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1663話
どこまでも続く、海の中……その魚は自分こそがこの海の支配者だと言わんばかりに泳いでいく。
実際、その魚の持つ牙が非常に強力で、その辺で群れをなして泳いでいる魚にとっては、まさに天敵と呼ぶべき存在だった。
それこそ人と同じ程の大きさがある魚であっても、その魚にとっては餌以外のなにものでもない。
この海で自分に敵う存在はどこにもないと、そう考えていたその魚は……ふと、海の中に漂う血の臭いを嗅ぎ取る。
普通の魚であれば、海水に溶けた血の臭いをこれだけ鋭敏に感じ取るのはまず不可能だろう。
それこそ、海の王者と呼ぶべき魚だからこそ、可能なことだった。
そして魚は血の臭いの漂ってくる方向へ……自分の餌となるべき存在を探して、泳いでいく。
途中で遭遇した魚を何匹か食い散らかしながら、やがて到着したのは、かなり岸に近い場所だった。
それでもその魚がある程度自由に動けるだけの深さがあるのは、運が良かったと言えるだろう。
ともあれ、血の臭いのする場所に近づいていき……次の瞬間、その魚の意識は消えた。
「獲った! セト!」
「グルルルルルゥ!」
レイの言葉に、セトは鳴き声を上げながら翼を羽ばたかせて海面に浮かんできたその巨体を前足で掴む。
体長五mを超えるだろう、かなりの大きさを持つ魚だ。
魚ではなく、寧ろ肉食獣と呼ぶに相応しい牙を持っている辺り、レイが知っている魚とはとても言えない。
(鮫とかそいういう感じか? けど、こうして見る限りは鮫には見えないし。もっとも、俺の知ってる鮫はそんなに多くないけど)
レイが知っている鮫といえば、それこそ映画にも出てくることが多いホオジロザメや、ハンマーヘッドシャーク、そしてレイの地元のスーパーでは普通に売られている鮫の刺身くらいだ。
レイが知らないだけで、実はこのような鮫もいると言われれば、納得してもおかしくはない。
(寧ろ、本当に鮫なのか、これ?)
レイがそんな疑問を抱いている間にもセトは翼を羽ばたかせ、拠点となっている場所に向かう。
もっとも、拠点は拠点でも、それは温泉の近くに用意した、ここで活動している間の拠点ではなく、海の側で皆が休憩したりする場所として用意された拠点だ。
布や棒を使って、簡易的な天幕のようになっている。
砂浜ではなく岩の海岸なので、寝っ転がって寛ぐ……といった真似は出来ないが、それでも晩夏ではあってもまだ十分に暑い夏の日差しを直接浴びなくなくても済むというのは、レイ達にとって非常に助かったと言えるだろう。
現在、その拠点の近くでは、ビューネがイエロと共にレイから聞いたカニ釣りを楽しんでおり、それ以外の面々はカニではなく普通に釣りを楽しんでいた。
特に魚を獲る為にレイ達と一緒にここまで来たビストルは、かなり真剣に釣りをやっており、近くの海の岩で確保して生け簀状にしているその中には、既に十匹近い魚が泳いでいる。
そんな場所に、体長五mを超える巨大な魚を持ってレイとセトが戻ってきたのだから、驚かれるのは当然だった。
レイは既に何度か魚を捕らえてここまで戻ってきてはいるが、今獲ってきた魚は、これまでレイが獲ってきた魚とは比べものにならない程の大きさなのは間違いない。
「うわ、凄いわね。……よくこんな大きな魚を……」
マリーナにとっても、セトが持っていた魚の大きさはかなり予想外だったのか、珍しく驚きの表情を上げる。
マリーナは元々ダークエルフの生まれということもあり、森の中で暮らしている。
冒険者をしている時は様々な場所に……それこそ海に行ったこともあり、これよりも巨大な魚を見たこともあるのだが、それでもやはりこのサイズの魚を見れば驚くのは当然だろう。
ましてや、冒険者を止めた後はギルムでギルドマスターをしていたこともあり、海に来るということ事態が殆どなかった。
そういう意味では、直接エモシオンに行ったレイの方が、海については詳しくてもおかしくはない。
……もっとも、エモシオンにしか行っていないレイとは違い、マリーナは冒険者時代に幾つもの港街や漁村といった場所に行ったのだが。
「随分と鋭い牙だけど……魚、よね?」
