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JRAがギャンブル依存症対策…家族が顔写真提供→競馬場入場禁止
日本中央競馬会(JRA)はギャンブル依存症対策として、家族がJRAに申請すれば患者本人の意思に関係なく、競馬場や場外馬券場への入場を禁止できる措置を取ることを決めた。今秋からの実施を目指しているとJRA幹部が5日、明かした。
政府のギャンブル依存症対策関係閣僚会議が昨年8月にまとめた提言を受けたもの。JRAは家族から提供された患者の顔写真情報を競馬場や場外馬券場に配り、職員が見つけた場合は声をかけて入場させない。
入場門が複数ある競馬場もあり、どこまで徹底できるかは不透明だが、JRA幹部は「対策をアピールすることで、ギャンブル依存を抑制する効果にも期待したい」としている。
競輪やオートレースなどの主催者と連携し、統一の依存症相談窓口を今春に設置する準備も進めている。