福井県議会副議長の大森哲男議員(県会自民党)が5日の県議会総務教育常任委員会の大雪災害に関する質疑で、福井鉄道の低床車両フクラムを「めちゃくちゃ雪に弱い。雪国ではくそみたいな電車だ。なんであんなもんを買ったのか」と発言した。終了後、大森氏は福井新聞の取材に「頭に血が上っていて覚えていない。事実なら申し訳なかった」と釈明。6日に発言を訂正した。
フクラムは主にえちぜん鉄道三国芦原線との相互乗り入れ便で使用されている。1月中旬の雪の際は、福井市中心部の通称フェニックス通りの軌道部分で立ち往生し、2月の大雪でも相互乗り入れ便の運行再開が大幅に遅れた。
大森氏は5日、この点に関連し、「誰がどういうつもりで福井にあれ(フクラム)を持って来たのか。(雪への弱さを)想定していなかったのか。雪に強いのか」とまくし立てた。
理事者は「(雪国の)新潟トランシスが製造しており、特別の雪でなければ走れていた」とした。1月中旬の立ち往生の理由は「フクラムの幅が除雪車両より広いため、レールの脇に残った雪を巻き込んでしまった」と説明。2月の大雪では同じ事態を避けるため、軌道部分に積み残った雪を「県福井土木事務所の協力を得て(重機のグレーダーで)除雪した」と述べた。
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