どうも!アフィリエイターのクロネコ屋です。
今回は危機感を感じている話題なので、結構、強い口調で書きます。もし気分を損ねたら申し訳ないです。
ただ、これを読んでおかないと、貴重な時間を「いつまでたっても検索順位が上がらない記事」の量産に費やしてしまう危険性があるので、新人ブロガーの人は絶対読んでおいて下さい。
以下、本文。
最近、何気なくフォロワーさんのブログ記事を読んで思った事があります。
「キュレーションサイトの劣化版みたいな記事が多いな…」
どういう事かというと、例えばこんな記事。
例:婚活エージェントを使うメリット・デメリット7選!
タイトルは別に分かりやすくて良いですし、メリット・デメリットをきっちりまとめる事はアフィリエイト記事の基本なので、それ自体は理にかなってると思うんです。
ただ、読んでみると「なんか違う…」感が否めない。
本当に文字通りメリットとデメリットを羅列してるだけ。
正直言って、これだと一定数は離脱します。
何故か?
答えは簡単で、読んでいて感情を揺さぶられないからです。
メリットとデメリットを羅列しているだけなので、共感するポイントがない。
書き手の顔は見えず、かといって読者への有益な提案もない。
読者の立場に寄り添って、距離を詰める訳でもない。
読んでいて「うんうん」と頷くポイントが一個もない。
本当に、メリット・デメリットを書いてるだけ。
しかも、書き方や画像も普通…いや、下手したらキュレーションサイトの方が読みやすいという始末。
これじゃ、キュレーションサイトや雑誌の劣化版ですよね。関係者のインタビューを載せてる雑誌の方が詳しいから、もう劣化の劣化版。究極劣化記事ですよ。
違う、違うんですよ。
これじゃない。
これじゃユーザーは完読してくれないし、アフィリンクなんて絶対踏んでくれないよ!
…と叫びたくなってしまいます。
ドメインパワーの強いキュレーションサイトならともかく、個人ブログで同じ土俵で戦ったら間違いなく負けます。
私も同じような戦略で外注ぶち込みましたが、20万損しただけで終わりました(笑
「一所懸命、記事を書いてるのに全然アクセスが増えないよ」
と嘆いている人の多くが、キュレーションサイトの劣化版で戦ってる気がします。
今回は、キュレーションサイトの劣化版みたいな記事はもう書くな!
もとい、検索上位に来る記事の書き方について2018年版をお伝えします。
2016年頃はキュレーションサイトの劣化でも良かった
ぶっちゃけ、2016年頃であれば、このタイプの記事でも十分戦えました。
長文で網羅性が高いほどSEOに強く、とりあえず情報を詰め込んでおけば上位を取れました。
しかし、今のGoogleは違う。ユーザーの動きを細かく見ており、ユーザーの離脱率が高いと検索順位は落ちます。
で、キュレーションサイトの劣化版の記事は、今やどこにいっても見れる珍しくないスタイルですよね。
良く言えば量産型で安定。悪く言えばガンダムにはなれない。
つまるところ『別にあなたが書かなくても、あなたのブログじゃなくても読める記事だよね?』って話です。
メリット・デメリットなどの情報自体は需要があります。
でも、本当にただ羅列しただけでは、アフィリエイター(ブロガー)としては絶対に勝てません。伸び悩みます。そういう時代になってます。
もしキュレーションサイトの真似事をしているのであれば、1週遅れてます。
皆がNintendo Switchやってる所に、ゲームキューブのコントローラーを持ってくるようなものです。
私も以前はキュレーションサイトの量産記事みたいな記事を書く戦略に舵を切っていた時期があったのですが、今は方向転換しています。
読者にとってつまらない記事は、穏やかに終焉を迎える
アフィリエイト記事は、どうしてもセールス色が強くなってしまうのですが、それでも完全に機械的に成約だけを目指した記事を書くと、超つまらない記事が出来てしまいます。
もちろん「その情報を知りたい」というニーズが強いユーザーなら最後まで読んでくれます。
けれど
「あ~、他のサイトと同じような事書いてるな」
「これといって新しい発見はなさそう」
「何か面白くない」
と思われると、一発でユーザーは離脱してしまいます。
「このパターンはもう飽き飽きだよ」
って思われたら終わりなんですよ。
逆に、読者が
「あ、この記事書いてる人、私の気持ち良くわかってる」
「そうそう!そこが不満なんだよな~」
「この人、私と同じ失敗してるw」
