作成しておきます。 鼻は中央に一つ、片方に目を描き目はリフレクトをかけておきます。
頬のラインは、曲線ツールやペンツールで作成し、こちらもリフレクトしておきましょう。

ちなみに、大人顔、子供顔の考え方としては顔の縦の長さがあるとしたら、そのちょうど中間位置。ここを目が超えると大人に近づき、この中間位置と同じか下に目がくると子どもに見えやすくなります。
また、もちろん、顔の大きさに対して目鼻が小さめであれば大人、大きめになれば子ども、目と鼻の距離は遠ざけると大人、近づけると子どもに見えやすくなります。


ライブペイントで着色しよう 顔を構成するすべてのオブジェクトを選択し、ライブペイントに切り替えましょう。
頬のラインより下は白、ラインより上は明るい茶色、耳…

新登場!! Adobe Dimension CC レビュー

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Adobe CC 2018リリース(2017年10月)から遅れること2ヵ月。
マイPCをWindows10にアップグレードしてようやく準備が整いましたので、Dimensionをインストールしてみました。


しつこいとお思いでしょうが、DimensionがWindows10以降じゃないと動かないよーということでなければ私は今もWindows7のままでした。

しかし、一応私も3DCGデザイナーの端くれ。

Adobeの3DCGソフトと言われれば使ってみたいですし、なにより「Dimensions」という製品名にはちょっと思い入れがあります。


Adobe Dimensionsの思い出さて使ってみた感じをお話しする前に、私のDimensionsの思い出を・・・。

「何言ってんの?新しいソフトなんでしょ?」

とお思いですよね。
実はAdobeがこの「Dimension」という製品名を使うのは初めてではありません。

正確な年は思い出せないのですが、昔、単体のソフトとしてAdobe初の3DCGソフトとして販売されていたのが「Dimensions1.0」です。

illustratorの補助ソフト的な扱いで、ほかの3DCGソフトがすべてビットマップ画像を生成するものだったのに対し、ベクター画像を生成するという3DCG界の異端的ソフトでした。

2.0からillustratorに付属するソフトになり(私は1.0買ったのに!)、3.0まで進んだ後、開発終了になりました。

実は今illustratorで使っている3D効果はDimensionsでできたことそのものです。
つまり単体だったものをillustrator内に統合したので継続する必要が無くなったということなのです。

もうDimensionsという名称を忘れかけていたところの今回の復活になります。

ただ微妙に名称が違いまして、最後に"s"が付いているのが旧版、付いていないのが今回の最新版になります。


Dimensionのインストール基本的にAdobe Creative Cloudは、マネージャーがインストールされていれば特に難しいことは何もないのですが、うちのマネージャーにはなぜかDimensionが表示されていませんでした。

このように表示されていない場合は、Adobe Creative Cloud公式サイトにアクセスして、デスクトップアプリのページに…

年賀状素材 四方紅・うらじろの作り方 illustrator 講座36

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鏡餅を作成したあと客観的に眺めていたら、少し物足りない感がありましたので、さらに必要なものといえば、四方紅とうらじろでしょうか?今回はこの2つの作り方です。


四方紅とは
鏡餅を乗せる色紙で、四方が紅で縁取られているものです。
四方を紅で縁取ることで、天地四方を拝し、災いを払い、一年の繁栄を願うという意味があるそうです。

うらじろとは
ウラジロ科の常緑のシダです。
日本では本州中部以南、海外ではアジア熱帯域まで分布しているとのこと。
「裏が白い」ことから共に白髪が生えるまで生きる、枯れずに新しい芽が生えるので、常に栄えるようにという願いが込められているなど、諸説あるそうです。


四方紅の作り方ではまず正方形で簡単に作れる四方紅から始めましょう。

長方形ツールを使用し、Shiftを押しながらドラッグして正方形を描きます。(説明画像では350px四方)

塗りを白、線を赤にしておきます。(画像は説明用にグレーになっていますが、気にしなくて大丈夫)線幅はだいたい下図くらいの太さになっていれば良いでしょう。(画像のものは線幅10px)

