2018UCIトラック世界選手権2日目河端朋之が男子ケイリンで銀メダル 世界選では25年ぶりのメダルを獲得
2018UCIトラック世界選手権大会が2月28日にオランダのアペルドールンで開幕し、3月1日に行われた男子ケイリンで河端朋之(日本競輪選手会)が銀メダルを獲得した。日本自転車競技連盟によると、同種目では1993年に銅メダルを獲得した吉岡稔真以来、25年ぶりのメダル獲得となった。
河端は1回戦は2着で敗者復活戦にまわったが1位で勝ち上がり、2回戦は3位で通過して決勝へ進んだ。脇本雄太(同)は敗者復活戦を突破したが2回戦で敗退し9位。新田祐大(同)は敗者復活戦を突破できず19位だった。
6選手で争われた決勝では、ペースメーカーが離れてからは後方にポジショニング。最終周回に仕掛けたファビアン・プエルタ(コロンビア)の付き位置から加速して追い込んだが、0.043秒差での2位となった。
アジア選手権で金メダルを獲得していた河端は「もともとなかった枠をアジア選でつかみ、そして、この表彰台に立てたので嬉しかったです! ブノワ(・ベトゥ短距離ヘッドコーチ)に落ち着いて、しっかり自信を持ってレースをしろと言われているので、その通りできたと思います」と快挙を喜んだ。
■男子ケイリン結果
1 ファビアン・プエルタ(コロンビア)
2 河端朋之(日本) +0.043
3 マキシミリアン・レヴィ(ドイツ) +0.107
◇ ◇
初日は女子スクラッチで鈴木奈央(日本競輪選手会)が4位に入る健闘をみせたが「個人種目6位以内という目標をクリアできてよかった。3位以上とは差があったので、そこは課題」と振り返った。
雨谷一樹、新田祐大、渡辺一成(いずれも日本競輪選手会)が臨んだ男子チームスプリントは8位。近谷涼、一丸尚伍(ともにチーム ブリヂストンサイクリング)、今村駿介(中央大学)、沢田桂太郎(日本大学)が出場した男子チームパーシュートと、梶原悠未(筑波大学)、古山稀絵(日本体育大学)、橋本優弥(鹿屋体育大学)、中村妃智(日本写真判定)で臨んだ女子チームパーシュートはともに9位だった。