このように共感を示してくれるような記事であれば、完読率は高まりますしアフィリンクも踏んでもらいやすくなります。
先程、例にあげた婚活エージェントのメリット・デメリットという記事でも、例えばメリットの部分にこんなエピソードを挟んだら、どうなるでしょうか。
~具体例~
【大見出し】メリット3:エージェントに相談することで自信が持てるようになる
恋愛って、自信が無いと出来ないですよね。
実は、僕は生まれつき顔が濃くて学生時代はモテませんでした。
留学先のアメリカでは、何故かモンゴル人と間違われる事もしばしば…。実際にモンゴル人女性にアプローチされた事もありました。(60代の方だったのでお断りしましたが…)
ともあれ、顔に自信がなく、女性に積極的になれなかったのです。
お見合いパーティーに何度参加しても、その一歩踏み出せない性格が仇になって、いつもカップル不成立。
しかし、婚活エージェントさんを使って、最初の面談の時に「僕、顔が濃いからモテないんですよ…」と悩みを相談したところ
「Xさん、顔が濃いのは、むしろ覚えやすいからメリットですよ!もっと自信を持ってドンといきましょう!」
と、アドバイスされた事で「え?むしろ顔が濃いのは武器になるの?」と目からウロコが落ちました。
それ以降「俺は顔が濃いから、覚えてもらいやすいんだ!」と自信をもって女性と話せるようになり「僕、顔が濃いからよくモンゴル人と間違えられるんですよw」というネタを武器に、笑いを取れるようになりました。
その結果『僕が38歳で結婚するまでの軌跡(内部リンク)』の記事に書いた通り素敵な女性と出会えました。エージェントさんの、何気ないアドバイス1つで自信が出て、婚活が上手くいくことって本当にあるんですよ。
~具体例ここまで~
とまあ、こんな感じの文章なら、独身男性で婚活に悩んでいるユーザーなら一所懸命読んでくれますよね?
ちなみに男性目線で書きましたが、読者が女性でも共感してくれると思います。無理に男女両方に気を配って個人エピソードを挟まない…なんて事をするより、思いっきり自分を出した方が両者に届きますよ。
これがキュレーションサイト風で個人のエピソードも一切ない広告チラシのような文章なら、誰も読まねーです。
人は、文章にドラマを求めています。
たとえ広告でも、文章にドラマが埋め込まれていたら読むんですよ。
画像を差し込もうだの、見出しをしっかりつけて見やすくしようだの、会話文形式で読みやすくしようだの…
そういったテクニックはあくまでオマケ。
いつだって人を惹きつけるのはドラマです。
たとえ例文で書いたようなしょーもない与太話でも、共感や感動を1%でも呼び起こすドラマさえあれば、ぶっちゃけ画像なんていらないんですよ。
まぁ、ユーザーが「別にドラマはいらん。メリット・デメリットだけすばやく知りたい」という感じなら、むしろドラマは排除して構わないのですが、ほとんどのジャンルではドラマがあった方が読者を惹きつけます。
モテる男(女)の記事を書け
個人ブログにあってキュレーションサイトに無いものは、このドラマでありストーリーテリングです。
読者の心を開く、氷を溶かすアイスブレイクの文章・エピソードが無いと、今後、アクセスは伸び悩むと思います。
恐れずに自分の気持ちや、人生、経験、価値観を自己開示して記事に織り込んでいく。
今後は、これが重要になってきます。
ただし、自分の意見を無理やり押し付けるような価値観の押し売りはNGです。
記事の主役は、あくまで読者です。書き手じゃない。
読者が気持ちよくならなきゃ、記事なんて最後まで読まれません。
まったく共感できない「俺が俺が!」という自分の押し付けはNGです。
あくまで
「私はこういう感じだったよ」
「私はこっちの方が良いと思ったよ。理由はXXという事があったからだよ」
と友人に優しく話すイメージで書いていきましょう。
難しい専門用語ばっかり話す理系非モテ男子のような記事はダメ。
思いやりがあって、面白くて、相手の話をちゃんと聞いてくれるモテ男のような記事が、2018年は伸びると思いますよ。
結論:モテる男(女)になりきって記事を書こう。
ふざけて言ってる訳じゃないですよ。私は大マジです。
もちろん、情報をしっかり整理して見やすくまとめたサイトも、今後伸びると思いますが、今回は個人ブログ型に限定したお話になりますので、こういう結論になります。
以上。…深夜に殴り書きしたので、読みにくさMAXですが、とにかくキュレーションサイトの劣化版の呪いにかかってる人にグサッと伝わればいいので、後は皆さん自身で考えて下さいね。