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最近のコメント 10
★4リバーズ・エッジ(2018/日)4:3の画面のなかに再現される1990年代前半の高校生たちの魂の不全。彼らは自分たちの非力さにも、やがて無防備なまま世紀末の荒れ野に放たれることにも、まだ気づいていない。が、彼らは虚ろな決意を呪文のように繰り返す。私たちは平坦な戦場を生きのびる、と。 [review][投票(2)]
★5ロープ 戦場の生命線(2015/スペイン)まずは、たががロープ一本を求めての右往左往ぶりがすこぶる面白い。そして、国際援動隊の生真面目さと人間臭さが醸す滑稽こそが正に“純粋な善意”の具現なのだ。その裏側に戦争がまき散らした理不尽の種を垣間見て、我々は頬をゆがめつつ乾いた笑を強いられる。 [review][投票(1)]
★3犬猿(2017/日)図式的な兄弟・姉妹のキャラを上手くさばく中盤までは楽しくかつスリリング。本業のコントから江上敬子の芸達者は想像できたが、役柄同様オッパイだけが取り柄だった筧美和子も好演。確信的に“はずした”感の終盤の二転三転があまりにも空疎で台無しに。[投票(1)]
★4野菊の墓(1981/日)清廉なれど、心もとない主演カップルの稚拙さをベテラン役者陣が脇から支え、情緒に流されることなく規律で“緩み”を排除する的確で過不足ない語り口が心地よい。まさに演出力の成果。東映澤井信一郎と大映森田富士郎の職人技と矜持ここにありの佳作。 [review][投票(3)]
★5スリー・ビルボード(2017/米=英)感情的でエキセントリックな怒り支配されている者こそ、実はどうしようもなく繊細な心情の持ち主だという矛盾。世の中の多くの“こじれ”の根っこは、この人間的な弱さが生む矛盾につながっていくのだ。実に志が高く、かつ正直な憎しみと悲しみについての物語だ。 [review][投票(6)]
★4ジュピターズ・ムーン(2017/ハンガリー=独)はからずも神の宣託を受けた不安顔の天使は、さまようヨーロッパの処方箋を自らの肉体で啓示する。活劇として対比される、国境や駅、街中の地を這うカーチェイスの逃走劇としての高速の横移動と、森林・屋内・市街地での危機回避の脱出劇としての浮遊の縦移動。 [review][投票]
★2嘘を愛する女(2018/日)長澤さんの説明臭い芝居に乗れないまま、突然、映画風に化粧直しした2時間ドラマ「瀬戸内~失われた記憶~岬めぐり二人旅」みたいになったあたりから、靴ずれ長旅のモチベーションと探偵さんの頑張りの根拠が何だったのか分からなくなり、結末への関心が霧消する。 [review][投票(2)]
★3デトロイト(2017/米)50年前の事件を持ち出してきて、今、何を伝えたかったのかよく解らない。余計な深読みだが、自白強要や聖歌隊の逸話からすると「祈り」がテーマだろうか。執拗に揺れ続け、短く切り刻まれた画面は造りもの感を増幅するだけで恣意的な“雰囲気”しか伝わってこない。 [review][投票(1)]
★3男性の好きなスポーツ(1964/米)TVコメディのような破綻のない展開で大したサプライズもないのだが、百戦錬磨のハワード・ホークスは品のよいスラップスティックで大いに笑わせてくれる。長身を持て余すように美女3人と釣竿を相手に成す術なく悪戦苦闘するロック・ハドソンの愚直ぶり。[投票]
★4ヘッドライト(1955/仏)冒頭、女と道路、フレームインするトラックをとらえたローアングルの構図にしびれる。乾いた画から一転、終始、雨の湿気をたたえたようなモノクロ画面に、心休まらぬ労働と家庭の狭間で、ひとときの安息をもたらす狭いベッドのような女に心奪われる男の心情が滲む。[投票(1)]

Plots

最近のあらすじ 5