次に、塗りと線を別オブジェクトになるように分離します。
オブジェクトメニュー→パス→パスのアウトラインを実行すると、塗りは独立した四角になり、線は線幅がそのまま形となった、内側が空洞の四角になります。 ※説明用に赤い縁を白い四角から外していますが、実際は外さないようにしてください。 四方紅はそれぞれの頂点が方角を表しているそうですので、ひし形になるように回転ツールでShiftを押しながら四角の周囲をドラッグして、45度回転しておいてください。
つぎに少し遠近感を感じるようにしたいので、自由変形ツールに切り替えます。
するとサブツールボタンが表示されますので、遠近変形にして、表示されるバウンディングボックスの上辺左右どちらかのポイントを水平にドラッグしますと、下側は広いままで上側のみ収縮していく形に変化します。
そのまま(遠近変形の一つ上にある)自由変形に切り替え、Alt(Opt)キーを押しながら上辺あるいは底辺にあるポイントをドラッグして縦方向をつぶします。

通常の拡大縮小であれば上下は1:1の比率になりますが、この方法で変形しますと、少し上下の比率の違うひし形になります。
四方紅の仕上げとして、内側の面をグラデーションにしておきましょう。
ほんの少し青っぽさを感じる縦をつぶした円形グ…

Adobe Creative Cloud ライセンスの逃がし方

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2017年12月10日、我が家のPCのOSをWindows7から10にアップグレードをいたしました。Windows7以上であればそのまま上書きアップグレードが可能ですが、場合によってはライセンスを逃がしておかないといけないソフトもあります。

以下の記事からの続きになります。


Windows10アップグレード後に起きたことということで、Windows7から10に上書きアップグレードしまして、それ自体は特に問題なく行われ無事Windows10になったのですが、以下の事が起こりました。
Chromeの機能拡張がすべて壊れてしまった日本語入力ができる箇所とできない箇所があるMSofficeが起動直後に落ちるなぜかCortanaがしゃべってくれない1.については機能拡張を入れなおすことで解決しましたが、Create Linkが設定しなおしになってしまったのはちょっと痛かったですね。 ※Create Linkはあらかじめタグを設定しておけば、はてブカードのリンクなどが簡単に作れるChrome機能拡張
2.については原因はGoogle IMでした。一度入れなおすと良いということだったのですが、システム検索やCortanaでは日本語が打ち込めない症状は治らず、現状GoogleIMは停止して、MS IMEを使用しています。
3.はうちのOfficeが2013だったため、オンライン修復を行うことで解決しました。
4.はサポートまで問い合わせましたがだめでした。ノートPCの方では普通にしゃべっていますが、こちらは未解決です。
AdobeCCライセンスの書き出し(Win7) 本来ならばこういう準備をしなくてもスムーズに移行できるかもしれません。

しかしながら、私は何度かライセンスが壊れてソフトが使用できなくなった経験があり、この辺慎重なのです。

それではAdobe Creative Cloudマネージャーを起動します。


マネージャーが起動したら、AppsボタンをクリックしてみるとWindows7ではAdobe XD CCがインストールできない状態ですね。

今回私がインストールしてみたかったのは、XDではなくDimensionsというソフトだったのですが、Appsリストにはありませんでした。

やはり、Windows10にするしか無いようです・・・!


ではライセンスを返却しましょう。
といいましても、特にライセンスを返却す…

Win10アップグレード&作品紹介

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本日(2017年12月9日)、Adobeソフトの一部がWindows7では動かないものがでてしまっているため、Windows10にアップグレードする予定です。
そのため講座系の作業ができないので、過去作品の動画をご紹介させて頂きます。


WindowsアップグレードとソフトウェアライセンスWindows10へのアップグレードは今晩行う予定です。
ならば、いま講座記事を書いておけば良いじゃない、と思われるかもしれません。