魚釣りをしていたヴィヘラが、不思議そうに魚に触れながらレイに尋ねる。
その言葉には、自分の触っているものが本当に魚なのかどうかと疑問に思っているかのようだった。
実際、五mもの体長を持つ魚というのは、非常に珍しいだろう。
これがモンスターであれば、五mどころか十m近い体長のものもそこまで珍しくはないのだが。
「一撃で仕留めたから、暴れられることがないのはいいけど……まぁ、これを見て魚かモンスターかを見分けるのはちょっと難しいか。となると、やっぱり魔石があるかどうかを確認するしかないか」
そう言いつつも、レイは目の前の魚をモンスターだとは認識していない。
それは、セトがそう判断したというのを知っているからだ。
相棒のセトが、どれだけ鋭い感覚を持っているのかというのは、それこそレイだからこそしっかりと知っていた。
セトが魚だと判断するのであれば、間違いなくこれは魚のだろうと。
「あらん。この大きな魚の解体をするのん? もしよかったら、アタシにも手伝わせてくれないかしら」
「いや、解体まではしないな。取りあえず魔石があるのかどうかを調べるだけだ。解体は、それこそ後で纏めてやった方が得だろ。今は、とにかくより多くの魚を獲る必要があるし」
「残念。ちょっと味見したかったのに」
そう言うビストルの視線は、天幕の側にある焚き火に向けられていた。
それを見れば、どのような味見を期待したのかは考えるまでもなく明らかだった。
「新鮮な魚なら、刺身で食べても十枚だろうけどな。……ただ、問題は俺が魚を捌けないことか」
日本にいた時、学校の調理実習で魚料理を作ったことはある。
だが、その時に用意されたのは既に切り身になっている魚で、一匹丸々を捌いた経験は、レイにはない。
川で鮎を始めとした川魚を獲ることは何度もあったが、それも基本的にはそのまま焼いて食べるので、捌く必要はない。
敢えて上げるとすれば、内臓を取ることがあったくらいか。
それだって綺麗に腹を切って内臓と取るといった真似は出来ない以上、レイにとってはこれだけの魚を捌くのはまず不可能だった。
それでも無理に捌こうとすれば、食べる部位が大幅に減る……などということにもなるだろう。
「刺身? 何それ、どんな料理?」
レイが口にした刺身という名前が気になったのか、ビストルは興味深そうな視線をレイに向けてくる。
いや、それはビストルだけではない。食べるという行為に関しては、レイと同じか……場合によってはレイ以上に貪欲なビューネも、レイに視線を向けていた。
いつものように無表情ではあるのだが、その小さな身体からはその辺の低ランク冒険者であれば思わず後退ってしまうかのような……そんな気迫が放たれている。
ビューネにとって、レイというのは自分が見たことも聞いたこともない料理を生み出す、信じられない仲間だ。
そしてレイが考えた料理は、うどんしかり、中華まんしかり、ピザしかり……そのどれもが、非常に美味かった。
何かの拍子に聞いた、海鮮お好み焼きというのも、いつかは絶対に食べてやろうと考えている。
それだけに、レイの口から新しい料理の名前が出たとなればそれを見逃すという選択肢はない。
「ん!」
珍しく気合いを込めて告げられるビューネの言葉に、レイは困ったといったように頬を掻く。
「教えてもいいけど、お前達には受け入れられるかどうか、分からないぞ?」
その地方では普通に食べられている料理でも、他の地域、他の国であればそれを受け入れられないというのは、レイも知っていた。
例えば、レイも好きなタコ。
これは近年では西洋でも食べられるようになっている食材だが、以前はデビルフィッシュと呼ばれて、とてもではないが食べるべき存在ではなかった。
それに鯨も日本では普通に食べられているし、イルカも地域が限定されているとはいえ、普通に食べられているが、海外では受け入れられない。
また、日本だけでも蜂の子やイナゴといった虫を食べる地域もあれば、とてもではないが食べられないという者もいる。
そういう意味で、魚を生で食べる刺身というのも受け入れられないのではないか……そうレイは考えたのだが……
「受け入れられるかどうかは、実際に聞いてみて、食べてみないと分からないわよん? 少なくても、アタシはは実際に食べてみるまではどうこう言うつもりはないもの」