★5ロープ 戦場の生命線(2015/スペイン)1995年、停戦協定が結ばれたバルカン半島のある村。“国境なき水と衛生管理団”のマンブルゥ(ベニチオ・デル・トロ)は、井戸に投げ込まれた死体を引き上げようとするがロープが切れてしまった。このままでは村人たちの生活用水が汚染されてしまう。マンブルゥは、ロープを求めて皮肉屋の相棒アメリカ人(ティム・ロビンス)、生真面目な新人フランス娘(メラニー・ティエリー)、現地の通訳(フェジャ・ストゥカン)、そしてマンブルゥの元恋人で彼らの査定を担当するロシア人のカティヤ(オルガ・キュリレンコ)ら国籍もバラバラの隊員たちと、融通の利かない国連PKO部隊を横目に地雷の埋まった停戦地帯を右往左往することに!!(106分) [more][投票]
★4リバーズ・エッジ(2018/日)炎を吐く工場プラントに臨む河口近くのある高校。ハルナ(二階堂ふみ)は、彼氏の観音崎(上杉柊平)から激しいイジメに合っているゲイの山田(吉沢亮)を助けたことから、彼が河川敷に隠している“秘密の宝物”を見せてもらう。宝物を共有するもう一人がいた。モデルで摂食障害の後輩こずえ(SUMIRE)だ。そして3人は漠然とした連帯感で結ばれていく。ハルナの級友、ルミ(土居志央梨)は隠れて観音崎と刹那的な肉体関係を続け、カンナ(森川葵)は山田がゲイだとは知らず狂信的に愛を注ぐ。そんな彼らの危うい関係が沸点に達したとき事件が起きた。1994年刊行され話題となった岡崎京子のコミックの映画化。(118分/スタンダード) [投票]
★4花を喰う蟲(1967/日)横浜の不良娘、奈美(太地喜和子)は中年紳士、香本(二谷英明)からファッションモデルにならないかと誘われた。香本のプロデュースで、奈美は数々の美女コンテストで女王を勝ち取りモデルとして活躍し始めた。そんな奈美のもとを不良時代の恋人リック(郷えい治)は訪ねるが無視されてしまう。やがて香本は、かつて自分が秘書を務めた政治家の斎村(富田仲次郎)や、財界の有力者(清水将夫)への貢物として奈美を利用し始めるのだった。謎の男、香本の本当の狙いとは・・・。原作は黒岩重吾のミステリー。不入りで上映打ち切りとなり鈴木清順監督の日活解雇のきっかけとなった『殺しの烙印』の併映作、だそうです。(99分/白黒)[投票]
★3映画 潜行一千里(2017/日)タイからラオスへ、約4,000キロのロケを慣行したインディペンデンツ映画『バンコクナイツ』(富田克也監督)のメイキング・ドキュメンタリー。カメラは富田のロケハンとともに、タイ、バンコクの歓楽街から東北部の村へ、さらに国境のメコン川を越えラオスの秘境へ向かう。そこには50年近く前のベトナム戦争の気配が、大地に残る傷跡や日常に引き継がれた人々の運命、そして負の繁栄のあとの静寂として確実に存在していた。富田は取材で聞き出した話しや、現地で知り合った人々を出演者として映画に取り込んでいく。そんな独立系ならではの柔軟で旺盛な映画づくりの記録。監督・撮影は「バンコクナイツ」の撮影も担当した向山正洋。(122分) [投票]
★5花筐 HANAGATAMI(2017/日)1941年(昭和16年)、春。長崎県唐津。海外の親元を離れ、17歳の俊彦(窪塚俊介)は戦争未亡人の叔母、圭子(常盤貴子)のもとに身を寄せ旧制高校に通い始める。ギリシャ神のような肉体派の鵜飼(満島真之介)、哲学的で修行僧のような吉良(長塚圭史)、道化者の阿蘇(柄本時生)ら個性豊かな級友と出会い、さらに肺病で療養中の従妹、美那(矢作穂香)と、その友人で老舗の豆腐屋の娘あきね(山崎紘菜)や料亭の千歳(門脇麦)らを交え、互いの想いを心に秘めながら少し背のびした屈託ない“不良”の青春を謳歌する。そして、町じゅうが沸いた「唐津くんち」も終わった12月8日、圭子の屋敷のダンスパーティーに全員が集まった。(169分)[投票]

Points of View

最近のPOV 5
私は中川梨絵のファンである[投票(5)]