しかしながら、うちのPCはAdobeの他にAutodeskという会社の3dsmaxという3DCGソフトも使用していまして、AdobeにしてもAutodeskにしてもインストールできるPCの数が決まっており、ライセンス認証という形でどのPCにインストールされているかという情報が記録されています。

AdobeについてはAdobe Creative Cloudからログアウトするだけでライセンス認証をAdobeに返却することができます。

しかしながらAutodeskの方がシビアで一旦Autodeskサーバーにライセンスを返す作業をしないといけません。(複数のバージョンがあれば全部の分)

そうしないとWindows10になった場合に下手をすると別のPCと認識されてしまい、ライセンスにロックがかかり、そのロックを解除するのに数日かかってしまうのです。

そのため、あらかじめライセンス返却を行っておく必要があります。

作品紹介と自分の話さて、今回ご紹介するのは制作してからかなり時間が経ってしまっていますが、ラッキーエイリアンズという自己キャラクターブランドです。

ブログの指南書を何冊か読んでみたり、ブログの運営の仕方を紹介しているブログなどを見ていると、どれも共通しているのは、

「誰もあなたのブログを読みたいとは思っていない」

ということからスタートしないといけない、と書かれています。

「名も知らぬあなたのことを、自分が読者だったとしたらそれを読みたいと思いますか?」

ということですね。

たとえばillustrator講座など「○○の作り方」の場合はそのノウハウそのものが、関心のある読者にとっては意味のある、あるいは価値のあるものかもしれません。

そういう意味では過去作品の紹介、というのはかなり自己紹介に近いものになるとは思うのですが、当時は見ている人に楽しんでもらいたいと考えて作っていましたし、…

年賀状素材 輪じめの作り方 illustrator 講座35

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年賀状素材シリーズ第三弾は輪じめの作り方になります。illustratorの機能的にはパターンブラシを使用しています。他のロープ系ブラシを作るのにも応用が効きますので挑戦してみましょう。


輪じめは、しめ縄を円状にしたものです。
しめ縄そのものが神様を迎えるのに相応しい清浄な場所であると示す意味があり、輪じめの場合は本来は水の流れる場所は清浄な場所であるとされるため、台所などに飾られるものだそうです。


縄のパーツの作り方今回は冒頭で書きましたように、パターンブラシという機能を使用します。
新しくパターンブラシを作成することになりますので、まず縄の最も小さいパーツを作る必要があります。
今回はサイズが影響する部分がありますので、環境設定の単位の一般と線を両方ともピクセルにしています。 また、環境設定の一般設定、キー入力も1pxにしておきましょう。
それでは直径80pxの正円を描き、下図で示しました左上と右下の部分をダイレクト選択ツールでクリックして削除します。

続いて、残った2つの円弧をそれぞれ選択ツールで選択し、それぞれを上に30、下に30px移動します。このときShiftキー+上、または下矢印を使うと1回キーを叩くごとに10pxずつ移動させることができます。
上下に円弧を移動したら、整列パネルの右下にある(出ていなければパネル右上のメニューからオプション表示)整列設定を選択範囲に整列にセットして、水平方向中央揃えを押して2つの円弧の中心が揃うようにしておきます。

つぎにダイレクト選択ツールで左側と右側のそれぞれ2点を選択し、右クリック→連結を実行すると選択した2点が結ばれて直線が出来ます。一度に全部選択せず、必ず2点ずつ実行していってください。


縄のパーツをブレンドで色付け縄のパーツオブジェクトが出来ましたので色付けをしていきましょう。
パターンブラシの仕様上、効果系は使用できません。 そのため光彩(内側)の裏技なども使えませんので、輪郭に沿ったグラデーションを使用したい場合はブレンドツールを使用していきます。
先程作ったパーツオブジェクトをコピーして、編集メニュー→前面にペーストで一度真上に同じ形をペーストさせ、そのまま2~3割縮小しましょう。
大小2つのオブジェクトに下図のカラー値を参考に、濃い色と薄い色をそれぞれつけておき、ブレンドツールで(これも下図を参考に)共通する頂点を順にクリック…