MMD杯のことがラジオで読まれたので、原文と比較してラジオで採用されるポイントをさぐる
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MMD杯のことがラジオで読まれたので、原文と比較してラジオで採用されるポイントをさぐる

2018-02-23 00:54
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先日、青春ラジメニアというラジオ番組に投稿した内容が感謝感激ラジメニアンというコーナーで読まれたので自慢ついでにいろいろ語っておきます。
このコーナーで採用されるのはここ1年で8回目、そろそろ常連名乗っても許されるかなと思ってます(自慢)

2月17日放送 感謝感激ラジメニアン
→6:20あたりから

こちらが送った原文

最近、MMD杯参加作品のチェックをしています。

MMDというのはMikuMikuDance(ミクミクダンス)の略で、どこにでもある普通のパソコンでも手軽に3DCGのダンスPVやアニメーション動画が作れる3DCGムービー作成フリーソフトです。

ミクミクダンスのミクの名前は、VOCALOIDの初音ミクに由来します。
今を去ること10年前、VOCALOIDの初音ミクの発売元が、初音ミクのキャラクターに関して同人誌やら動画投稿サイトで自由に使って良いよ、という太っ腹な発表をし、それを受けて初音ミクの3DCGモデルを使ってムービーを作成できるソフトが公開されます。これがMMDです。
そこらの家電量販店に売っているようなスペックの低いPCでも動画を作ることができる、当時としては画期的なソフトで、MMDはニコニコ動画で爆発的な人気となります。
それから10年の間にバージョンアップやら周辺ツールや各種素材が有志によって整備され、またパソコンの進化で、技術さえあればプロ顔負けのムービーが作れるようになっています。
ただまあ、ソフトがいかに凄くても、実際にクオリティの高い作品が作れる人というのはほんの一握りで、MMDで作られる動画はクオリティもピンからキリの玉石混交、ジャンルも様々でさながら3DCG動画版の同人誌、といった様相を呈しています。

そんなMMDを使ってテーマを決めて動画を作り、みんなで一斉に動画投稿サイトに投稿しよう、というお祭りが夏と冬の年二回行われているのですが、これがMMD杯です。
分かり易く言えば、3DCGアニメにおけるコミケのようなイベント、と思っていただければ良いかと思います。
その第20回目が先週の金曜日から月曜日にかけて行われていて、数百もの力作動画が投稿されたので、今週から来週にかけて見ていこうと思っています。
そこで投稿されている作品群はまさに原石のかたまりみたいなもので、未熟なところはあっても、こんな作品作りたい、こんなのが好きって気持ちをありったけ詰め込んだものばかり。同人誌もそうですが、たとえ技術的には稚拙でも、趣味に走れるだけ走りきった作品を見るのはとても楽しいです。

実際に読まれた内容の書き起こし


かおりん「最近、MMD杯参加作品のチェックをしています」
岩ちゃん「MMD……杯?」
かおりん「MMDというのはMikuMikuDance(ミクミクダンス)の略でして、どこにでもある普通のパソコンでも手軽に3DCGのダンスPVやアニメーション動画が作れる3DCGムービー作成のフリーソフトです」
かおりん「ミクミクダンスのミクは、VOCALOIDの初音ミク。今を去ること10年前、VOCALOIDの初音ミクの発売元が、初音ミクのキャラクターに関して同人誌やら動画投稿サイトで自由に使って良いよ、という太っ腹な発表をし、それを受けて初音ミクの3DCGモデルを使ってムービーを作成できるソフトが公開されます。これがMMDです」
かおりん「そこらの家電量販店に売っているようなスペックの低いPCでも動画を作ることができる、当時としては画期的なソフトで、MMDはニコニコ動画で爆発的な人気となります」
かおりん「それから10年の間にバージョンアップやら周辺ツールや各種素材が有志によって整備され、またパソコンの進化で、技術さえあればプロ顔負けのムービーが作れるようになっています」
かおりん「ただまあ、ソフトがいかに凄くても、実際にクオリティの高い作品が作れる人というのはほんの一握りで、MMDで作られる動画はクオリティもピンからキリの玉石混交、ジャンルも様々でさながら3DCG動画版の同人誌、といった感じです」
かおりん「そんなMMDを使ってテーマを決めて動画を作り、みんなで一斉に動画投稿サイトに投稿しよう、というお祭りが夏と冬の年二回行われているのですが、これがMMD杯です」
岩ちゃん「ほー」
かおりん「分かり易く言えば、3DCGアニメにおけるコミケのようなイベントです。その第20回目が先週の金曜日から月曜日にかけて行われていて、数百もの力作動画が投稿されたので、今週から来週にかけてそれを見ていこうと思っているわけであります」
かおりん「すごい、でも普通のコミケと違うのは、パソコンで、自宅でみられるっていう」
岩ちゃん「自宅でみられて、我こそはって人が腕を披露してるわけですね」
かおりん「でもこういうところからさ、光る才能が」
岩ちゃん「いやそこからね、プロに育っていく人ももちろん居るだろうし」
かおりん「プロがみててあっと思った人には連絡が行くかもしれない」
岩ちゃん「今や世界中でそういうことができるわけですから」
かおりん「凄い世の中ですよ」