2016年6月15日。女優の中川梨絵さんが逝去されました。享年67。肺がんだったそうです。・・・・1967年に東宝から成瀬巳喜男作品(中川さかゆ名)でデビュー。その後、日活に移籍してブレイク。70年代前半のロマンポルノを代表する女優のひとりとなります。74年からフリーとなり黒木和雄実相寺昭雄相米慎二池田敏春森崎東ら個性的な作家の作品で存在感ある脇役として活躍されました。なかでも『竜馬暗殺』(74)のモノクローム画面のなかの憂いを湛えた瞳が印象的な遊女や、『歌麿・夢と知りせば』(77)の艶やかな花魁道中姿は忘れることができません。また、このころ唯一のレコード曲「踊りましょうよ」を発表。そのデカダンスな香り漂う甘い歌声に魅了されました。当時、深夜ラジオからラジカセで録音し、擦り切れるまで聴いたカセットテープは私の宝でした。・・・・その後、縁あって2000年以降、私は悪友らと梨絵さんが新宿・四谷で営んでおられた居酒屋に客として伺うようになりました。酔いにまかせた我々の勝手な映画酔談に合わせて、名監督たちのとの想い出や、新作(―こまめにご覧になっていました―)への忌憚ない感想で、その場を楽しく盛り上げてくださいました。にもかかわらず、お店の移転にともない伺う機会を失してしまい、近年は不義理を重ねておりました。・・・・そして、昨日の早すぎる訃報。あちらの世界にも映画界があるのなら、先に逝った方々が梨絵さんの来訪を待ちきれなかったのでしょう。そうとでも思わなければやりきれません。
脚本家・新藤兼人[投票(6)]
そうそう、これも新藤兼人だったよね。
最後のアウトロー 追悼、原田芳雄[投票(11)]
長髪にレイバン、ジーンズ姿。そんなヤクザ、見たことなかった。60年代から70年代へ、大きな転換期を迎えた日本社会が連続性を喪失したのと呼応するかのように、原田芳雄は今までのアウトロー像をひっくり返し登場し、斜陽にあえぐ日本映画界のなかを型破りなエネルギーを発散させながら80年代まで一気に突き進む。しかし、壮年期を迎えた90年代、原田的アウトローは主役の座から退き、どこか居心地悪そうに映画のなかの片隅にいた。しかたあるまい。隆盛から破綻へと向かうバブル騒動のなか、社会に飼い慣らされた中年男はみな従順な羊になり下がり、男盛りの原田が演じるに値する年相応のアウトローなど日本のどこにも居なかったのだがら。そして、最後の10年。ライバル刑事に同情されるアル中の初老のスリ。娘の恋に業を煮やして現れる幽霊。妻の積年の思いに絶句する老医師。商店街の復活を画策する引退した老店主。晩年の原田はエネルギーの燃え残りを燻らせながら、社会や制度からはみ出したじろぐ老人役がよく似合った。日本映画界、不世出のアウトローであった。 ■ニュー・アウトロー時代(A:1968~74 B:75~79 C:80~84)  ■彷徨えるアウトロー時代(D:85~89 E:90~94 F:95~99)  ■翳を引きずるアウトロー時代(G:2000~04 H:05~11)
ディア・ドクター[投票(4)]
A・・村や町のお医者  B・・病院の先生  C・・女医さん  D・・もうすぐ引退  E・・新米・駆け出し  F・・あぶない先生   G・・歯医者・獣医
[投票(5)]
A・・・全員集合 B・・二宮和也くん C・・櫻井翔くん D・・松本潤くん E・・大野智くん F・・相葉雅紀くんと松本くん、ということで、何故、二宮くんがらみの映画ばかり見ているかと言うと娘が彼の大ファンで家にDVDがあるからというだけのことなのです。でも「ピカンチ」シリーズはけっこう面白かったですよ。『黄色い涙』は、原作もテレビ版も大好きな作品だったのでぜひ見に行こうと思うのですが公開する劇場がいやに少ないですね。若い女の子で溢れかえった映画館を想像するとオジサンは気おくれしてしまうのであります。・・・・暇つぶしPOVにて失礼・・・・