教え子たちに性的暴行を繰り返し加えていたとされるパク・ジュンヒョン明知専門大学演劇映像学科前学科長に対し、警察が内偵捜査に着手したことが4日、確認された。警察関係者は「事案の深刻さは認知している。演劇映像学科の在学生37人が明知専門学校側に提出した陳情書に書かれている(パク・ジュンヒョン前学科長の)犯行内容は具体的なだけに、強制捜査は避けられない」と述べた。
ソウル・西大門警察署は現在、陳情書に書かれているパク・ジュンヒョン前学科長の行動を具体的に確認しているという。在学生37人が学校側に提出した陳情書には、前学科長の▲「マッサージ」を口実にした密室での性的暴力 ▲BB弾用銃で行った「人間狩り」 ▲継続的な暴行などが含まれている。陳情書で明らかになったパク・ジュンヒョン前学科長の性的暴力行為は2016年から17年に集中している。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は先月26日、大統領府首席補佐官会議で「(セクハラ〈性的嫌がらせ〉を告発するMe too運動と関連して、)親告罪条項が削除された2013年6月以降の事件は、被害者の告訴がなくても積極的な捜査を要請する」と述べた。イ・チョルソン警察庁長官も先日、「すぐには処罰が難しい場合でも、被害者の意思に基づいて陳述を聞き、(加害を)司法処理できる方向で模索している」と述べた。
パク・ジュンヒョン前学科長は、性的暴行疑惑が取りざたされた後の先月26日に学科長の職を退いたが、今も「会って謝罪したい」という意思を被害者たちに伝えてきており、被害者は不安が広まっているという。在校生Aさんは「謝罪をするのではなく、本人の目で直接、告白した人々を確認したいと言っているのと同じ。前学科長が学校に戻って来るのではないかとみんな怖がっている」と言った。