2月13日に発売された、開発コード名「Raven Ridge」ことGPU搭載Ryzenは、3月に入っても売れ行き好調だ。
「供給はまだ追いついていません。特に上位のRyzen 5 2400Gは品薄ですね」(TSUKUMO eX.)といった声が複数のショップから聞こえてくるが、それでも入手性は着実に良くなっている。アキバ全体を通して、価格表に「入荷待ち」の札があまり見られなくなったのは確かだ。
それよりも品薄ぶりが深刻化しているのはRyzen対応mini-ITXマザーだ。映像出力端子を備えるモデルが複数社から登場しているが、軒並み供給が追いついていない状況だという。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「Raven RidgeはCPU全体で見てもかなり好調に売れています。そして、mini-ITXマザーとセットで買われていく方が圧倒的に多いです。ですからマザーボードでもココだけがピンポイントで品薄になっているんですよね。ウチの場合、ASRockのB350モデルはどうにか在庫が確保できていますが、再入荷はスムーズにはいかないでしょう」と語る。
他店でも「代理店に『発注しても少なくても半月は見てくれ』と言われました」といったコメントを聞いた。
先週末はASRockから、映像出力端子つきのATXモデル「X370 Pro4」が税込み1万5000円前後で登場しているが、Raven Ridge用の本命はやはりmini-ITXマザーのようだ。某ショップは「X370モデルのなかでもコスパがいいですし、一般的なRyzen用としては人気が出そう。映像出力は使われないんじゃないですかね」と話していた。
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