言いたいことをかなり凝縮して手短にまとめた甲斐あって、ほぼ原文の通りに読まれてます。
この感謝感激ラジメニアンのコーナーは、比較的長文でも読んでもらえるコーナーではありますが、やっぱり長すぎると、採用されたとしてもだいぶ端折られます。
今回端折られているのはラスト2行の部分で『私自身がどう楽しんでいるか』という部分なのですが、おそらく長かったからではなくて、その後の話題の繋げ方の都合でカットされたものと思われます。

今回特に気をつけたのはMMDとMMD杯の説明に関する部分。パーソナリティの二人はアニメやPCにはそこそこ詳しい人ですが、ネット動画の文化については全く知らない。初音ミクも名前は知っている、程度の知識。
そういう人に、「読んでもらえるだけのシンプルな分量」で「どう説明すればわかってもらえるか」かつ「興味を持ってもらえるか」で、だいぶ頭を捻りました。
それから、公共の電波を使った放送になるので「違法ソフトではない」ということをさりげなくアピールしておく必要があると考えて、ピアプロキャラクターライセンスのこともちょっと触れておこうかと。ただ、社名やらライセンスの名前は出さないことにしました。そういう専門用語を出すと一気に小難しい印象を与えてしまうので、『同人誌やら動画投稿サイトで自由に使って良いよ、という太っ腹な発表』という説明にしたわけです。

MMD杯そのものについても、ニコニコ動画でのタグロック式のユーザーイベント、みたいな言い方では全く通じないし、用語の説明はだらだら長くなるだけなので『MMDを使ってテーマを決めて動画を作り、みんなで一斉に動画投稿サイトに投稿しよう、というお祭り』『3DCGアニメにおけるコミケのようなイベント』という風にざっくりニュアンスだけを丸めた説明にしています。
これでイメージ通りに伝わるかは正直微妙かなと思ってたんですが、後ろのコメントを見る限り、だいたい意図通りに伝わっていたようです。

あと、毎回気をつけてるのは読み仮名ですね。できることなら読み仮名を振る必要があるような単語はそもそも使わないのが良いわけですが、今回はピアプロキャラクターライセンスの説明を入れることにしたので、初音ミクに言及する流れでMikuMikuDanceという単語を使いました。予備知識なしでも一応読めるとは思うんですが、英単語と勘違いすると混乱しそうだったのでふりがなを括弧書きしています。
ふりがな付けをサボると番組内で紹介されるときに読む側のリズムが崩れてぐだることがよくあります。そうするとその後のトークにも影響するので、採用率なんかにも実は関わってくる要素なのではないかと思っています。

以上、ラジオで採用されたよって自慢と、投稿するときに気をつけているポイントについてのお話でした。

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ラジメニアで杯のことを語ってもらえたとは・・・、乙です!
2日前
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