あなたは自分のブログの中でどの記事が多くの収益を生み出しているかご存知ですか?
どの記事のアクセス数が多いのかは分かっていても「どの記事がどれくらいの収益を上げているのか」については、ご存知ではない方も多いのではないでしょうか。
今回は、Google AnalyticsでAdSense収益の高い記事を確認する方法をご紹介します。
- [前提条件]Google AnalyticsとGoogle AdSenseを連携
- Google AnalyticsでAdSense収益の高い記事を確認する方法
- 「サイト運営者のページ」の指標の意味
- 記事ごとの収益を確認してみよう
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[前提条件]Google AnalyticsとGoogle AdSenseを連携
Google AnalyticsでAdSenseの収益を確認するには、Google AnalyticsとGoogle AdSenseのアカウントを連携(リンク)する必要があります。
Google AnalyticsとGoogle AdSenseを連携する方法は次のとおりです。
1.Google Analytics アカウントにログインします。
2.ページ左下の [管理](歯車マークアイコン)をクリックし「管理画面」を開きます。
3.[アカウント] 列でAdSenseと連携するプロパティを含むAnalyticsアカウントを選択します。(Google Analyticsアカウントが複数ある場合)
4.[プロパティ] 列でAdSenseと連携するAnalyticsプロパティを選択します。(Google Analyticsのプロパティが複数ある場合)
5.[プロパティ] 列の[AdSenseのリンク設定] をクリックします。
6.[AdSense のリンク設定] ページで [+ 新しい AdSense リンク] をクリックします。
7.Analyticsプロパティとリンクする AdSense プロパティを選択し、[続行] をクリックします。
8.AdSenseのデータを表示するAnalyticsのビューを選択します。(ビューを複数作成している場合。無い場合は[すべてのウェブサイトのデータ]を選択)
9.[リンクを有効にする] をクリックします。
10.[完了] をクリックします。
これでGoogle AnalyticsとGoogle AdSenseが連携されるようになります。
[参考] AdSense とアナリティクスをリンクする - AdSense ヘルプ
Google AnalyticsでAdSense収益の高い記事を確認する方法
記事ごとの収益の確認は、Google Analyticsの「サイト運営者のページ」で確認できます。
「サイト運営者のページ」を開くには、Google Analyticsの画面を開いたら左側のサイドメニューから次のように選択します。
「行動」>「サイト運営者」>「サイト運営者のページ」を選択
「サイト運営者のページ」の上部には期間中の全体のインプレッション数(広告表示回数)のグラフが表示されます。
ページ右上の[日付]の所でデータを確認する期間を変更できます。 またグラフ右上の
[日][週][月]でグラフの集計単位を切り替えることができます。
「サイト運営者のページ」の下部には各ページの指標(項目についての定量的データ)が表示されます。
指標のタイトル部分をクリックすると、その指標の大小でデータを並べ替えることができます。
例えば「サイト運営者の収益」をクリックすれば、収益の多い(少ない)ページ順に並べ替えることができます。
また上部の検索窓にページのURLを入力することで、特定の記事ページだけのレポートを表示できます。
記事ページはURLで表示されます。URLでどの記事なのかわからない時は横のマークをクリックすると別窓で記事ページを確認することができます。
「サイト運営者のページ」の指標の意味
「サイト運営者のページ」で確認できる指標の意味は次のとおりです。
ページ
ユーザーが訪問したページの URI (ドメイン名の後の部分)が表示されます。
サイト運営者のインプレッション数
広告が表示された回数です。例えば3箇所の広告が掲載されている記事が1回表示された場合、インプレッション数は3回となります。
サイト運営者の一致率
広告リクエストに対しどれだけ広告が表示されたかの割合です。その計算方法は次のとおりです。
一致率 =(広告が表示された広告リクエスト数 / 広告リクエストの合計)×100
例えば3箇所の広告枠を掲載している記事がある場合、広告リクエストは3になります。このうち2つで広告が表示され、1つで表示されなかった場合、このページの一致率は 66.67% になります。
一致率が100% に近い高い場合は、ほとんどの広告リクエストに対して Google が広告を表示できたことを示します。一致率が低い場合は、Google がページに適した広告を配信できず、広告が表示されなかったか、指定した代替広告が表示されたことを意味します。
サイト運営者の収益化ページビュー数
広告が掲載された記事のページビュー数のことです。
サイト運営者のインプレッション数/セッション
訪問数1回当たりの広告表示回数の平均です。(セッション=訪問数)
サイト運営者の視認範囲のインプレッション率
画面に表示された(視認可能な)広告の表示回数の割合です。ユーザーのブラウザ内に表示されて見える機会があったときに視認可能な広告表示回数としてカウントされます。
サイト運営者のクリック数
広告がクリックされた回数です。
サイト運営者のクリック率
広告がクリックされた割合です。
サイト運営者の収益
広告からの推定収益です。
サイト運営者の収益/1000セッション
訪問数1,000回あたりの広告からの推定収益です。
サイト運営者のeCPM
広告表示回数1,000回あたりの見積収益です。eCPM とはeffective Cost Per Mille(エフェクティブ コスト パー ミル)の略で、有効インプレッション単価ともいいます。その計算方法は次のとおりです。
eCPM=広告収益 / インプレッション数×1,000
記事ごとの収益を確認してみよう
「サイト運営者のページ」では、記事ごとにAdSenseの収益やクリック数、クリック率や広告の配信状況などが確認できます。
データから「この記事は収益額が多い」「この記事は広告のクリック率が高い」「この記事は広告の表示率が低い」など個別の記事ページを検証していくうちに、収益額やクリック率の高いページの共通点や、広告表示率の低いページの課題などが見えてくるかもしれません。
もし、収益の多い記事の共通点と考えられるポイントが見つかったら、そのポイントを活かして新しい記事の作成や、記事をリライトをしてみましょう。
データの検証 → 確認 → 仮説 → 実行 → データの検証 →
というプロセスを繰り返していけば、記事の収益性をより高めることができると思います。
Google AnalyticsでAdSense収益の高い記事を確認する方法の紹介は以上です。