少し先の未来を語ります。
広告から報酬へ。
すでにシフトは始まっているのですが、今後はアフィリエイトのようなかたちでの「成果報酬」が世界を覆い尽くすことになります。
それと同時に「広告」は、今よりも鳴りを潜めることになります。
ゼロになることはありませんが、市場としては縮小していく傾向となるでしょう。
なぜなら、シンプルにいって、広告は邪魔者だからです。
このブログ(スマホ版)にもlivedoorのバナー広告が出てますが、読者のみなさんに直接的なメリットは与えていませんよね。
アクションに報酬を支払う。
具体的にイメージすると、今後はこんなシーンで「報酬」が用意されることになります。
- 新規ユーザーを送客する
- 送客したユーザーが商品を購入する
- 送客したユーザーが、サービス上にコンテンツを投稿する
- 送客したユーザーが、新たなユーザーを送客する
今のアフィリエイト広告が、さらに「深く」「リアルタイムに」なっていくイメージです。
すでにBinanceは「送客したユーザーが取引した手数料がリアルタイムに支払われる」仕組みになっていますね。
Binanceは好例で、ぼくが知るかぎり、彼らはマスメディアで広告を打っていません。広告としては、基本的にReferral Program(アフィリエイト)のみだと思われます。
にもかかわらず、彼らは超スピードで世界一の取引所となりました。
結局のところ、いいプロダクトを作り、成果報酬の仕組みを用意すれば、世界中のユーザーが勝手に広めてくれるんですよね。
このSNS時代にあって、「認知が必要だからマス広告を打つ」というのは、もはや何か間違っているんですよ。
プロダクトがよければ、ユーザーが勝手に広げてくれますから。
マスメディアなんて、そもそも触れる機会がないですからねぇ……。
マス広告はもう終わり。
マス広告が必要とされるロジックとして「認知の獲得に効く」という話が、よく挙げられます。
……が、これって本当なんでしょうかね?
みなさん、マスメディアの広告で、最近何か知りましたか?んで、何か買いましたか?使いましたか?
前々からわかっていたことですが、もうマス広告なんて終わってるんですよね。
今どきテレビとか新聞見てる層なんて、情報弱者くらいじゃないですか?
うちはそもそもテレビないですし、そういう家庭は珍しくないはずです。
となると、「情弱向け商品の認知獲得」程度の意味しかなくなってきていることになります。
口汚く聞こえますが、新聞広告なんかはすでに「情弱ターゲット」ですよね。
今までなかった仕事が生まれる。
ブロックチェーンやトークンといった仕組みが普及すると、今まで取ることができなかったアクションについても、計測し、報酬を与えることが可能になります。
たとえば今って「ブログでラーメン屋を紹介し、お客さんを送り込んだ」としても、その報酬を得ることができないんです。
これって変な話ですよね。
ラーメン屋がアフィリエイトプログラムを提供し、1人来店あたり100円くらい報酬を与えても不思議ではないはずです。
なぜそうなっていないかといえば、これは単に技術が追いついていないだけです。
来店をトラッキングする仕組みとインセンティブがあれば、「ラーメン屋にお客さんを送り込むこと」が仕事になるわけですね。ラーメンブロガー歓喜です。
ラーメン屋は一例ですが、こうした成果のトラッキングにおいて、ブロックチェーンやトークンを有効に使うことができるでしょう。
中抜きが存在せず、不正を働くことも困難。支払いはリアルタイム。
そういう報酬システムは、新しい技術を使えば実現可能なんです。
今の時代に、成果を測定できないマス広告なんて、オワコンだと思いませんか?ね、広告「代理」店の電通さん。
動員力がある主体が稼げるようになる。
こういう未来を考えると、人を動かす力、すなわち「動員力」がある主体に、お金が集まるようになることがわかります。
今はまだ市場が未熟なので、動員力よりも「視聴者数」や「拡散力」が注目されがちです。
けれど、本来的には、視聴者数や拡散力よりも「ほんとうに望ましいアクションが生まれたのか」が問われるべきです。
いくらテレビ広告を打って、インフルエンサーに拡散させても、商品が売れなければ意味はないのです。
感覚的にいって、「視聴者数は少ないけれど、圧倒的に人を動かせる主体」は爆発的に増えています。
あらゆる領域でマイクロインフルエンサーが登場し、彼らが人々のアクションを作り出しています。
今後数年をかけて、こうした主体に報酬が与えられるようになっていくのでしょう。
というわけで、イケハヤは「動員力」を意識して、日々コンテンツを作り出しています。
これは簡単な話ではないので、淡々と、長期的にやるべきことをやっていくしかありません。
だからこそ、差別化しやすいので、早く気づいているイケハヤは強いわけですね。
まとめ。
簡単にまとめると……
- マス広告はもうオワコン。情弱向け。
- Binanceのように、アフィリエイトのみで成長を遂げる例が登場。
- 技術進歩によって、アフィリエイトはさらに「深く」なっていく。
- 動員力のある主体に報酬が集まる。
なんて感じですね。
みなさんはどの程度の「動員力」を有していますか?
まだまだ間に合うので、淡々とスコアを高めていきましょう。
高い動員力を持っていれば、お金に困ることはなくなりますよ。人生のやりがいも尽きることがないでしょう。
同時に考えたいのは、ペナルティの設計。分散型のシステムを持続可能に回すためには、罰則も必要なんですよね。こちらの記事も合わせてどうぞ。
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