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[コメント] アドベンチャーランドへようこそ(2009/米)

(そんな昔じゃないのに)ノスタルジーに襲われ、なぜか鼓動が早くなる。ダサい遊園地で働くにはそれなりの理由があって、そんな彼らの群像劇はとってもビター。急に自分が恋愛ドラマの主人公になってしまうような、あのほろ苦い感覚がさ!!
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







スーバーバッド 童貞ウォーズ』で見せ付けた才能は本物だったようです。グレッグ・モットーラ監督には、今後も若者の淡い青春時代をえぐって欲しいもんだ。

酔っ払って隣家の木をなぎ倒して事故を起こした挙句、母親に散々怒鳴られるジェイムズのシーン。ただ、そんな母親の横で、父親はじっとジェイムズの顔を見つめるばかりだった。何かを考えるような、また、思い出すような顔で。あれって、極端に言えば私達(鑑賞者)の立場と同じである。息子の失態を見つつ(全てを悟っている)、親として怒らねばならない場面で一言が出てこない。誰もが経験するだろう「あの頃」を、すごく緻密に描いている証拠。だからこそ、すごく効果的に父親のこのシーンが生きている。

うーん、なんだこの気持ち。あの子は今どこで何しているんだろうか…w

(評価:★4)

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