嬉しそうな笑みを浮かべてそう告げてくるビストルの横では、ビューネもまた無言で頷いている。
エレーナ、マリーナ、ヴィヘラといった面々も、その二人程ではないにしろ、レイに期待の視線を向けていた。
レイが持つ料理の知識というのは、それ程までに大きく、今までレイの考案した料理を不味いと思ったことはないから、それも当然なのだろうが。
そんなエレーナ達の様子に、レイは仕方がないかと観念して口を開く。
「刺身。それは、細かい技法とかそういうのを無視して言えば、魚の切り身を一口くらいの大きさに切った料理だ」
「……え? それだけ? それだけで料理として成立するの?」
レイの言葉に、ビストルは信じられないといった様子で視線を向けてくる。
「ああ。ただ、今も言ったように、色々と細かい技術が必要となる。切れ味鋭い包丁でなければ、魚の身もぐちゃぐちゃになるし、刺身を切る時の技量にもかなりのものが必要とされる。そういう意味では、料理人の技量がこれ以上ない程に出る料理だな」
「それを料理と言ってもいいのか、ちょっと疑問なんだけど」
「だから言っただろ? 受け入れられるかどうか分からないって。ともあれ、新鮮な魚でなければ出来ない料理なのも間違いない」
他にもカルパッチョという、生で魚を食べる料理を思い出したレイだったが、具体的にどうやって作ればいいのかは分からないので、それは口にしない。
(酢で締める? いや、それだと寿司ネタになるような気がするし。タマネギとかを使ってたような……いや、まぁ、今はいいか)
スーパーで売っていたカルパッチョを思い出しながらそう考えるも、結局レシピの類は出てこない。
料理漫画の知識を思い出そうとしても、カルパッチョはなかったような気がし、結局それで終わってしまう。
「刺身……生魚の切り身をそのまま食べるだけなのかしらん?」
「いや、醤油って調味料にワサビって辛い薬味を使って食べる……らしい」
自分が食べたことのあるような感じで言おうとしたのを、慌ててそう誤魔化す。
「醤油? ワサビ? どっちも知らないわね」
「醤油の方は豆を使った調味料らしい。ワサビは、綺麗な水の流れている川に生えている。ああ、いや。水がなくてもその辺の土でも普通に生えたりもしてるらしいけど」
ワサビといえば、綺麗な水……清流の流れている場所に生えているというのが、一般的な印象だろう。
だが、レイの住んでいた家の近くにある山では、特に近くに川の類がないにも関わらず、普通に野生のワサビが自生している場所があった。
川で育つのではなく、土に埋まって育っているワサビ。
当然そのワサビは普通に食べることが出来る天然物のワサビで、山菜として採ってくることも多かった。
ただ、レイの家ではそのワサビを擦って食べるのではなく、そのワサビの根も茎もみじん切りにして、そこに熱湯を掛け、その熱湯とワサビの入った器を冷水で急速に冷やす……といった調理の仕方をしていた。
そうして出来たワサビのスープ……と呼ぶのは多少違うのかもしれないが、それは辛みと同時にワサビの味も楽しめるものになっている。
それを薬味として、おひたしに掛けたりといった使い方が、レイにとって馴染み深いワサビの使い方だった。
「ともあれ、醤油やワサビがないのは残念だが……ああ、でもこの辺りの村や街に行けば、魚醤とかはあるか」
塩と魚さえあれば出来る魚醤は、慣れない者には合わない味だったが、小さい頃からしょっつる鍋……ハタハタから作った魚醤とハタハタ、豆腐、長ネギを使って作った鍋を食べてきたレイにとっては、非常に馴染み深い味なのは間違いない。
ハタハタで作ったしょっつるはなくても、他の魚から作った魚醤ならあるのではないか。
そんなことを考え、嬉しそうにしているレイを見て、ビストル達は不思議そうな表情を浮かべる。
生で食べる魚が、そんなに美味しいとは到底思えなかった為だ。
「そう言えば、東の方にある地域で、生魚を食べる風習があるって以前聞いたことがあるわね」
「本当に?」
マリーナの言葉にヴィヘラが尋ねると、それに対して間違いないとマリーナは頷くのだった。
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